nishi.org 西和彦のコラム

エンスー

#142 ひさしぶりに飛行機野郎

2018-08-07

マイクロソフトの時代の同僚だったバーン・レイバーンという男がいて、飛行機が大好きでマイクロソフトをやめて、エクリプスアヴィエーションという飛行機会社を作った。ビル・ゲイツに40億円を出してもらって、1機 2億円のエクリプス500という機体を作った。納期が遅れてキャンセルが相次ぎ、会社は潰れて人手に渡ってしまった。それだけでなく、仲のよかった奥さんとも別れてフェイスブックからも消えてしまった。飛行機仲間としてはとても寂しい。日本に電話がかかってきて、「俺の作った飛行機を日本で売ってくれ。とりあえず1機買ってくれ。」と言われたので手付金は払った。1割。しかし自分の機体は完成しないまま、会社は終わってしまった。そこで諦めたわけではない。

今アメリカでは軽量級のプライベートジェットブームでいくつかの会社がたいへん魅力的な機体を開発中である。やがてそういう機体が日本にも入ってくるのであろう。また、ドローンの技術を使ってどこからでも離陸できる特徴をもったVTOL(垂直離着陸機)が開発されている。2025年にデリバリーということで、生きていたら是非1機ほしい。今から貯金はじめようかと思う。1機数十億円するプライベートジェットを乗りこなす日本人が出てきた。羨ましくないといえば嘘になる。しかし私はもっと値段の安い誰にでも手の届く個人用飛行機の時代が必ずやってくると信じている。そしてそのビジネスに関わってみたい。

#141 ひさしぶりにエンスー

2018-08-07

ランチアテーマ832というクルマを持っている。フェラーリ308の3000cc 8気筒のエンジンを積んだ4ドアである。ボロい中古車で安く買って整備した。ラジエターを2倍の大きさにして、足回りをフェラーリの純正部品をつけた。この度こいつをもうワンレベルあげることにした。308の次のエンジンは328のエンジンで3200ccになっている。ヨーロッパの部品屋から328のエンジンを買うか、308のエンジンを削って200cc排気量アップするか、どちらかの可能性を検討してみた。328のエンジンを買うより、308のエンジンを削るほうが安くできるし、エンスー的にもマニアックでいいと思ったのでやってみようと思う。

その次のプロジェクトは007に出てくるDS420というダイムラーのリムジンである。こいつは8気筒であるが、1気筒死んで黒い煙が出ていたポンコツを安く分けてもらった。リムジンという名前はついているが、ボロエンジンでペコペコボコボコの車体は外の音とエンジン音がして、ミニトラックに乗っているようだった。4000cc 8気筒のエンジンをおろして6200cc 12気筒のエンジンに積み替えようと思う。これはとても大変なチャレンジで、完成したら論文として発表できるようなテーマではないだろうか。ぜひやってみたい。

ランチアテーマよりあとにフェラーリのエンジンを搭載したクルマにマセラッティクアトロポルテがある。中古車で100万以下で売られていたりして、改造するには格好のターゲットである。フェラーリF430と同じエンジンが乗っているが、チューンダウンされている。これを4500ccにアップグレードするのも面白いと考えているが、これから発売されるフェラーリのSUVのスペックを睨みながら考えていこうと思っている。スポーツカーしか作らなかったフェラーリもロールスロイスやランボルギーニがSUVを作ったので、やむなく作るみたいである。2ドアのSUVになるのであろうか。

おっきなガソリンエンジンを積んでクルマをチューンするなんて時代錯誤の馬鹿者といわれることは承知の上である。しかし、12気筒のエンジンの持っている完成された美しさをみると、すべてを忘れてうっとりとしてしまう。電気自動車を作るなら、オリジナルの電気モーターを作ってチャレンジしてみようと考えた。

#136 新しいクルマ

2018-07-11

最近人に貸していたお金を返してもらったので何に使おうかと散々迷ったあげくクルマを買うことにした。もちろん中古車である。フランスのシトロエンのC6というクルマである。現在はチューンアップしたベンツであるAMGに乗っている。もちろん中古で譲ってもらったクルマだ。コイツはよく故障してその度に万札が飛んでいく。自分はヤナセの上客である。イギリスのクルマもある。7年かけて分割を払い終わったダイムラーの12気筒である。最近は駐車場でとまったまま。修理にいくらかかるかと聞いてみたら、最低でも100万円といわれてからは乗っていない。これで英独仏のクルマが揃ったわけで、修理して乗り比べがいいかも。あとはどの日本車とアメ車にするかが問題。決めないで楽しみにとっておこう。新車を買った瞬間に売っても値打ちは半分以下だ。僕のクルマは買った値段ぐらいでは必ず売れるクルマばかりだ。でもその市場価格は新車の10分の1ぐらいでそれを考えると複雑な気持ちだ。新車を買って乗るということが現代の最高の贅沢なのであろう。

#99 ハイブリッド自動車の理由

2017-04-11

機械工学科なのでIoTとメカニクスのプロジェクトも考えている。直接的に言うとハイブリッド自動車である。ハイブリッドにする必然的な理由は、①燃費がいいということであるが、②ピーク性能があがるということもある。エンジンの排気でターボチャージャーではなく、ジェットタービンを回して発電し、その電力でモーターを回しエンジンの出力に加えるのである。これはトヨタのプリウスが売れた理由にガソリンエンジンと電気モーターを両方動かしたモードが高速道路における瞬発的な追い越し力になるというのが好評だったことにヒントを得た。エンジンの排気は現在のところ消音器を通って外に排出されるものだけであるから、これを使ってタービンを回しても、エンジンそのものに対する影響はほとんどない。これを電気エネルギーに変えて電動モーターを動かすというのはエネルギー資源の再利用として研究するに値すると思う。15%くらいの効率アップになればと思っている。

これに減速する時のエンジンブレーキを本体の電動モーターを逆に発電機として使いエネルギーを回収するということをすれば、効果的なハイブリッド車ができることになる。

次に取り組みたいのはエンジンの高速点火である。エンジンプラグの数を1から4に増やし、エンジンプラグの直前に強力なコンデンサーを備えたイグニッションシステムを装備することによって燃焼効率を何パーセント向上させることができるかについても取り組んでみたい。

ということで図らずも就任早々自動車の開発をはじめることにした。

#98 電気自動車を考える

2017-04-04

電気・電子系のエンジニアであるが、最初は機械のエンジニアであった。だから自動車は空気石油式のエンジンが大好きである。電気自動車の類は乗ったことはあるが、まだ買っていない。最近ではハイブリッド車以外にガソリンでエンジンを回して発電する電気自動車も売れている。バッテリーを内蔵し、電動モーターしか積まない完全電気自動車もある。どのタイプがいいのかを考えてみた。

完全電気自動車はプラグインにして石油コストではなく電気コストで安くなるかもしれないが、どこかで原子力発電されているものだ。その発電された電気を消費することによってクルマは走る。ガソリンエンジンは石油の燃焼でエンジンが回って走る。ハイブリッド車はこのガソリンエンジンとモーター/発電機が共存した乗り物である。私はこのハイブリッドが一番理にかなう次世代の乗り物だと考える。まず、エンジンで効率よく加速する。動き出す時は電気モーターである。減速するときに運動エネルギーをモーターを発電機としてバッテリーに蓄電する。このメカニズムが唯一エネルギーを無駄にしないためのメカニズムではないだろうか。ほとんどのガソリンエンジン車はブレーキの中で発熱して、運動エネルギーは消費されてしまう。なんとも勿体ないことだ。電気自動車においては、その発電したエネルギーをバッテリーに蓄電して2次使用することによって効率のよいエネルギーサイクルを確立することができる。

テスラ自動車の時価総額が世界2位になったそうだ。トヨタはテスラが始まったときに早々と投資している。トヨタの先見性に敬意を表したい。世界の大手自動車会社がどのような新時代の自動車を出してくるのかが楽しみである。それまでは当分エンジン車を修理チューンアップしながら乗るつもりだ。

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