西和彦のエッセイ
#771 日本はどう国を守るのか
2022-11-3021世紀は経済、軍事、文化、教育などあらゆる分野で戦争が起こる時代になった。インターネットも静かな戦争が起こっている。デジタル庁が何をやっているか心配である。担当者が自己満足ではなく、国際的な感覚を持ってこの21世紀の国難に対応してくれることを願いたい。国の調達の談合防止なんて適当にやればいいのではないか。しかし、オリンピックのために電通がやったことは許せない。政治家だけが逃げ切るのであろうか。死んだら闇の中。
私は右翼でも国粋主義者でもないが、日本の安全保障をどう確実なものにするか、ということに不安を感じる。筋肉よりも知恵の軍隊を作って欲しい。
#770 中国対アメリカ
2022-11-30ロシアが落ち着いたら次は中国とアメリカの対立が顕在化するだろう。そのときに巻き込まれるのが台湾、日本、アジアの各国ではないか。日本はミサイルをたくさん買わされて、増税をしたら政権が吹っ飛ぶので落ちつきどころは国債の増発か。
#769 ロシア対アメリカの枠組み
2022-11-30トランプが大統領であったなら戦争は起こらなかったといわれているが、このロシア対アメリカの対立は次のアメリカ大統領が決まるまで解決しないだろう。アメリカが対ロシアでどう考えるのかが一番カギの要素ではないだろうか。
#768 このままではウクライナは全滅か
2022-11-30アメリカが停戦交渉に応じないので、ロシアはウクライナ皆殺しをするそうだ。これによってウクライナとアメリカを分断し、さっさと停戦をすることにしたいのだろう。ロシアとウクライナの停戦の交渉こそ、国際関係の注目の的であろう。当事者以外がそんなことはわかるはずがない。
#767 やっぱりミサイルを買う日本
2022-11-30日本がアメリカからミサイルをたくさん買う日がやってくると書いたが、やっぱりそうだった。500発を1800億で買うみたいだ。そんなの1日で使ってしまう量なので、おそらく最後は5万発を20兆円ぐらいかけて買うのかと思われる。すでに何発か買ってターゲットの設定や船や航空機やランチャーに上手に装備する慣熟訓練のための最初の500発なのであろう。今回のミサイルはGPSでターゲットを設定する仕様であるが、地対空、地対地、船対空、空対空などのバリエーションの慣熟訓練も必要となろう。日本は一躍ミサイル国家になるのか。
#766 CO2は悪者なのか
2022-11-25COPが行われている。CO2が悪者である。本当にそうか。植物はCO2を吸収してO2を出す。また、炭素を植物の実として固定する。そしてその固定された炭素を動物が食べて、CO2を出す。植物と動物のCO2循環は自然現象の中で非常に大きな意味を持つのではないか。CO2が悪であるという言いがかりは誰が言い始めたのか。しっかり検証する必要がある。ガソリン車が悪くて電気自動車が良いというのも納得できない。ガソリン自動車で大成功を収めている日本と中国を叩くためのアメリカとヨーロッパの戦略なのかと思いたくなる。普段コンピューターで忙しいがこういった政治と科学技術という分野もこれから真剣に取り組んでいきたい。
#765 次のエネルギーは水素だと思う理由
2022-11-25石油の次のエネルギーは太陽発電といわれてきたが、私はそれだけではなく水素が大切だと思う。では水素をどういうふうに作るのか。それは水を還元することだ。還元材として使うことができる物質と反応を加速する触媒を地球の中から発見することが肝要である。このシステムを開発し、超分散システムとして設置できれば今のエネルギーエコノミーは大きく変わるのではないか。
#764 為替が大きく動いて何人がお亡くなりに
2022-11-25大きく報道されないが、為替が大きく動いたことの背後に個人がお金を使って、レバレッジをかけて通貨投資していた人のほぼ全部が死んだようだ。自己責任だからどうこういうことではないが、マスコミはちゃんとそういうことを報道してほしい。
#763 暗号通貨取引所の破綻
2022-11-25やっと化けの皮が剥がれたというべきか、暗号資産の交換所が破綻した。日本の法人は財務省が厳しく管理をしていたので、被害は少なさそうだ。
民間による電子通貨の発行は国家主権に対する挑戦であって、そのうち破綻すると思っていたが、やはり破綻した。次は米国政府による電子ドルと中国政府による電子元の覇権争いがやってくると思う。日本はどうするのであろうか。間違っても米中ヨーロッパの競争に巻き込まれてはならない。気を付けることだ。
#762 戦争という武器ビジネス
2022-11-25戦争の主力はもはや戦車ではなく、ミサイルのようだ。ウクライナで活躍しているのはアメリカのミサイルであって、ロシアの戦車ではない。私は今ウクライナで使われている武器は古くなったアメリカのミサイルであるとみている。これが在庫一掃されれば次は新世代ミサイルになるのかもしれないが、これはウクライナではなく日本が買うようになると思っている。北朝鮮のミサイルが怖い。中国が台湾を最新のミサイルで攻撃する。このことによって日本やアジアの各国はアメリカから最新鋭のミサイルを買わせていただくようになるだろう。安物のロケットではなく本物のミサイルである。一本数億円、数万発で数兆円。岸田総理は増税といっているが、そんなことしたら自民党政権は一発で爆発。国債を増発して買うことになるだろう。このミサイルを作って日本やアジアに納品するまで大きな戦争は米中間でないだろう。
#761 MSX turboの目指すもの
2022-11-25MSXでスーパーコンピューターにも取り組みたいという希望を持って、この分野の商品を表すことばをMSX turboということにした。昔スピードが10倍くらい速いCPUにしたものをMSX turbo Rという名前で売っていたが、今回はMSX turboの次にCPUの名前をアルファベット一文字で、次にCPUのコアの数を数字でつけることにした。
MSX turbo A 128
とは、ARM CPUが128コア実装されたもののことを表す。
高嶺の花のスーパーコンピュータの学習用に1000コア以上のMSX turboを提供したいと考えている。
#760 MSX 0が目指すもの
2022-11-25MSX 0が目指すものはIoTの環境構築である。小さな制御用マイコンにIoT用のベーシックインタープリターとコンパイラを内蔵して、簡単にセンサーやリレーを繋いで計測や制御が出来るように設計した。また、無線のインターネットや有線のイーサネットでクラウドと繋がるようにした。OSと言語を最小で搭載しすぐにプログラミングをはじめることができるようなセットアップである。
#759 MSX3の目指すもの
2022-11-25ずっと話をしてきたMSX3の基本モジュールがだいぶはっきりしてきた。名前をMSXMといい、MSXモジュールのことである。5種類あって、
1. MSX ENGINE 3
2. MSX ENGINE 4
3. MSX ENGINE 6
4. MSX VIDEO ENGINE
5. MSX AUDIO ENGINE
である。1、2、3はそれぞれCPUモジュールで、4、5はVideoとAudioの出力モジュールである。これらを組み合わせてどのようなコンピュータを作るのかはユーザー次第である。いろいろな用途に使えるように設計したが、器用貧乏ということばもあるので注意したい。詳しいことは私のTwitterでお知らせしている。
#758 ドローンの国家資格
2022-11-25来月には日本で初めてのドローンの操縦資格の試験がはじまる。船舶操縦試験と同じような立て付けでやるみたいだ。何のためにやるのかわからない。ドローンを使った宅配のためなのか、中国製のドローンを排除するためなのか。急いで用意してずさんな感じがする。航空機では当たり前の機種別の型式認定も、ノウハウが漏れることを嫌がって誰も立候補はない。新しい利権を作るために誰が動いて誰が仕切っているのか早く文春や新潮が報道してくれればいいのに。
#757 ゲーム機の世界の変化
2022-11-25ゲーム機はPS5とX-BOXとSWITCHと思っている人が多いが、変化が表れている。まずパソコンの中身がPS5やX-BOXに追いついてきていて、パソコンは売れているがPS5やX-BOXは売れ行きが鈍っているみたいだ。そのうちパソコンがゲーム機の主流になるだろう。
NINTENDOのSWITCHはNVIDIAのチップを使ってモンスター級の売れ行きであるが、ここに新しいゲーム機が出てきた。長い間ゲームビジネスに関係してきたSTEAMというゲーム機がこれから爆発的にヒットしそうな感じだ。中身はAMDのチップでいわゆるパソコン系のゲーム機である。
#756 ロシアに対するアメリカの報復のオプションを考えてみた
2022-11-02ロシアが戦術核を使ったりしたらどうなるか。アメリカがそれにどう反応するのかを考えてみた。
核爆弾の使用によってそれがエスカレートして、全面的核戦争になる可能性は少ないと思う。相互確証破壊(MAD)が正当な理屈だと我々は教えられてきた。ロシアが自国内で核爆弾を使う可能性はある。自国内なので人が何人死のうが核実験だと言えばそれでおしまい。ウクライナで使えばNATOやアメリカが核爆弾でなくて通常爆弾で報復する可能性があるだろう。私が考えるシナリオはアメリカの超高性能ステルス爆撃機でモスクワに侵入してクレムリンを通常のバンカーバスター爆弾でピンポイント爆撃をして、地下施設を破壊することが一番ありうるのではないかと思っている。ひょっとしたらそこに潜んでいるロシアの最高幹部を集団でやっつけることができるかもしれないからだ。クレムリンにミサイルを一発というのがいいところか。アメリカのワシントンDCにそんなことは不可能である。しかし、アメリカの爆撃機を使えばクレムリンを攻撃することは可能である。B61のような戦術核ミサイルを使えば、反撃は必ず核爆弾になるので、まず最初は正統派の地下破壊ミサイルだとみている。
#755 為替変動の本尊は誰か
2022-11-02円とドルが動いている。誰が仕掛け人か。それはアメリカの国家であろう。こんなに大きな幅で為替が動くということは何十兆円以上のお金がないとできない。日本政府が介入してちょっと動かしただけで6兆円かかったそうだ。だからアメリカ政府が為替を動かすためにどんなにお金を使っているかは想像もできない。他にそんなことをする人はいるはずがない。ではなぜこんなに円ドルを動かすのか。これは来るべき日本からアメリカへの大送金をさらに実りあるものにするためではないか。無駄な抵抗はやめて、手を上げて出てこいという状況かと思う。160円のころに戻るのであろう。輸出企業は大増益、輸入企業は値上げ。これによって今から日本はハイパーインフレに突入するのであろう。その時の為替がいくらになるのかは予想もできない。1ドル=360円の時代に戻るのだろうか。誰がこの悲壮な未来を予測し、防衛することができるのであろうか。アメリカのように政治家と高級官僚を手伝うまともなシンクタンクが日本にも必要なのではないか。
#754 中国は台湾に侵攻するのではないか
2022-11-02台湾=中国情勢は近く中国が台湾に攻撃を仕掛けるのではないかと思っている。主に台湾の生産設備に対するミサイル攻撃であろう。上陸とか戦闘はその次の段階であると予想する。そうなるとどうか。日本と東南アジアの各国が、特にフィリピン、カンボジア、ミャンマーなどがパニックになって、アメリカからミサイル防衛機器を大量に買うことになるだろう。私はアメリカが台湾を応援しているのは台湾だけでなく日本、アジアの各国からの武器の注文を期待して緊迫した情勢を作っているとしか考えられない。民主主義を守る人権を守るというのは表面上の綺麗事であって、アメリカの国益は究極の高利益率の武器を高い値段で売るということではないか。これが今年後半から来年の大きなテーマであると信じる。
#753 ロシア=ウクライナ戦争を予想する
2022-11-02ロシアは戦争をやめたがっていると思う。ロシア発のメッセージはそう読める。しかし、戦争をやめたくない人たちがいるようだ。それがアメリカではないかと思うのは私のうがった見方なのだろうか。アメリカはこの戦争で武器供与をしているがタダではないと思う。貸し与えているのだ。支払いは他の国がウクライナに資金援助を行い、それでアメリカに支払っているのではないか。そこら辺をしっかり調べる必要がある。アメリカの産軍複合体と共和党民主党の合意ではないだろうか。アメリカはこの10年間の武器在庫を処分し、次世代に備えるということなのだろう。アメリカの武器在庫がなくなるまでアメリカはこの戦争をやめないのではないか。