nishi.org 西和彦のコラム

デジタルグッズ

#140 次は8Kのドローンを作ってみる

2018-08-02

夏休みの工作に8Kのカメラを積んだドローンを作ることにした。ウェブサイトを探してもどこにも売っていないので。できたらこのコラムで報告する。完成したら8Kのコンテンツがなくて困っているという放送局に売り込みに行く。とりあえずカメラはREDの8Kで超広角を積むことにした。フィルターとってCMOSセンサーを裸にし、夜間撮影もできるようにする。墓地の上を飛んで人魂の映像をゲットしたい。

#121 ロボットの未来 - 人間の形をしたロボットの開発をやめるべき

2017-11-24

1975年から42年間ロボットの進化を見てきた。早稲田大学のロボットはWABOTといって、加藤一郎教授の研究室で開発されてきた。私はその研究室で加藤先生に「君はロボットを 制御するコンピューターをやりなさい」といわれ、ロボット研究室なのにコンピューターの世界にはいった。ハードディスクコントローラーをミニコンにつけたり、ロボットのコントローラーとしてのマイクロプロセッサーとかモーターにマイクロプロセッサーを埋め込んだインテリジェントモーターなどを作っていた。メカとしてのロボットと人間と日常の関係を持ったロボットの姿も考える対象であった。1997年にロボットの未来シンポジウムの実行委員として機械学会でロボットのあるべき姿について国際シンポジウムを企画した。

その時の結論として「人間の姿をしたロボットの開発はやめるべきだ」というのがあった。いわゆる「ターミネーター」である。ロボットが無限エネルギーを持ち、殺人をプログラムされたらどうなるだろうか。人間にはたとえ殺人鬼でも人の心はある。しかしロボットにはバランスのない殺人だけのプログラムが搭載されれば、そのロボットは永遠に殺人を続ける。人間からその一部を取り出したロボットは人間と同じ形にするべきではないのではないか。

ソフトバンクが「ペッパー」という対話型キオスクのロボットといって売っている。300億円の累積赤字を作ったそうだ。「あれはロボットではない」というひとも多い。そうしているうちにGoogle傘下のロボット開発会社も買ってしまった。金額が公表されていないところをみると、Googleはソフトバンクにただで譲ったのかもしれない。日本でデモの展示会が先日行われたという報道があった。ホンダのロボットを動作をよりリアルタイムにしたような感じの人間型ロボットが出ていた。犬のように四つ足で動くロボットもあった。この四つ足の上にペッパーの上半身を乗せれば「ペッパータウロス」という名前のロボットになるのであろうか。それはないだろう。

ファナックが作っているような人間の手を進化させたものや、医療手術ロボットのダヴィンチのような、単機能ロボットは確かに成功している。人の能力の外延を拡張する機械は電話であれテレビであれVRであれ成功してきた。人間の手を拡張する機械と、人工知能を積んだ自律型ヒューマノイドでは本質的にまったく異なる機械である。ソフトバンクが人工知能とロボットで未来を提案するというビジネススタンスに疑問を感じる。何百億も赤字が出てもビジョンファンドがあるから大丈夫なのだろうか。

#31 二子玉川の蔦屋家電に行ってきた

2015-06-26

二子玉川のバス停のとなりにある蔦屋家電にいってきた。インターネットでもたくさん報道されているので有名であるが、カルチュアコンビニエンスクラブが運営しているTSUTAYAの一番最高級の電子グッズ、生活グッズのセレクトショップである。台湾の台北にもそういう店があったが、蔦屋家電の場合はスケールが違う。チラッと見に行くつもりだったのに2時間半も店にいてしまった。アイデアと想像力に満ちたいろんなデジタルグッズや家電と書籍や音楽やビデオが陳列されて売られていた。展示品を買うことができるMoMA(ニューヨーク近代美術館)のようである。代官山の蔦屋書店ができたときにとても驚いたが増田宗昭社長のイマジネーションはここまで進化したというべきか。展示品を売っている美術館だ。東京で一番おしゃれな百貨店は日本橋の高島屋と三越、新宿の伊勢丹であるといわれている。そのそれぞれの百貨店に時々行くが私のような情報世代にとっての百貨店になるのだろうか。一部の人たちだけが支持するセレクトショップで終わってほしくない。丸善なども店内のレイアウトを再考されてはどうか。ITOYAが文房具や知的生産活動の書籍を文房具の横で売っているような感じであった。情報としての本とその本が指し示す実物が並んで売られているということに強烈なインパクトを受けた。

時を同じくしてヤマダ電機がリストラで11店舗閉鎖という報道がなされた。家電の安売りの世界は厳しいようだ。プレミアム家電を扱う蔦屋家電はビジネスとして大成功を収めるのであろうか。その鍵は店員にあると思う。山ほどの商品知識を持った博物館の学芸員のような店員が客の質問に丁寧にしっかり答えることができる売り場であれば、大成功するであろう。ヤマダ電機の店頭に行って何を聞いてもほとんど答えてくれない店員や違う会社のものを薦める店員をみたらその会社からの派遣社員だったりする。インターネット時代にアマゾンや楽天でクリックでモノを買うというサービスの対極にヒューマンサービスを売り物にした店員が対応する蔦屋家電はインターネット時代のクリックに対抗する究極のモルタルソリューションであるといえる。この業態はなくならないであろう。こういうトンがったプレミアムセレクトショップを発案することができる増田社長の生活スタイルに興味を持ってしまう。どんな生活をしているのか幻冬舎のGOETHEややんちゃジジイのMADUROが特集を組んでくれたらいいのに。

#25 ドローンその3 死刑になったのはドローンオペレーターではなくドローンそのもの

2015-05-15

首相官邸にドローンを打ち込んだ奴が死刑になる、と私は書いた。しかし公安警察は死刑にする値打ちのない奴だと判断したのである。威力業務妨害で一件落着にするつもりなのであろう。長野県善光寺で15歳の少年がインターネット中継をやって、やってくれた。警察に注意された帰りに東京でまた国会周辺であばれてくれた。これらの行動のおかげでドローンに対する規制が強化されることになった。皇居や国会、最高裁判所、首相官邸などの上を飛んではならない、ということになった。こんな制限で終わるはずがない。落ち着きどころは日本のあらゆる私有地の上空150メートル以下に侵入禁止になるであろう。つまり、ドローンがとぶなら150メートル以上。では150メートル以上になるまではどうすればよいのか。公有地の上で150メートルまで上昇するか、または、私有地の上なら上昇と下降なら良いとするか。世界的にドローンを規制しようとする動きがある。私はマンションに住んでいるが窓からいつもドローンが飛んでいないか気にするようになった。夜も朝も昼も。昔は偵察衛星かハップル望遠鏡が覗いているのではないか、心配していたが、もしかしてではなく、必ずドローンは盗撮にやってくると思う。こうゆう心もとないドローンオーナーの行動がドローンを禁止する法律を作らせたのだ。覗き見は即時逮捕される。不法侵入も即時逮捕される。ということは、住宅地でドローンを持って飛ばした瞬間に逮捕されるということである。

卒論のテーマを決める季節であるからドローンを撃ち落とす機械を開発させようと思う。10×10でスピーカーを並べてフェーズアレーを作りそこに大電力を流して、振動音を発生させ、ドローンを撃ち落とす迫撃砲にするやり方。

次に、炭酸ガスレーザーの大出力のものを買ってきて炭酸ガスレーザーを照射してドローンを焼き切る方法。しかしこの方法はドローンだけでなくいろんなものを潰すことに使えそうだから、作ること自体が犯罪に問われることになるだろう。

3つ目が大きめのドローンを3機ぐらい使って網を貼り、ドローンを生け捕りにする方法。3台のドローンが連動して動く、ドローン生け捕りシステムが一番良いと思う。空中で捕獲したドローンの所有権は一体誰のものなのだろうか。ドローンを捕獲して分解して再活用したら、犯罪になるのだろうか、などなど。ドローンで楽しませてもらっている。という話をしていたら、隣の席に座っていた人が、「屋上に猿を飼ったらいいのよ。」と言った。思わずどういう名前にしようか、と言ってしまった。中国製のドローン3台と鳥を生け捕りにする網のセットをインターネットで発売したら売れるのではないかと思った。高級ドローン生け捕りキット。 パトカーのカーロケセンサーみたいなもので、ラズベリーパイにカメラをつけてドローン発見ソフトを作ってみようと思う。窓に貼っているだけでドローンが来たら音が鳴る。9900円で1万台くらいは売れるだろうか。

#23 官邸ドローンその2

2015-04-28

ドローンの犯人が捕まった。放射能に対する怒りがその原点だという。威力業務妨害で捕まった。「大したことではないではないか」という論調である。私はそうは見ていない。というのは動いているのが公安警察だからだ。オウムの捜査を行った部門である。いきなり警察庁長官が記者会見をしていた。これは警察内部がテロも想定して動いていたことを示している。福島に反対するだけで誰があんなドローンを3台も買うだろうか。スポンサーは誰なのだろうか。疑問は尽きない。

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