nishi.org 西和彦のコラム

デジタルグッズ

#261 ヒトの乗るマルチコプターを考える

2019-06-11

ドローンを大きくしたような有人のマルチコプターを作りたいという人が来た。話を聞いていて文句をつけるのは失礼だと思ったので何も言わなかったが、私ならこうするという案を考えた。

まず、プロペラの数。2つだとオスプレイになる。イメージが悪い。4つだとドローンを大きくしただけになる。だからプロペラは3つにしよう。電池を積むと航続距離が短くなるので、機上で発電させようと思う。ジェット燃料ではなく、ガソリンエンジンで発電機を回してその電気を半導体回路で制御して飛ばすことにしよう。プロペラのモーターは上を向くか前を向くかを選択できるようにして、2発もしくは3発の固定翼プロペラ機として空中では巡航できるようにしたい。もちろん離着陸時には3発の垂直離着陸ができるようにしたい。ここまでは工学部の演習のレポートみたいなもので、比較的容易に最適な答えが出るが、一番重要な部分は機体の形がどうなればいいのか、ということではないか。既存の固定翼の形やドローンの形や飛行船の形などの中から一番適当な空力のデザインを考えなければならない。

これをテーマに3年ぐらいで飛ぶようなものを作ってみたい。

#259 IoTのインフラは4G5GとLPWAの二本立てになる

2019-06-11

IoTのインフラのことを考えている。現行の4GのLTE回線を使ったIoTの議論が盛んであるが、最近次世代の5GもIoTに使おうという機運があがってきた。本当にそうなのだろうか。むかしIoTはユビキタスコンピューティングといわれていた。30年前のことである。この30年間にどれだけ進んだのであろうか。大騒ぎしたけれどなにも大きな進歩はなかったというと怒られそうだが、実際にそうではなかったか。コスパの低いLTEを使ったIoTや5Gを使ったIoTが爆発的に伸びるとは思わない。もっと安くて簡単な通信インフラが必要とされているのではないか。それがLPWAと呼ばれる方式である。LORAやZETAやSIGFOXと呼ばれる通信方式が注目されていると思う。ではその中でどの方式が主流になるのか私は研究としては全部の方式に取り組む必要があると思っている。KDDIは早くからSIGFOXに取り組んでいるし、4Gと5GのIoTに取り組んでいるドコモやソフトバンクもLPWAに取り組まざるを得ないだろう。

#258 なんでもAIとつければ売れるとは

2019-06-04

現代美術の専門家の女史から、「最近のAIってすごいのね」と聞かれた。びっくりした。情報村やビジネスマスコミのトピックスと思っていたら、一般の文化系の人たちもAIに注目しはじめている。私はAIはあと5年くらいで廃れると思う。そこで必要なのはAIの定義になるだろう。AIをコンピューターが知識を理解するということであるならば大変であるが、AIをコンピューターがちょっと賢い計算をするということであれば、これからAIは流行るのではないか。しかしそれは知識の理解とは何の関係もないことではないか。AIに反対している私であるが、私なりにAIの研究開発は進めておこうと思う。

#249 次は中国製ドローンの締め出しか

2019-05-21

中国製スマホの締め出しは方針が決まった。次は中国製ドローンの締め出しになるだろう。飛んでいるデータや映像は全部中国に送られているそうだ。これがどうなるかはだいたい先が読める。

やはり「ポケモン」がサイバー情報収集の道具であったということは否定することはできない。アメリカも中国もやったりやられたりで、日本は高みの見物しかできない。情けない。

#242 東大のIoTメディアラボの次

2019-05-01

大学で進めている10以上のプロジェクトがだんだん形になってきた。次に必要なことはこの研究成果を商品に育てることである。我々の研究成果を商業化してくれる会社やベンチャーキャピタルとのコラボレーションをしなければならないということに気が付いて動き始めることになった。人様や社会の役に立つ、IoT製品ができればよいのにと願っている。

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