nishi.org 西和彦のコラム

通信・放送・インターネット

#195 情報セキュリティの戦い本番

2019-02-19

10年くらい前、シリコンバレーのカスタム半導体設計会社を訪問していたときすごいチップに出会った。中国の会社のカスタムチップで、秘密だといって見せてくれなかった。そのときに大変なものを作る会社があるのだなあと驚いたことを覚えている。予算は普通にかかる金額の10倍払ってくれたそうだ。それはみんな必死になるわね。その会社の名前がファーウェイだった。当時はあまり知られていなかったがファーウェイに注目したのは日本人としては早かったと思う。まわりの人は誰も知らなかった。

ファーウェイが今問題になっているのは、これまでの行儀の悪い情報収集である。報道されていることがもし本当ならばアメリカ的には死刑に値するということなのであろう。しかし過去のことは置いておいて、次世代(5G)の通信網や次次世代(6G)において考えられる懸念はファーウェイがインターネットの交換機とそこに無線で繋がるスマホを完成させてしまうと世界中のどんな会社も太刀打ちできなくなってしまうことではないか。そうして世界はファーウェイの交換機とファーウェイのスマホになったとき、アメリカの宝といわれるアメリカ企業であるアップルとクォリコムなどの情報通信会社は二流三流に落ちこぼれてしまう。現在でも無線やインターネットの交換機ビジネスはほとんどが非アメリカ系である。そうしてアメリカのインターネット情報基盤に穴が空きファーウェイの親である中国政府に世界中の情報が筒抜けになればそれはアメリカの最も心配することなのであろう。私はファーウェイの追求は日本アメリカヨーロッパから会社が退場するまで続くだろうと予想する。

#187 テレビを観ない生活

2019-01-22

新年になってからテレビをリアルタイムで観ないことにした。全録のハードディスクレコーダーで2Kは録画し、4Kと8Kはシャープのレコーダーを2台買って選択録画をして観ている。きちんとしっかりと作り込まれた番組は素晴らしいが下請けの下請けの下請けが作っているスタジオ番組はだめだ。視聴率の勝ち組と負け組は下請けプロダクションの勝ち組と負け組を作るのだろう。NHKと民放各局がインターネットのオンデマンドに完全に移行すればつまらない番組はスポンサーがつかなくなるのではないか。

2K4K8Kが全録できるハードディスクレコーダーが欲しい。

#181 ジェット機がハッキングされる時代が来るかも

2019-01-15

ボーイングのジェット機に搭載されたGEのエンジンはリアルタイムでモニタリングされているという。そうするとリモコンでジェット機を操縦することももうすでに可能になっているのではないか。空軍が飛ばしているドローンは遠くから遠隔操縦されている。そうすると今飛んでいる旅客機を遠隔操縦することも実はすでにできているのではないか。そうするとそれを使って誰かがハッキングをしてニューヨークのような大事故が起きる可能性もあるわけだ。どんなに気をつけてもこういう事故は起こりそうな気がする。

#175 4Kと8Kの中間報告

2018-12-27

4K8K放送がはじまって、もうすぐ1ヶ月になりそう。1日に1回は4K8Kをみている。感じたことを箇条書きに書いてみたい。

1. しっかり番組を作っているのはNHKだけ。
2. 民法各局は2Kをアップスケーリングして放送。
3. スタジオ放送は4K。カメラが4Kになっただけ。マテリアルはアップスケール。
4. ハードディスクレコーダーは22.2chをサポートせず。
5. BDXL-Rに4K8Kを書き出す必要が認められる。なし崩し的に標準になりそう。
6. これからアップスケーラーの議論が活発になりそう。DVDから2K、2Kから4K、4Kから8K。
7. 8Kにはテレビのスピーカーは不向き。 HiFiのスピーカーが少なくても左右ステレオに必要。
8. 4K8Kの全録ハードディスクレコーダーでBDXL-R付きがあればハイエンド商品として成立するのではないか。
9. 4Kは2Kの延長線上に。よってこれからの2Kテレビは4K8Kのチューナーも内蔵して2Kにダウンスケール。
10. 8K大画面はまったく新しい体験。映画館に近い。新しい市場が生まれるのではないか。

#168 8Kを観ている

2018-12-11

8Kチューナーと8TBのハードディスクを買って、8K放送を観ている。アマゾンはとうとう8Kテレビを届けてくれなかった。12月17日以降という。しょうがなく4Kテレビを4台買ってチューナーに繋いで観ている。8K放送は確かにすごい。同時に4K放送もすごい。4Kテレビは50インチで5万円になるだろうから、必ず普及するだろう。2Kもテレビに内蔵されたスキャンコンバーターで4Kになって観るのでかなりの画質になるだろう。テレビ局の次の設備更新はおそらく全部4Kベースになるだろう。そうすると2Kと4Kの違いはほとんどなくなり、ユーザーにとって小さなテレビは2Kで、4Kの受信チップで受信してダウンコンバートして表示するものとなるであろう。大きなテレビは4Kで、地デジやBS/CSの2Kの番組はアップコンバートして4Kで表示するようになるだろう。

8Kの番組を観ていて違和感は音である。22.2chの音とはどんなものなのであろうか。NHKの8KデモはHDMIを3本使って24chを作っていた。テレビに内蔵されているスピーカーはどこまでいっても2chで、8K画像と音の悪い2chはとても不自然な感じがした。8Kの22.2chオーディオを商品的にどう実現するのかが、これから問われるのであろう。なぜならそれほど8Kが魅力的だからである。

NHKの8Kのプログラムに感動している。4Kのプログラムは2Kと同じだ。8Kはなにか違うと、いろいろ考えてみると、8Kでは低俗なニュース番組がないということに気が付いた。

次の課題は4K、8Kを全部録画するレコーダーをどう手に入れるのかということである。年末までにこの問題を解決して今年の正月は8K/4K三昧でやってみよう。

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