nishi.org 西和彦の独り言

西和彦の独り言

#96 IoTとセキュリティ

2017-03-07

インターネットの次の焦点はIoTである。モノが繋がるインターネットのことである。私はIoTを最近の研究のテーマとして選んでいろいろな開発を展開しているが、その中で一番重要と考えることについて述べたいと思う。

インターネットを経由して機械や生産ラインやクルマや建築物に対してコントールすることができるようになっているのがIoTであるが、このインターネット同士の結合のセキュリティが今問われている。つまり、インターネット上の暗号化は、アメリカの政府が定めた暗号が使われている。アメリカの政府が定めた暗号というのは政府が持っているマスターキーを使えば一瞬にして解けるというものである。この暗号化スキームを使って例えば、原子炉の制御システムを構築すると、アメリカ政府に敵対する国や組織であれば政府が介入してそういうプロセスを止めることができる。日本の産業用システムの中にはすでにたくさんのアメリカが仕掛けたリモコン爆弾が組み込まれているとスノーデンは言っていた。飛行中の航空機は墜落するだろう。稼働中の発電所は暴走するだろう。だからインターネット経由で産業システム、軍事システムを構築するときには相当な対策が必要になる。日本国内のシステムであれば、それこそ絶対に解けないNTTの暗号を使った最強のシステムが必要となろう。それでも足りないかもしれない。また、中国やロシアとアメリカとの戦いは単にインターネットを使ったホームページのハッキングなどという代物ではなく、インターネットを使った社会システムの撹乱というのが、その主たる脅威となるのではないか。

インターネットと繋がるIoTデバイスのコントローラの9割以上はこのセキュリティに費やされなければならないのではないか。単なる8ビットのコンピュータでは足りないことは明白である。ARMの64ビットのCPUが内蔵されたコントローラが適当である。孫さんはこのことを考えてARMを買収したのかもしれない。

#95 4月からの新しい大学の仕事

2017-03-02

60歳になったので、去年の3月、17年勤めた尚美学園大学を退職した。退職したときにありがたいことに名誉教授の称号をいただいた。とりあえず、最年少の名誉教授なのだそうだ。称号のご通知のお知らせに大学の悪口をいったら称号を取り消す、犯罪を犯して刑事罰に処せられたときは取り消す、などなど。但し書きが書いてあった。いつ何時取り消されるわからない称号なので、名刺にはいれていない。

大学での仕事をもうやめるということではなく、次にどうゆう仕事をしたらよいのかということについて考えてみた。

1つは音楽芸術系の大学で引き続きマルチメディアを中心としたコンテンツのことを研究教育する。

2つ目はエンジニアリング中心の大学に戻ってインターネットとマルチメディアを研究開発教育する可能性を追求するということ。

3つ目はどこかのビジネススクールで、ベンチャービジネスを教えるということ。

この3つの可能性に加えて、本来ならば、IT関連の専門学校に関わるという話もあったが、地元の一人の議員の反対にあって断念した。今さらこのことを書いてもなにも誰も幸せにならないので、長くは書かないがそれはそれはひどい言葉で中傷された。インターネットで検索した情報だけをたよりに中傷するのはひどすぎる。 一人の議員の言葉は一人の言葉ではない。この議員に投票した数百人住民の声があるということを忘れることはできない。

短期的にはエンジニアリングの世界にもう一度戻りたいと思っている。今までのパソコンインターネット関連の積み残しの研究と開発を取り組んでみたい。また、長期的には音楽および映像の教育機関においてクラシックや次世代のコンテンツの開発にも、取り組んでみたいと考えている。エンジニアリングに10年、ミュージックとアートデザインにさらに10年、取り組めるようなこれからの人生であったらよいと考えている。

#94 東芝の半導体事業は孫さんが買うべき

2017-02-23

ソフトバンクがボーダフォンジャパンを買う前に、孫さんとあったことがある。そのときに僕が孫さんに「ボーダフォンジャパンを買ったほうがいいんじゃないか」というと、孫さんは「いやいやそんなことは...」と言ってみせたが、ほっぺたと目が引きつっていたことを昨日のことのように懐かしく思い出す。最近孫さんはトランプやプーチンやアラブの王子様と忙しそうで、僕は会う用事もないが、東芝の社長がメモリ事業の過半数以上を投資家に売ってもいいと発言したことをうけて、20%2000億ではなくて、80%を8000億といいたいところだが、たとえ価格が2倍になっても、1兆7000億で買うのがいいのだと思っている。東芝の半導体事業は日本の宝だといわれているが、それをソフトバンクが直接買うのではなく、英国のCPU開発会社ARMに借金させて買えばいいのだ。ARMはイギリスの会社であるがその親会社は日本のソフトバンクであるから、日本の間接所有になるのではないか。またARMが3兆3000億したのであるから、メモリ会社に1兆7000億使っても合計して、孫さん的にいえば、たったの5兆(豆腐5つ分)である。東芝にとって原子力の損7000億を払ったとしても1兆円残る。今の東芝に現金が1兆円増えれば東芝はあっという間に、優良会社に逆戻りである。今まで東芝のことをいじめたマスコミにざまぁみろということになる。

この35年間インテルという会社が莫大な利益をあげた。パソコンのCPUのビジネスを切り開き育ててきたのはインテルである。

パソコンよりも巨大な市場がスマホにある。なおかつスマホは2年でポンコツになる。消耗品であるスマホのCPUをにぎっている限り、そのCPUを設計し生産する会社は莫大な利益を間違いなく手にすることになる。また、スマホの中にはCPUだけではなくて、グラフィックスもメモリも必要である。グラフィックスなんてCPUとよく似ている。メモリはフラッシュメモリもRAMも同じうようなものだ。つまりARMと東芝のメモリ事業をドッキングした企業はそれだけでスマホの半導体を全部支配してしまうのだ。それに加えてアップルはサムソンに液晶を大量に注文したのだというが、孫さんの友だちの台湾の鴻海と、ARM+半導体会社が組めばなんでもできる。そのプラットフォームの上で動くのはアップルのOSとアンドロイドはもちろん、マイクロソフトも喉から手が出るほど孫さんとビジネスをしたくてたまらなくなるのではないか。ノキアにあんな大金を使うのだったらこっちのほうがよかったのではないか。

今回のARMと東芝の半導体事業に5兆円ぶち込んで世界的にお金を集めれば5兆円なんてあっという間に取り戻せる。今までのソフトバンクの借金を返してもお釣りがくるのではないか。日本にもこんな大勝負をすることができる投資家が現れたということ。この話は私のただの空想であるが、もしこの話が実現すれば世界的な快挙である。期待したい。

#93 国家元首や王族と会うようになった孫さんのその後を勝手に想像する

2016-12-20

孫さんの国際的な活躍がとまらない。サウジアラビアの副皇太子とともに、10兆円の投資ファンドをはじめるそうだ。トランプ次期大統領に会いに行ってiPhoneをホンファイといっしょにアメリカで製造することを申し入れにいったり、アメリカに5兆円投資をするといったり、ロシアのプーチン大統領に会ってロシアの電力を海底ケーブルで輸入したいと提案したり、世界をまたにかけて飛び回っていることが報道されている。アメリカ・ロシアに続いて次に会う人は中国の国家主席か、英国の女王陛下と、いろいろ考えてしまう。

以下は私の素朴な疑問。

1. プライベートジェットは何に乗っているのか。ビルゲイツの場合は、ボンバルディエ社 のGlobal Expressを出張のたびに2発飛ばしている。孫さんは自家用ジェットなのか。チャーターなのか。たいへん興味がある。機種は何なのであろうか。私が想像するには、ボーイングのBBCという737を改造したビジネスプライベートジェットではないかという気がする。

2. サウジアラビアと共同で10兆円のファンドをやるそうだが、そのうちの半分をアメリカにトランプと約束したみたいに投資するのだろうか。このファンドの本部はロンドンに置くらしいが、サウジアラビアとアメリカの関係は今のところよくない。そんなことをしたらサウジアラビアは投資をやめてしまうのではないか、と心配である。

3. 10兆円のお金を投資して、リターンはいつごろかえってくるのであろうか。おそらく最低でも5年、最長では10年以上かかるのであろう。そんなスローなペースでしかお金がかえってこなかったとしたら、投資家からの圧力はたいへんになるであろう、と心配である。

4. ロシアと電力の販売の共同事業をやって、アメリカといい関係でいることができるのか。ロシアはOKでも、アメリカはそんなことは許さないであろう。アメリカに潰されるのではないかと、心配である。

5. 日本のメガバンク3行は未だにソフトバンクに対して貸し出しを増やしていない。ARM買収でブリッジローンにみずほは応じたようだが、クレジットラインは変わっていない。孫さんの目下の資金源は個人向けの劣後債、つまり一番順位の低い社債である。このソフトバンクグループの日本の銀行の評価をどうするのか、心配である。

イギリスのベンチャーARMを3兆3千億円で買収したことの評価はエリザベス女王からSirの称号をもらうことができるかどうかがそのシグナルである、といっていいだろう。人間勲章や爵位にこだわるようになったらそろそろ終わりというが、孫さんの晩年はどうなるのか、お手並み拝見を楽しみにしたい。

#92 カリフォルニアの独立を考える

2016-11-29

イギリスがEUを離脱することになった。アメリカはカリフォルニアがアメリカから独立したいといっているそうだ。カリフォルニアがいっているというのは、カリフォルニアで独立に賛成をする人が増えているということである。しかし、アメリカ合衆国の一つの州であるカリフォルニアは独立することがはたしてできるのであろうか。

アメリカの学校では朝、胸に手を当てて米国の国旗に向かって忠誠を誓うということがされている。アメリカの一体化の象徴がアメリカの国旗である。アメリカの国旗は白と赤のストライプ以外に星がついている。この星が現在51個ある。この星はアメリカを構成している州を表している。独立当初の東部13州の時代から、ハワイを含む51州にアメリカは成長してきたのだ。もともとアメリカはイギリスの植民地から独立してできた国である。イギリスから独立して国ができたのであるから、その国の基本的な思想の中に州が独立するということ、つまり、アメリカ合衆国を裏切って独立するという可能性も考えてアメリカの法体系はできていると考えられる。
独立のためには合衆国の憲法を変えなければならない。そのために必要条件を満たすことは大変なことで、自由に発言が許される国家であるので、誰が独立を叫んでもアメリカの連邦政府はしばらくは無視をするかもしれないが、実態はそんなものではないのではないだろうか。

それは電話番号のシステムを見ただけでわかる。日本は電話で0を回すと市外通話になる。001を押すと国際通話になる。しかしアメリカは0押すと交換手がでてくる。この違いは日本が島国であって、島国の一部が島国の中で独立をするという発想がない国家だから、0を押すと市外通話になったのではないかと私は考えている。

ところが電話を発明したアメリカは違っている。電話システムは0を回すと交換台につながり、交換手は電話交換以外に電話を盗聴していることが仕事ではないかと言われてきた。つまり電話を使ってよからぬ話をしている輩を見つけ出すというのが交換手の仕事でもあった。いわばイギリスを裏切って独立をした国だから、自分たちを裏切るものが出てくるということがはじめから想定されているのである。それに比べて交換手を減らして減らして市外通話の自動化を開発し続けた日本は、とんでもなくおめでたく平和な国ではないか。

一見自由に見えるアメリカにおいて、州の独立を企む人がどのような目にあうのかは、間違いなく重大な犯罪として処分されるに違いないと私はみている。トランプの最初の2年間はこの独立問題にかかりっきりにならざるをえないのではないか。それでも知恵者がいて独立が成し遂げられるのであれば、トランプはアメリカの今までの歴史に最大の黒丸を残すことになるのではないか。アメリカの敵は、アメリカの外ではなくアメリカの中にいたことになる。その対策にアメリカ政府がエネルギーを取られている間にアメリカが今まで仮想敵国と考えてきた国が自由に動き出すことが心配される。ロシアと中国とイスラムである。

#91 4Kが50インチで6万円になった

2016-11-29

はるか昔、4Kテレビは安くなるという記事を書いたことがあったが、その予想が実現した。しかし実現しなかったことがある。それはソニーのPlayStation4の改良版に4Kの光ディスクが搭載されていないという残酷な事実である。Blu-rayのディスクドライブは乗っているのに、4KのUltra HDのディスクは読めないのである。amazonでソニー製の4Kディスクを買い、PlayStation4Proも買って自分のパソコンにつないでいるフィリップスの4Kモニタをつないでみようとしたら、4KディスクをPlayStation4はさっぱり読まない。おかしいおかしいと言っていたら会社の人が、PlayStation4Proは、4Kディスクをサポートしていませんよ、と親切に教えてくれた。PlayStation2がDVDをサポートし、PlayStation3がBlu-rayをサポートしていたいので、PlayStation4の改良版は当然4K光ディスクをサポートすると思っていた馬鹿な私。PlayStation4のウェブブラウザから、Xbox One Sを買った。ほどなくしてXbox One Sがきた。にこにこしながら、4Kのモニタにつないだ。すると4KのモニタはCPMが2.2と4K 60Pをサポートしていなくて、ダメだといわれた。そして今度は、XBoxのブラウザでamazonをアクセスして、DMMの50インチの4Kモニタを買った。買ったのが午後3時ぐらいで、DMMは午後6時に出荷して、次の日の朝8時に配達がはじまって午前10時に4Kモニタが届いた。5000円の4Kディスク、5万円のXBox One S、6万円の4Kディスプレイが私の目の前にある。わずが10万円程度の金額でこんなマシンとディスプレイができるなんて。この2016年の12月は私にとって大きな感動と衝撃の日になった。

ソニーのPlayStation4は大成功していると言われているが、ほとんどのユーザーが期待している4Kディスクを読むという機能はソフトウェアのアップグレードで実現するものなのであろうか。私はそうなって欲しいと思っている。その答えはおそらく来年出るのではないか。

4KのUltra HD Blu-rayディスクを見ていてプレーヤーがないときに、4Kディスクはどこにもかけることができなかった。4Kディスクは大変素晴らしいコンテンツを含んでいるというのにそれがよめないという大きなフラストレーションを感じた。もしこの4KディスクにDVDが読めるようになったら、もしくは、4KディスクのパッケージにDVDディスクが同梱されていたら良いのにと思うようになった。DVDと4Kディスクのハイブリッドディスクはできないのであろうか、真剣に検討してみようと思った。

#90 ディスプレイの未来

2016-11-02

パナソニック プラズマディスプレイが解散するそうだ。5000億円の赤字を出したそうだ。今から20数年前にパイオニアのプラズマディスプレイ1号機を200万円弱で買ったことが昨日のように思い出される。プラズマディスプレイが液晶に負けたのだ。パナソニックは会社全体が大きなサイズだからプラズマの失敗でもビクともしなかった。

液晶の失敗で会社が危機に陥ったのはシャープである。シャープも数千億という金額で台湾の会社に買われてしまった。赤字の幅は減っているというが液晶一本槍の会社の行く末を見極めなければならない。

液晶の次はOLEDである。OLEDは現在LG電子だけが作っている。LGのOLEDの構造は極めてシンプルである。白色のLEDの前にRGBのカラーフィルターがのっていて、RGBのカラーフィルターに対応する白色のLEDをオンオフすることで色を作っている。この方式は液晶と似ている。だからこの方式は長くは続かないと考える人は多いのでないか。RGB独立したLED素子をディスプレイの基板上に配置し、アクティブマトリクス方式で点灯する方式が本命になるであろう。この方式はおそらくLG電子だけでなく10社ぐらいの会社が参入して液晶テレビに続くOLEDのテレビの大競争が繰り広げられるであろう。50インチや60インチや70インチの巨大なマスクを用意して、ガラス基板の上にRGBのLEDをそれぞれ作ることはおそらく困難を極める。携帯電話やソニーが作った小さなテレビはそれでも良かったが、大型を作る方法としてはインクジェックプリンターでインクをLEDの化合物にしてRGB分別々に噴射してガラス基板の上に作っていく方法しかないのであろう。この方法で特許でがんじがらめになった競争を韓国と日本のメーカーでやるのであろうが、特許なんて無視し放題の中国のメーカーが半値ぐらいの値段で参入すれば少なくとも中国の市場はこのメーカーが独占するのではないだろうか。特許を問題する会社は特許を持っているこの会社から買えばいい。そういう意味でOLEDのビジネスは中国の安価なメーカーと特許をを抑えているメーカーとのコラボレーションが勝ちのシナリオではないか。

私は研究としてこの中国製のOLEDを買ってきていろいろな付加回路をつけて色の正確さやダイナミックレンジを拡げるようなチューンアップを施したOLEDの研究開発を進めてみようかと思う。

#89 音楽と映像の配信の未来

2016-10-27

Spotifyの日本のサービスがいよいよはじまる。4年前にSpotifyが始まったときから日本でいつ始まるからワクワクドキドキしながら待っていた。個人的にはNaxosのオンラインサービスの方が好きだった。しかしSpotifyの方が圧倒的な曲の多さと低価格でおそらく日本のマーケットは一瞬にして市場を取られてしまうのである。これで困るのはCDを出している音楽出版社と言われているが、そうとも言えないと思っている。音声圧縮がかかった音楽は1万Hz以上の高音と100Hz以下の低音が含まれていない。高音と低音も含めて音楽を聞きたいという人は依然としてCDを買い続ける。問題はこのCDを買い続ける人が何割になるかということ。それは全体の1割だろう。よって世界の音楽はほとんどすべてがインターネットオンラインになる。ならない部分の音楽がパッケージメディアで供給されることになるだろう。

映像については最近、総務省が2019年をめどにテレビがインターネットで視聴できるようにするという予定であると発表があった。NHKがインターネット課金するためにも必要なことである。NHKも民法TVもインターネットを通した情報提供を避けてきた。これは戦略的に正しかったのか、こうすることでテレビの視聴者の数がこの10年間でどんどん減ってきているのではないか。そういう生活習慣を日本国民に植えつけてしまったのはそういうテレビ局の嫌インターネット政策のせいだったのではないだろうか。今の日本人にはインターネットでテレビをみるということはよほどのことがない限り、ありえない。その数少ないインターネットでテレビを見る方法とは、自宅のHDDレコーダーにLocationFree TVを繋ぐことだ。個人の責任で、自宅で自分の機器で番組を録画しその機器からテレビを再生してインターネットのLocationFree TVで中継をする。そういうことがでしか、ネットでテレビをみることができない。このサービスを一般の人に提供しようとした人は、全員が有罪になっている。そんな怖いことは企業は誰もしなくなってしまった。今回の総務省の判断はこのインターネット経由のテレビ視聴をオープンにすることであり画期的なことである。これがどうなるか期待したい。

しかし、今のインターネットの回線容量を考えると、2KのHDTVの映像では苦しいのではないか。4KのUHDTVなどは絶対に不可能である。とすれば、おそらくインターネットの映像は1K×500 のHDTVの4分の1になるのではないかと思う。まともな色のでない1Kの映像でユーザは我慢するべきなのか。ここに2Kのブルーレイや4Kのブルーレイが引き続き売れるという市場がでてくることになる。つまり、ロークオリティはインターネットのダウンロードやストリーミング、ハイクオリティはインターネットではなく、パッケージメディアでの販売というのがどうもここ数年間の市場の動きになるのではないかと考えている。

#88 大学と専門学校のこれから

2016-10-18

大学が受難の時代だといわれている。学生の人数がどんどん減ってきて下位の大学ほど定員割れを起こすほどになってしまった。上位の大学も困っている感じがする。例えば文系。2年間教養教育を受けた後、専門教育はたった1年で就職試験を受ける。たった1年の専門教育で学べることはたかが知れている。3年生の終わりか4年生のはじめに就職活動をして内定をもらうともはや勉強をしなくなる。そして就職をする。こういう仕組みだから大学卒業生の国際競争力はどんどん弱くなっていく。理系はそんなことに対して違う対策を立てている。それはほとんどの学生が大学院に進学することである。3年生と4年生と修士1年2年、4年間たっぷり勉強してもらおうということだ。だから理科系の大学院の卒業生は評判がいい。

もうすぐ専門学校が全部大学になる。先日改造された専門職大学院に続いて専門職大学である。看板を書き換えても専門学校が変わるのであろうか。かわるという人と変わらないという人が分かれている。しかし、専門学校を含めて大きな大学の序列の中に組み込まれていくのであろう。私の考えるその序列と博士までいく9年教育と修士まで行く6年教育と、学士で終わる4年教育に分かれるのではないかと考えている。理系のほとんどが6年教育になり、大学院の修士過程は主に研究する人を対象に6年かける修士過程は専門性を高める教育となり、4年かける教育は教養教育と呼ばれるようになるのであろう。卒業後の進路によって9年6年4年の選択をするようになるのであろう。

現在の大学のビジネスがほとんどが授業料と呼ばれる学納金経営が主である。早稲田も慶應もそんなところだ。ところが米国の大学は、高い学納金に加えてかなりの部分が企業から支払われる研究協力金が収入になっている。9年教育の博士課程や6年教育の修士課程においてはこれからは在籍の学生の人数を増やし、収入は学納金から研究協力金に切り替えていく必要があるのではないか。

そもそも大学のお客は誰で、大学の商品はなんなのであろうか。そんなことを聞くと誰もが大学のお客は高校3年生の保護者であり、大学の商品は教授が行う授業である、と考える。それはそうだが社会という立場で考えると大学の商品は高度な教育を施された卒業生なのではないかということができる。また大学の顧客は学生の保護者ではなく、卒業生の雇用する企業であると言える。大学は人材育成の組織なのである。そうすると顧客の意向を一番正確に大学に伝えるためにはどうすればよいか。それは大学が企業からお金をもらうことによって成立する。企業と大学の関係において、大学教育の骨組みを規定するということが大切だということになる。しかし、この話は企業がスポンサーになっている企業立の大学が人材を排出しているのかというとそうでもないようだ。この仕組みは企業が東大や京大や阪大に研究スポンサーとして資金を出すようになってはじめて成り立つのではないか。巨大大手私立大学が学納金経営でこのまま進んでいくと大きなトラブルは時間の問題でやってくるのではないか。

#87 コンピュータ博物館事情

2016-10-14

シリコンバレーにあるコンピューター歴史博物館にいった。この博物館は今から30年前にボストンではじまり、その後場所を転々としながらやっとシリコンバレーのマウンテンビュー市に落ち着いたということであった。館長にお目にかかれる機会があり、コンピューター博物館の運営についていろいろと意見交換をした。まず、かなりの大きさの博物館を設立するために100億円くらいのお金がかかったそうだ。この100億円のお金はコンピュータービジネスを成功した一般人からの寄付で賄われているという。もちろんビルゲイツも約20億円ぐらい寄付したそうだ。コンピューターミュージアムというより、シリコンバレー博物館というような様子であった。年間約10億円の収入があり、その金額で運営されているという。3分の1は入場料収入、3分の1は設備賃貸し収入、3分の1は寄付だそうだ。アメリカにはワシントンDCにスミソニアン協会という世界一の博物館協会がある。これは別格中の別格。その他にコンピューター博物館はそのマウンテンビューのものがあり、また、規模は小さくなるが、シアトルにもMicrosoftの創業者の一人であるポールアレンの作った生きているコンピューターの博物館というのがある。これは歴史的なコンピューターを修理して動くようにして、歴史展示してある。

日本にもコンピューターの博物館が欲しいと思った。インターネットのウェブ上で情報処理学会が作っている仮想ミュージアムというのがあるが実際のコンピューターを集めたミュージアムはまだないと思う。日本はこのような博物館を作るとしたら、まず国にお願いをしなければならないのかもしれないが、もしそのようなものを作るなら、大型コンピューターやパソコンだけでなく、ゲームマシンや家電、オーディオなども含めた総合的な博物館になればいいなと思った。先日電子情報通信学会の大会で札幌を訪れたときに、札幌でパソコン博物館を作ろうという動きがあると聞いた。その企画に私はただちに賛同して協力することを約束した。私のパソコンのコレクションも寄託してもいいと思う。いつか日本にコンピューター博物館がオープンする日がくることを願っている。

#86 米国の仕掛けるお仕置きの手口

2016-10-03

アメリカに逆らえば殺される、人も国も。以前のつぶやきで書いたが、ドイツが中国と仲良くしすぎたことのペナルティとしてフォルクスワーゲンがたたかれたのはみなさん周知のことであろう。ドイツに対するアメリカのお仕置きはフォルクスワーゲンだけではなかった。アメリカは相当怒っているのではないか。ドイツ中央銀行の問題をアメリカは叩いている。選挙があるのでドイツの政治家は誰もドイツ中央銀行を助けるとは断言できない。事態はもっともっと悪くなっていくであろう。こうなるとドイツが仲良くしている中国にも影響がでるのは時間の問題である。ドイツ中央銀行になにかあればそれがきっかけで中国経済が縮小に向かうことは十分ありうる。

IMFのSDRに中国の人民元が採用されて、ドルに続く大2の世界通貨に中国の人民元はなった。ユーロや円やポンドを一気に飛び越えてである。SDRに選ばれるために中国はこれからもとんでもない量の情報を開示しなければなる。 中国が本当のことを公表すると間違いなく中国の経済はパニックに陥る。中国がこれまで公表してきた事実はみんなウソであるとわかるからである。これが中国に対するアメリカのお仕置きである。

はるか昔日本はアメリカの経済を抜いて世界一を狙っているとアメリカに思われてしまった。「ジャパンワズナンバーワン」という本が出たりして調子に乗った日本の政治家や財界人が好き勝手なことを発言したものだった。そのうちこんなことを言っていたら必ずやられるとそのとき思ったものだ。案の定バブルははじけ、アメリカ資本に日本の業界はズタズタにされてしまって、今は「失われた20年間」といわれている。

ロシアもそうだ。石油の値段が高かったのでロシアは経済的に豊かであったがどうして石油の値段が安くなったのであろうか。それは石油の値段を安くすることによって石油輸出大国であるロシアにお仕置きをしようというアメリカの強い意思ではないかと当然予想される。そういう今の時期にロシアと平和条約を結び北方領土返還を考える安倍政権は大変に勇気ある政権だと言わざるをえない。安倍政権に対するお仕置きがこないことを祈るのみである。

アメリカにたてつく国に北朝鮮がある。ミサイルを作ってミサイル搭載可能な原子爆弾を作っていつでもやってやる、ということは国としての自殺行為に等しいのではないか。20世紀に国家が消滅した例はいくつもある。北朝鮮に対して大国どうしはどのようなにぎりをするのであろうか。マスコミが中国はアメリカが北朝鮮に対して奇襲攻撃をすることを容認したと報じた。アメリカが攻撃をしたあと北朝鮮を中共軍が侵入して支配する。そして朝鮮半島全部を国連軍という名前で一体化する、という話も十分考えられる。

今から30年前私はアメリカのマイクロソフトを辞め、インテルより速いプロセッサの開発と、マイクロソフトの互換性を持ったOSの開発をはじめた。 インテルからは山のような営業妨害を受け、恐ろしくなってアメリカの会社との競争を私はやめた。マイクロソフトとの競争をやめ、ビル・ゲイツと仲直りすることを選んだ。それからアメリカのソフトや半導体の教育をする仕事を選んだ。アメリカ製品を売るときに競争しないでアメリカ製品を売るときの教育をすることが、最終的に到達した究極の妥協策であったのだ。おかげでアメリカには競争相手よりも友人がたくさんでき、その交流は今でも続いている。だから私は親アメリカの日本人の一人であるとみられているとしてもおかしくないことである。

世界の歴史を見ていて大国の繁栄はほとんどは100年で終了している。ベネチア、スペイン・ポルトガル、オランダ、イギリス、しかしイギリスは蒸気機関を発明して産業革命を成し遂げ繁栄をさらに100年延長した。しかしアメリカには勝てず20世紀はアメリカの世紀になってしまった。21世紀はアメリカの世紀であり続けるのであろうか。21世紀はアメリカの世紀であり続けるのであろう。そしてアメリカの次の繁栄は、アメリカと敵対している中国のものになるのではなくて、アメリカの友好的な次の大国のものになるのであろう。それはおそらくインドである。私は日本が未来に向かって存在を続けて欲しいと思う国民として今の日本政府のアメリカ寄りの姿勢を強く支持する。

#85 公人と一般人とでは二重国籍の意味が異なる

2016-09-27

蓮舫議員の二重国籍の問題が話題になっている。この問題は蓮舫議員という属人的な問題と日本における多重国籍の問題にわかれる。

まず、蓮舫議員の問題は日本維新の会が議員立法を考えているように、公職にあるものについては多重国籍を認めないというのが正しいのではないか、と考えている。ただ公職の定義は公務員ではなく、選挙で選ばれる立場の首長や議員にするのがよいのではないか。明治の日本を作るのに大きな影響はお雇い外国人が果たした。だから一概に公務を行う人は日本人だけと規定するのも無理があろう。自民党は一貫して蓮舫議員に対して厳しい発言をしていない。これは民進党ではなく蓮舫議員と自民党のトップが握っているのであろう。

国際結婚が存在するということは多重国籍が存在するということと同じ意味を持つ。この国際結婚が二世代になると、多重国籍を生むことになる。それに加えてアメリカのようにアメリカで生まれた人は何人であってもアメリカ人になる、という制度や、イギリスのようにイギリス人が海外で子どもを生むと一代だけイギリス人。孫をイギリス人にしたいのであれば、イギリスに戻って子どもをうまなければならない、そういう制度の国もある。私は多重国籍を認めることが国際化時代にふさわしい制度になるのではないかと思っている。一般の国民についてはそういう制度でよいのではないだろうか。

今から数百年も前の世の中はパスポートなどなかった。日本書紀に「韓人」という言葉や「唐人」という言葉がでてくる。それぞれの国のアイデンティティはあったようだが、それよりもその人の人物が周りの社会とどう共存していったかということが問われていたような感じである。

世界地図を見たときにとなりの大国中国が大挙して日本に押し寄せ、国籍をとるという大プロジェクトをはじめれば日本なんて一発で中国の属国になってしまうだろう。もしそうなるのであればそれは仕方がない。西暦660年に百済が滅びたとき百済の王族や貴族は日本に数万人という規模で亡命したという。その意味で百済の本流はすでに今の韓国にはなく、百済の本流は日本に亡命してきた百済人にあるといえる。今の日本のかなりの部分が百済人であるという事実を誰も指摘しない。九州の北部は元はと言えば中国からの移民と任那が滅びた後の任那の遺民という可能性もある。また奈良の都には朝鮮半島を統一した新羅の流れをくむ人が多かったと聞く。そうすると日本は従来からの日本人に加えて、中国からの移民、任那の遺民、百済の移民、新羅の移民というグループが存在しているようだ。すでにこういう状態であるのであるから、そういう国民に対してそれがすべてを日本人と呼ぶためには日本で生まれたことが日本人であるという要件に加えて、どんな国の出身であっても、日本で生まれれば日本人であるという考え方をとるということも国際化時代の日本の選択の一つではないだろうか。

#84 ガン治療の新しい試み

2016-09-14

最近週刊誌にガン治療のことがよく出るようになった。私は医者ではないので偉そうなことは言えないが、ガン治療についていろいろ調べてみたので書いてみる。私とガン治療は一本のメールから始まった。今から25年前ビル・ゲイツのお母さんがガンだということで日本のガンの名医を調べて欲しいというリクエストのメールがきた。医療コンサルタントを雇って当時のガンの研究者をリストアップすることからはじめた。当時約2000人ぐらいの医者がガンの研究をされていた。あいうえお順に調べていくとこの人はすばらしそうだと思われる人が見つかった。京都大学医学部の教授であった内田温士博士であった。内田先生の研究はATK療法といい、NK細胞を活性化させてガンをやっつけるものであった。ビル・ゲイツのお母さんの主治医と内田先生との打ち合わせはうまくいかず結局ビル・ゲイツのお母さんの血液のサンプルを京都大学に運ぶ役、すなわち日帰り出張の役を私はかってでたがそれで終わってしまったが、ビル・ゲイツのお母さんは不幸にもガンで亡くなられた。

その後内田先生のATK療法はさらに進み、勅使河原先生、大久保先生に受け継がれANK療法として免疫療法は、今では外科療法、放射線療法、化学療法に続く第4のガン治療としての地位を確立しつつある。

ガンは免疫活性が低いと大きくなってしまうということが言われている。なので、免疫をあげることを研究することが必要であると考えた。免疫活性剤は漢方や西洋薬を含めて100種類くらいあるといわれている。どれを選ぶかは大きな問題ではあるが、免疫活性剤を使わないでも免疫力を高める方法がある。それは体内に多量の活性水素を取り入れることである。それには今何かと話題になっている水素水や、また乳酸菌にオリゴ糖を大量に摂取するとオリゴ糖が水素に分解されるということが最近言われるようになった。

免疫の高い状態、つまり「元気」であるということは体が持っている本来の状態の力を十分に発揮すればいいということになる。

ガンの発見については、いろいろな試験薬やX線やCTスキャナや、MRIなどがあるが撮影される画像の解像度がネックであった。ガンが1ミリよりも小さいときに見つける方法はないのかと考えていたら、九州大学が線虫を使った初期のガンを発見する方法を発明した、という報道があった。私は線虫発見法とオリゴ糖と乳酸菌、もしくは活性化したリンパ球によってかなりのガンを初期であればやっつけられるのではないかと考えている。

最近のガン治療のスーパースターは重粒子線である。これは炭素の原子(C16)をサイクロトロンで加速してガンに向けて照射し潰す方法である。重粒子線やガンマ線、陽子線などの各種線源を使った進んだ放射線療法がこれから注目される。この放射線療法と免疫治療を組み合わせると転移したガンは免疫治療で抑えることができ、中期のガンに対して有効ではないか。

それでは末期のガンに対してどうしたらよいのかということについては、これはほとんどの場合医者もさじを投げるが、大量の活性水素剤の投与と、大量の活性化された免疫細胞の投与が有効ではないかと考えている。もし私が末期ガンであるならばそういう治療をお医者様にお願いしようと思っている。さらにアメリカでは最新のもっと進んだ分子標的薬などを使った治療法があるということであるが、一人当たり数千万円かかるということなので、一般化するのはまだ時間がかかるであろう。自分なりにガン細胞のことを調べてみて、週刊誌の記事はいい加減だなと思った。

#83 鳥人間コンテストをテレビで観て

2016-09-06

大学のクラブが主に参加している鳥人間コンテストを観た。 勝者は日本大学と東北大学である。機体はどんどんどんどんグライダーに似てきている。超軽量のグライダーをバルサ材とセロハン紙で作ったところが優勝するような感じがする。人力滑空機のコンテストである。今までの滑空機の常識を超えた飛行機のデザインはないものかと考えている。飛行船の後ろにプロペラをつけて飛べば距離は稼げるのではないか。自律型の凧にプロペラをつけて飛べばもっと飛べるのではないか。渡り鳥が翼を拡げて長距離を飛ぶ時に自転車を漕いでいるパイロットのような苦しそうな顔をしていないではないか。パイロットは痛い辛い苦しいもうだめを連発する。何億年もかけた自然は渡り鳥をもっと楽に飛べるようなデザインをしてきたのではないか。他の仕事が忙しくて鳥人間コンテストに参加する余裕はないが人力飛行機を作って参加できるようなことを考えてみたいとふと思った。それでテレビの番組でマグロが泳いでいるのをみて、マグロも死にそうな感じで泳いでいるのではないと感じた。イメージとしてマグロの後ろにプロペラをつけて飛行船のような形にして、揚力を得るためそれを5つぐらい凧のように連結したようなイメージを試作してみようと思っている。最近飛行船型のドローンも注目されていることだし。飛行船はヘリウムをいれて窒素と酸素の混合気体である空気よりも軽く浮かせようとしているが、カツオは水より重いくらいであるから温めた空気でも揚力は十分得られるのではないか。

#82 ポケモンGOは情報収集ツールになるのではないか

2016-09-06

先月から流行っているソフトのポケモンGOがある。このソフトはゲームとしてなかなかの出来であるが、ポケモンGOをしながらポケモンGOが強力な情報収集ツールになるということを思いついた。スマホのカメラ使ってGPSの情報をとっている。これはポケモンGOを遊んでいる人全員をスパイにするソフトではないだろうか。当局が知りたい場所にモンスターをばらまけば良い。例えば、北朝鮮のロケット発射場やイランの核燃料精錬工場など。人目をさけてこっそりやっているところを調べにに行くのにとても都合がよい。ポケモンGOはアメリカのソフト会社が作ったゲームであるから、中国や北朝鮮やロシアでは時間の問題で絶対禁止になるだろう。逆に中国で作られたポケモンGOのようなソフトや、ロシアで作られたポケモンGOのようなソフトが、アメリカや日本で流行るようになるかもしれない。これからのインターネットゲームとスマホとのドッキングは軍事的利用を考えたときとてつもない可能性を秘めているのではないか。それを知らないのはユーザーだけだったりして。最近防衛省が大学の研究にお金を出すといっている。こういうプロジェクトの提案も面白いかもしれない。

#81 北方領土二島返還のシナリオ私案

2016-08-30

日本の領土問題は大きく分けると3つある。最近話題になっている尖閣諸島、中国との紛争。竹島、韓国との紛争。それと北方四島、ロシアとの紛争。この3つの中で一番大きな規模は何と言っても北方四島であろう。この北方四島については歴史的に多くの政治家が取り組んできて、未だに解決にはいたっていない。これを解決するシナリオを考えてみた。私は国際関係の専門家ではないので、現状の二国間交渉については全く承知しないが、お金をたくさん出して島を買うという発想はどんなにお金が欲しくてもロシアは納得しないであろう。北方四島の実効支配のために軍隊をつかって占領するということは馬鹿げている。行き着くところは限定核戦争になるであろう。返還を叫ぶだけとか、お金で買うとかいうシナリオ以外の創造的な解決方法が求められている。つまり外務省の解決では無理で、経済産業省の解決でも無理で、総理大臣の大きな政治的な判断と決心がないと実現は不可能であろう。

ロシアの状況、まず、石油価格が下がったことによりドル資金が欠乏している。二つ目が、クリミア半島の紛争で国際社会から経済的に制裁を受けている。この状況においてロシアはお金を欲しくてたまらないのではあるが、北方四島をお金で買うことはできない。大国としてのロシアのプライドが許せないからだ。私の提案は以下のようなものである。

四島のうち広い土地の国後島と択捉島をフリーゾーンに指定して、そこで大幅な規制緩和を行いロシアと日本で経済協力を行うことはどうであろうか。つまり、まず国後島に工業団地を作って、多くの日本企業を誘致し、フリーゾーンでは、パテントフリーゾーンも作ってロシアの所有している特許と日本の特許を自由に使うことができ、商品を作って、作った商品をロシアと日本に輸出を解禁するというプログラムを立ち上げるのはどうであろうか。 国後島は主に日本企業がフリーゾーンとして使い、択捉島はロシア企業がフリーゾーンとして使う。ロシアの企業と日本の企業が合弁企業をやるというのは賛成しない。それよりもむしろ日本企業もロシア企業も進出しその両方に対して両国の保有する特許を無償もしくは特恵的な条件でライセンスをする取り決めである。

では、この取り組みがうまくいくにはどうするべきか、それはお金である。私は日本政府がこの取り組みに4兆円くらいの資金を充てて、4兆円のうち2兆円はロシア政府が自由に使い、1兆円は国後島、択捉島の企業にロシアが出資し、もう1兆円は日本政府が日本の企業に融通することにすれば、ロシアの企業も日本の企業も北方二島に積極的に進出し、歯舞、色丹島は日本に帰ってくるというようになれば、実質的には四島すべての関係が日本は再構築でき、またこのフリーゾーンでできた製品がロシアと日本の経済活動に与える影響は投下した4兆円をはるかに超える非常に大きいものになり、Win-Winの関係になるのではないかということだ。

この問題を実現させるために考えなければならない問題はまだある。ロシアの気持ちの以外にこの枠組みをアメリカがどう考えるかが重要であろう。クリミア半島の問題でロシアに制裁を行うイニシアティブはアメリカがとっている。ロシアから石油を買わなくなったので、石油の値段が下がっている。ロシアが弱っている状況に対して日本がお金をロシアに渡すことに、アメリカは大きく反発するであろう。しかし、それは金額いくらくらいまで妥協できるのかということが問題になるであろう。北方領土を買うためにロシアにお金に渡すということをアメリカは認めないだろう。しかし、ロシアと日本が特許をベースにした新商品を開発するというプログラムをするということであれば、またそのプログラムにアメリカも何らかの形で参加できるのであれば、アメリカは協力的な態度か、最小限見て見ぬフリをしてくれるのではないか。

こういう枠組みのことを考え始めたら、歯舞諸島と色丹島が返ってくることよりも、残りの国後島と択捉島で行われる共同経済プログラムの方がはるかに大きいと思う。こういうことに日本政府がたとえ5兆円使ったとしても国民は納得するのではないか。また時の政府は戦後70年、沖縄返還に次ぐ、大きな政治的な達成を成し遂げたということに大きく評価するのではないか。9月2日からの東方経済フォーラムのプログラムをそういうことを考えながら読んでいくと、今回の私の私案は実現しそうな可能性があると思う。ソフトバンクの孫さんでもイギリスの企業に3.3兆円もつかっているのだから、安倍さんもロシアとのプロジェクトに4兆円くらい出して欲しいものだ。

#80 TOKYO 2020に向けて

2016-08-23

オリンピックが終わった。オリンピックのまとめのテレビ番組がたくさんあって、それをたくさんみた。もちろんHDDレコーダーに録画されたものをみた。日本の若い世代がこんなにも力強く元気で、世界レベルのアスリートであるということに元気づけられたのは私だけではあるまい。2020年にはオリンピックが東京にやってくる。そのことを考えてみた。

日本は東京だけがバツグンの大都市である。日本人の東京のイメージはいくつかあって、まずは東京の東京というと山手線のなか。しかし、東京区内というと23区のこと。しかし、東京都内をこえて東京圏というとつまり、大ロンドンのような大東京とは、関東平野全部をいうのではないかと思っている。最近は乗らないけれど、関東平野の上をヘリコプターで飛んでみると、どこまでもどこまでも家が立っている。さすがに世界で一番大きな都市であるという実力を感じるのである。今からこの関東平野という膨大なキャパシティを持つ日本に2020年のオリンピックを目指して、莫大な投資が行われる。注目すべきことはオリンピック用に作られる各種の体育設備ではなくそのその設備を結ぶインフラではないだろうか。つまりオリンピックが行われたあとの交通インフラが整備された東京が2020年代の日本の大きな成長の舞台になるのは間違いないだろう。1964年のオリンピックのあとに、東京は進歩を遂げた。同じように2020年代の東京には、新しい世代の日本人と国際化された外国からの訪問者が溢れかえることになるのだろう。東京だけ不動産の高騰はつづくと思うし、ホテル業、飲食業は東京だけ元気が続くのであろう。

もう一つは京都。最近の京都は外国人の観光客の数が驚くほど増えている。不動産の値上がりは東京よりも激しい。京都の人はこれ以上はとても無理というが、買っているのは東京の会社ばかりだそうだ。オリンピックの効果は2020年を目指して京都に及んでいる。

名古屋はどうか。値上がりが一番遅れているのが名古屋圏である。商業ビルとホテルがどんどん建っている。

大阪はどうか。政治的に注目されている大阪であるが、USJだけが元気で、資本は東京からやってきてボロ儲けしているらしいが、その他の大阪経済は元気がない。当分横ばいなのであろう。

結論は、ビジネスの東京と観光の京都がこれからの日本の元気な街になり、あとの地方都市はよくても横ばいで2025年ぐらいまで続くのであろう。だから東京と京都の開発政策と地方の政令指定都市と小規模な地方都市の政策はそれぞれ違ったものにしなければならないのは明白である。一番住みやすいのは東京や京都でなく地方の小都市ではないだろうか。

#79 最近のテレビ、最近のインターネット

2016-08-17

かなりの長い間、病院に入院していた。心臓の不具合と目の不具合を直してもらうためだった。両方とも手術は無事終わってこの度退院した。考えてみれば、クラシックカーのような60年ものの身体で、なおかつスペア部品がないのだから、メンテナンスは必ず必要だ。これからあちらこちらが故障し続けるのだろうかと、考えるとがっかりした。

入院中テレビをたっぷり観る時間があって最近のテレビに感じたことがある。ニュースは、ニュースとその解説をするニュースショーに別れる。ニュースショーは、ニュースが終わってから約1日くらいしてインターネットで調べて台本を書いてニュースショーがガンガンに騒ぎ始める。ニュースショーの内容はインターネットで調べることができる以上のことはないにもない。そこに信じられない、考えられない、許せない、を繰り返し発言をするコメンテーターが出現して、発言をする。これの繰り返しである。天皇陛下のお言葉や、SMAPの解散やオリンピックの金メダルなど大きなことが起こるたびに、テレビはどのように扱うのかと大体予想がつく。どうしてもみなければならない類の内容ではないので、仕事に戻るとテレビは観なくなった。しかし、1日中テレビの前にいるとどうしても電源をつけてテレビを観てしまう。ほとんどの視聴者はテレビを観なければならないと思って、テレビを観てしまうのだろう。全録のハードディスクレコーダーで全番組を録画してつまみ食いをするような見方をしているが驚いたことに会社に置いてある全録のハードディスクレコーダーは一度も観たことがない。つまり、会社の中で起こっていることの方がテレビよりも面白いということか。そういえば、ワンセグ機能のついた電話をずっと使っているが、テレビを観たのは数えるほどしかなかった。テレビはどんどん退廃に向かっているのではないか。

インターネットのウェブサイトは、自分が見ているものは自分が観ているものはほとんど見尽くしてしまったところがあって、最近はインターネットのウェブサイトでファイルを探してダウンロードしてプリントアウトして読んでいる。私にとってインターネットは電子本屋だ。インターネットと製本ができるレーザープリンが〜の組み合わせが私にとって本屋の役割を果たしてくれている。

インターネットSNSについては、facebookをやっている。しかしfacebookで情報の発信はほとんどやっていない。Twitterもやっているが、Twitterは自分のことを悪く言われたりするときに、訂正を求めて発信をすることきのみ使っている。聞けば、Twitterは大赤字だそうだ。そのうちなるなるだろう。なくなっても私は困らない。LINEは、やっていない。電話番号を抜かれるのはイヤだからだ。simejiもやっていない。入力したテキストを抜かれるのがイヤだからだ。SNSが出てきて人は人生で出会う人の数が1000倍くらい増えるという。それもいいのかもしれないが、私が値打ちを感じるのは生き別れになってしまった友人と再開することができるfacebookには感謝しているが、その他のSNSについては私は苦手である。しかし、Twitterの行き先やクラウドによるプライバシーの侵害などこの分野の未来は危険に満ちているのではないか。

#78 孫さんのARM買収について思うこと

2016-08-01

久しぶりに「ああ、びっくりした」というようなことが起こった。ソフトバンクが3.3兆円でARMのデザイン会社を100%買収するというのだ。孫さんがどこに投資をしてもなにを買収しても、自分の専門外の世界であるので、何もいうことはなかったが今回のARMの買収は自分のライフワークの一つがマイクロプロセッサーを作るということなので、自分の専門内ということで、私の感想を述べたいと思う。

1番目。買収によってソフトバンクの株価は下がった。
世の中は、孫さんのいうような買収の糸を理解していないようだ。投資家は、ソフトバンクの株を売ったということである。株価は1日で1割近く下がった。それで止まっているようなので一安心である。

2番目。ARMの投資の回収は時間がかかりすぎるであろう。孫さんはIoTが未来だ、といっている。私も合意する。私が最近やっていることの半分以上は、IoTである。間違いなく未来はIoTである。しかし携帯電話がここまで来るのに20年かかっている。IoTが今の携帯電話のようになるのに、間違いなく20年はかかる。その時孫さんは80歳。20年後にしか答えが出ない投資は間違いではないのか。

3番目。単一企業の買収に社運をかけてはいけないのではないか。ソフトバンクの有利子負債は15兆円になるそうだ。ちょっと前まで10兆円だったのに。アメリカの携帯電話会社スプリントの買収に2兆円と債務引き受けに3兆円の計5兆円。今回のARMは手持ちの資金を使って足りない分はつなぎ資金でまかなうことであるが、社運をかけた買収ということがいわれている。ソフトバンクのような超大企業が社運をかけたギャンブルをしていいのか。社会的な責任もある。ソフトバンクはもはや社運をかける大博打を売ってはいけない会社になっているのではないか。

4番目。株式に世界的な不況がきて、ソフトバンクの株価が2分の1になれば…、2500円の株価になれば、株価が弱くなった企業の資金調達力は弱くなる。銀行もお金を貸してくれなくなる。直接金融、間接金融、両方からの道を閉ざされたソフトバンクは資金ショートを起こす。これはARMの責任ではなく、市場が変化するということを考慮しないミスである。こういうことを忘れてはならないのでないか。

それでは解決法はないのか。私の考える解決法はARMを売却することである。それどころか、ソフトバンク全部を売却することである。今のソフトバンクを買う財力があるのこの2つのオプションしかない。一つは中国だ。もう一つはインドである。中国の国営企業か、インドの国営企業にソフトバンクを売って、孫さんはウォーレン・バフェットのような投資家になる。そうなることが孫さんに残されたシナリオではないか。

この文章を書くにあたって1週間ぐらい考えた。マスコミのいろんな論調をしっかり読み込んだ。日本だけでなく海外のものも読んだ。海外の新聞や雑誌の論調は、ほとんどは悲観的で辛口なものが多かった。ところが、日本の新聞や週刊誌、日本のウェブは「孫さん万歳」という論調が多い。昔ソフトバンクのことをあんなにバカにしていたメディアやジャーナリストが、今ではソフトバンクのことをみんな褒めている。ソフトバンクの広告を出してもらっているのか。昔のソフトバンクを知らないのか。理由はわからないけれど、そういう記事にも歴史が評価を下すのであろう。私は自信を持ってこの文章を書いた。

#77 4Kテレビ先物買いへのおかしなご注意

2016-07-05

総務省から「現在売られている4Kテレビでは、2018年からの4K・8K実用放送が見られない」というお達しが出た。なんか変。チューナーがついてないのにテレビという名前をつけてはならないといって、現在売られているものは、4Kディスプレイといえばいいだけの話なのに、こんな変なご注意を出してしまうのはおかしいのではないか。消費者をバカにしている。テレビの定義が今問われている。テレビとはチューナーの入ったディスプレイなのか、民放が作っている放送のことのなのか、そこら辺のことをはっきりさせる必要がある。Youtubeといえば、映像サービスのことをさす。しかしテレビとは、テレビ放送とテレビ受信機の2つの意味がある。またこれからテレビ放送の番組がインターネットで提供されるインターネットテレビというのものある。インターネットテレビの規格を満たすディスプレイはインターネットによるテレビ放送のサイマルキャストが始まれば4Kテレビ放送も8Kテレビ放送もみることができる。だから落とし所としては「現在売られている4Kテレビは2Kのチューナーだけが積んであって、4Kのチューナーは積んでいないので、4Kテレビといわなくてもいいのではないか。なにか新しい『***テレビ』という名前が必要ではないか。」

#76 Windows Mobileの追い上げ

2016-07-05

デルコンピュータがAndroidをやめるという発表があった。そしてそのかわりにWindows Mobileのスマホを発売するそうだ。デルに続いてHPも時間の問題でそうなるであろう。次の大きなステップはサムソンがWindows Mobileを搭載したスマホを発売するときである。もちろんAndroidに切り替えたブラックベリーもWindows Mobileに切り替えるのではないかとひそかに期待している。私は未だにガラケーを使っている。しかし、今にも壊れておかしくないくらいボロボロになってきたので、次のスマホはどうしようかと考えてブラックベリーにした。パスポートというブラックベリー最後のOS版とプリベというAndroid版のブラックベリーをサブとして使っている。私の評価は重いブラックベリーより軽いスマホの方がいい、ということである。これでWindows Mobile搭載機種が増えてくるとその中で一番軽いものを選んでメインの電話にしようと思う。あらゆるところからOneDriveとメールとカレンダーにアクセスできるのが大変便利である。でもひょっとしたらWindoews10搭載のスマホが自分にとって一番あっているのかもしれない。iPad miniを使わなくなったのも、Surfaceを持ち歩かなくなったのも理由は重いからであって、重さを克服して便利だという動機はなかった。最近第1世代のSurfaceを使うことがあって、これにはWindows10へのアップグレードのおすすめがでないので、中古価格が今ならあがっているような気がした。形が大きくなったWindows Mobileはこんな形になるのではないだろうか。

#75 なぜ景気が悪いのかということについて原点にかえって考えてみた

2016-07-05

それは世の中にものが溢れているからではないか。すべての人がありあまるようなものを持っている。人口が減って不動産も首都圏大都市圏以外は空き家が目立つ。すべてものを持っているから少し古いということさえ我慢すれば、もはや何も買うものはない。だから食料以外のものについては誰も何も買わなくなっていくのは当然である。ではどうしたらよいのか。新聞テレビを使った広告は効率が悪くて、広告はインターネットのピンポイント広告が主流になるだろう。しかしそれでも売れない。結局、大量にものを売るというビジネスモデルを放棄して、インターネットを使ってパーソナライズしたりカスタム化したり、セミオーダー化するような商品しかうれないのではないか。

食料品については大量消費を前提として作られたコンビニ向けの食料品に対する反発がさらに大きくなり、無添加無農薬系の食品や、選ばれたプレミアム食材が売れるようになるだろう。つまり、高級品と安物の差がはっきり出て、たとえ高級品といわれてもそんなに値段が変わらないのであらゆる人たちが高級食材を買うのではないだろうか。その傾向に拍車をかけるのがインターネットでのメディア活動である。そうして世の中はどんどん「今がよければすべてよし」というせつな的になっていく。だから解決策は大量消費をやめることだ。販売価格が高くなっても、消費税が高くなっても生き延びていけるようなビジネスモデルを作っていって、消費が低迷しても企業の利益があがるようなビジネスモデルでのりきるしかない。

#74 イギリスの国民投票 その後2

2016-07-05

#71で「イギリスの脱退はうやむやになって、結局イギリスは脱退しない」と書いたが、EUは「イギリスは出てもらって結構ということでまとまるのではないか」、と思うようになった。またイギリスはEUのメリットを十分享受したのでもうでてもいいと考えているのではないだろうか。国民投票というのは国民から選ばれた政治家が自分の判断を放棄するという愚かな政治行動であると考えるべきであろう。国民は政治家を選び選ばれた政治家の仕事が政治であって国民に政治をさせてはならないのではないか。そういう意味で今回のEU離脱がイギリスにとって悲劇であるならばこの悲劇は長く記憶されなければならない。

ここでEU発祥の原点について考えてみたい。第二次世界大戦が終わった後、二度と戦争をしてはいけないということを考えて、石炭と鉄を統制する組織さえ作れば二度と戦争はできないという考えから石炭鉄鋼同盟というのがうまれ、フランス、ドイツ、イタリアとベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、この6国が中心になってはじまった。 離脱の共同会見で出て行くなら出て行ってくれ、とドイツとフランスとイタリアは三国で揃っていたというのをみてこの背後に石炭鉄鋼同盟のゆかりがあると直感したのである。それに対してイギリスはEUへの加盟を景気が悪くなって時にイギリス病から脱したいということから始まっている。そして今ではEUを十分に利用しつくしたような感がある。イギリスの輸出の60%ぐらいがEU向けであるそうだ。だから歴史を遡ってこの事態を理解しようとすると、EUの原点は平和であり、イギリスの意図は自由貿易である。こういう同盟はうまくいくはずはない。それに東ヨーロッパからの移民に反対する20〜30代と、アラブからの移民に反対する50代以上の反対を顕在化してしまった国民投票を許した政治家が責められるべきではないか。

#73 私の飛行機の計画

2016-07-01

インスタグラムに彼女と一緒にプライベートジェットに乗っている写真をアップした男がいる。東京と神戸をプライベートジェットで通っている人もいるそうだ。神戸空港の関係者が言っていた。 自分は新幹線で神戸まで通っている。そういう人たちのやっていることをみて、自分なりの飛行機プロジェクトを考えてみた。

単発の軽飛行機を買おうと思う。しかし軽飛行機なら何にも使えない。だからフロートがついている水上飛行機と同じタイプのフロートのついていない中古の機体を安く買って、フロートだけ新品を求めてつけるのはどうだろうか。中古の機体は5000万もしない。フロートは数百万円である。つまり5000万以下で楽しい自家用飛行機が買えるといういことである。問題は日本の海上の飛行機の離着陸の法規制である。アメリカで許されていることであるから、日本の航空局もしかるべくちゃんと話をすれば前向きに考えてくれるのではないだろうか。老後のために完全看護のケアホームに入るために5000万円を出すより、水上飛行機を買って十分楽しんだあとにサン=テグジュペリのように墜落するような人生の終わりかたがしたい、と考えたが、飽きるまで乗ったあとにもう一度中古で高く売るのが落としどころか。

#72 水素水の発表についての疑問

2016-07-01

国立健康・栄養研究所が「水素水は効果なし」ということを調べて発表した。私はこの発表に喧嘩を売るつもりはないが、もう一度この発表や最近の水素水ブームの本質についてしっかり考えてみたいと思う。自分は化学と物理と生物が大好きであった。中学高校大学と大学院と多かれ少なかれ、この基礎知識で生きてきた。いろんな人がいろんなことを言うのは自由でいいけれど、私の主張は次のとおりだ。

水素水の効果はある。なぜなら、体の中の脂質が酸化しているということが健康に対して悪影響を与えていることは誰もが認めている。この過酸化脂質に対して水素を当てれば還元反応が起こり酸素と水素が結合して水になる。こんなこと誰でもわかることではないか。水素水というものが存在するのであれば、その水素水の存在時間はどのくらいなのかということを調べる必要がある。つまり水素が溶けた水から水素が抜けてしまう時間を計る必要があるのではないか。水素の入っているボンベの問題は、ボンベの鉄分子の間を水素分子(H2)がすり抜けてしまって漏れるということだ。鉄の分子配列の間隔と水素分子の大きさとを比べてみる必要がある。これは化学の入試問題みたいなものか。いろいろな水素発生機の中にはちゃんと水素を発生しているものもあるだろう。しかし発生した水素が水から抜けてしまっているのが、現在市販されている水素水ではないか。

水素ビジネスの鍵はこの逃げやすい水素をいかに逃がさないか、というセットアップと作ることではないか。それは液体に水素を溶かすことではなく、固体に水素を吸着させ、その固体を体内に取り入れやすくし、体内で水に溶解し、水の中の水素イオンという形で体中に循環させるということが必要なのではないだろうか。

だから私は水素水は飲まない。私は水素が入っているといわれているサプリメントを飲みたいと思う、たくさんの水と一緒に。別に実験したわけではないが、水素水は効かないという国立健康・栄養研究所の発表は水素の還元作用の可能性を否定するものであってはならないと思う。

#71 イギリスの国民投票 その後1

2016-07-01

イギリスのEU離脱について面白い状況がある。イギリス人の言っていることとスコットランド人の言っていることとドイツ人の言っていることとフランス人が言っていることと日本人が言っていることとアメリカ人が言っていることが、皆違っている。つくづくインターネットがあってよかったと思っている。もしなかったらCNNとBBCと日本のNHKと民放ぐらいをみて間違った結論に達していただろう。インターネットによって対象の内からと外からの両方の立場で考えることができるということが大変ありがたいと思った。

でも人と同じようにインターネットで調べて、自分の意見のようにブログで発言するのはイヤだから、イギリス人と、ドイツ人と、イギリスを旅行中の日本人に聞いてみた。もちろん3人は3通りの解説を言ってくれた。私は前のつぶやきで50代以上の人がアラブ系の移民が来てほしくないと言ったが、それだけではなかった。20〜30代の東ヨーロッパ系の移民が来てほしくないと思っていると。東ヨーロッパ系の人は簡単に移民してきてイギリス人の嫌う掃除や単純労働の仕事をイギリス人から奪ってしまった。これに対する強い反発を指摘された。次に、EUという名前を一枚めくるとドイツとフランスが支配する国連みたいな組織で、EUの大統領やEUの委員長はただの官僚みたいなものであって存在感が薄すぎる。イギリス人が大嫌いなドイツ人と大嫌いなフランス人に支配されるのだけはやめてくれという意見もあった。次に、EUはドイツがあってのEUであるので、うるさいイギリスがいなくなるということはヨーロッパ団結の大きなステップになるのではないかと歓迎していたようなところがある。ドイツの政治家の発言は大変慎重ではあるが、これこそ19世紀からゲルマン民族が目指してきたヨーロッパ大陸の支配の完成ではないか、という人もいるそうだ。ドイツの敵であったフランスはナポレオンを最後に国力は縮小の一途をたどった。大陸のナンバー2としてのフランスが死守しなければならないポジションなのであろう。などなど、現在世界中で囁かれているいろいろな会話を総合すると、イギリスは離脱を通告しないと思う。うやむやにして離脱は流れると思う。経済合理性を考えれば明らかである。民意よりも民が選んだ代表者の知恵はそれを選択するのではないか。ギリシャの債務危機のときにどういうことが起こったか、記憶に新しいところである。離脱すると言った国が首相がやめただけで離脱しなかったではないか。離脱するといって国民投票はしたももの、その結果をひっくりかえすことはイギリスの政治家の手の中にある。ドイツとフランスが入れてあげないからといって、イギリスが切り捨てられるのかといえば、そうではないだろう。国民投票のおかげで深刻な経済合理性の考察がなされたとみている。

離脱の結果がわかってもニュースが駆け巡っただけで何も変わっていない。なのに株価などの経済指数は敏感すぎるほど反応した。私はこれはこの騒ぎにこと寄せて儲けようとしていた投機集団がいたのではないかと考える。同時に為替で儲けようとしたヤツを誰か調べてとっ捕まえてほしいとはいわないが、儲けたヤツを調べて晒してほしい。謹んで「投機家」という名前を差し上げたいと思う。日本のどこかの経済団体のトップが「ナショナリズムを慎め」というような発言をしておられて笑ってしまった。ドイツとフランスの発言の方がナショナリズムっぽくないか。

経済合理性の話ばっかりをしてきたが、EUの各国の間でEUに対しての愛国心はあるのであろうか。EUの愛国心を作るためにはEU以外に仮想敵国が必要なのではないか。それがアラブなのであろう。官僚のようなEUの大統領と委員長、ぜんぜん姿が見えないEU議会の議員、それらを考えるとEUの名前自体を再定義した方がよいのかもしれない。もとに戻して「EEC(ヨーロッパ経済共同体)」か。国が集まって新しい国になるのか、国同士が条約によって連邦になるのか、NATOのような軍事同盟になるのか、枠組みも再定義を迫られるのではないか。1648年のウエストファリア条約によって主権国家を規定するものは「領土」と「国民」と「国家主権」であると合意がなされた。この枠組みが今問われているのではないか。新しいキーワードは「人種」、「宗教」、「通貨」、「経済」、「言語」などが、新しい国家のフレームワークになるのではないかと思っている。

#70 イギリスの国民投票の結果を見て

2016-06-24

伊勢サミットで経済危機が来たらどうするんだと 問題意識を提示した安倍首相に対してイギリスの首相は「大丈夫、大丈夫」、ドイツやフランスも「考えすぎ」といったという報道があったが、今日イギリスがEUを脱退するという結果がでた。

イギリス人は中東からの難民を受け入れるのはそんなに嫌いなのだ。すくなくともイギリス国民の半分は「アラブさんお断り」といっているのだ。EU離脱のコストは高くつくがそれでいいという判断をイギリスが下したことになる。島国の日本はおそらく半分ぐらいがイギリスに対して同情的であろう。これが日本の保守層の考え方なのではないか。残りの半分は移民に対してオープンになるべきだという考えの人ではないか。ただしEU離脱によって日本の株式は大幅に下がってしまったので、景気が悪くなって結果的にはアンチイギリスというのが日本のスタンスではないか。今日の夜のテレビ報道を見ながら、失言が大好きな財務大臣や逆金利の日銀総裁など、こういう人たちがなんで株の買支え出動を即明言できないのか、疑問に持ってしまった。まさかアメリカに財政出動の許可をもらいにいっているのか、と疑いたくなった。明日の朝9時までに財政出動をやります、とはっきり明言するべきではないか。露骨にやるのは悪いことなのか。中国の政府だったら一気にやるだろう。せっかくサミットで財政出動するというコンセンサスをとろうとしたのに、残念だ。ネガティブな報道をしたマスコミは恥を知れ。

EUにおいて、これからドイツとフランスが核になってEUを支配するのであろう。 次にEUはどうなるのか。それを決めるきっかけとなるのはEUのどこかで起こる大規模なテロ行為ではないだろうか。核攻撃というよりも大規模な放射能汚染のようなテロで、今度はドイツやフランスの国民が、EUの中で難民になったとき、EUは本当の試練を迎えるのではないか。

#69 中国のスパコンが世界一位になったと聞いて

2016-06-24

トップ500というスーパーコンピュータのランキングが発表された。日本はどんどん順位を下げている。日本の「京」の10倍の速さのコンピュータが、なんと、「京」の1/4の値段でできてしまった。1000億円以上かかった「京」に対してなんと中国は250億円で作ったという。富士通は「京」を作って大儲けしたのだと思った。中国のスパコンは中国のCPUである、ネットワークも中国、シャーシも中国、全て中国製である。立派なものだ。世界のトップ500のなかで中国のスパコンは167台、アメリカのスパコンは165台。1/3が中国製で、1/3がアメリカ製。日本は12台ぐらいのもの。中国が躍進したのはこの5年ぐらいだ。日本のスパコンがこんなにダメなのは、蓮舫の発言も原因のひとつだと私は信じて疑わない。「2位ではいけないんですか」というあの発言によって多くの科学者は団結して巻き返しをしたが、日本のスパコン1台を作ることはできたが、日本のスパコン熱をあの言葉が冷ましてしまったのではないか。この5年ぐらいに日本の国が、国策として行ってきたスパコンの事業にお金が出なくなってしまったことを、蓮舫一人の罪にするのはやりすぎかもしれないが、あの時蓮舫が政治家として言わなければならなかったことは「今の予算の半分で世界一になってくれ」という励ましの言葉ではなかったのか。

富士通は「京」コンピューターの部品を使ってオラクルのデータベースマシンをつくって世界中に輸出しているみたいだ。どこかのアナリストが富士通がいくら儲けたかを計算して、少なくとも儲けたお金の半分くらいを使って、中国のスーパーコンピューターを超えるくらいのものを作ってほしいい。

ずっとスパコン関係の研究開発をおやすみにしていたが俄然やってやるという気持ちになってきた。考えてみよう。

#68 ソフトバンクの一連の報道を見て

2016-06-24

「60でやめようと思ったが、もっと続けることにした」、という孫さんの発言を聞いて感じたことを書きたいと思う。 一度ゆずるといったものを気が変わったからといってやめるというのであれば、孫さんのことをかわいそうな人だと思う。マイクロソフトをやめるといってトップをやめて、株も売り続けているビル・ゲイツは途中で心変わりはしていない。孫さんの心の中で起こったことは何なのかを勝手に想像してみる。

一番大きいのは孫さんと直接話をすることができた孫さんの幹部はインド人がきてもはや直接話すことができなくなってしまったのではないか。この人たちのチクリがかなりあったのではないか。あることないこと、インド人の悪口を日本人やアメリカ人が山ほど入力したのではないだろうか。誰も何十億も報酬をもらっていない、もらっていたとしても十億以下だろう。十億以下の人が数十億もらっている人のやっかみをするのは当たり前のことだろう。毎日元部下から新社長になるべき人の悪口を聞かされればどんなに信頼を持った人でも、ちょっと待てよというのではないか。そうすると当然与えるべき権限を与えなくなる、インド人がもっと任せてほしいといっても、任せてもらえなくなる。そうなるとフラストレーションの塊となってやめるしかないということになる。記者会見のインド人の顔を何度も見たがもっと仕事を任せて欲しかったという顔ではなかったか。後妻候補を子どもたちがいじめて追い出したということではないか。

記者会見で「いじめられて頭来たからやめる」くらいいえばよいのに。そんなことより私はもっと大切なことを指摘したい。それはソフトバンクの株が下がることである。普段ならば借り入れ12兆円で売り上げ数兆円の会社といってマスコミ馬鹿にされて、叩かれるはずであったが、今回は孫氏、柳井氏、永守氏の共演で乗り切り、ソフトバンクの経営の実態を報道するマスコミはどこにもない。孫さんに何の落ち度はなくても日経平均は下がっている。株式の地合が悪くなってソフトバンクの株価が下落すればソフトバンクは資金調達が難しくなる。今手持ちのお金は2年間分の金利ぐらいなもので、さらに持ち株の大量売却はもはやできない。こっちの方が大問題ではないか。こういうときにまともな報道をするマスコミはどこかと、注目している。それはソフトバンクの広告が入っていないメディアであろう。

#67 舛添問題を考える

2016-06-14

私のつぶやき1ヶ月間更新していなかった。その間珍しくテレビばっかり見ていた。舛添東京都知事の問題について考えていることがあるので書いてみる。この舛添問題は2つに別れるのではないか。舛添氏が参議院議員としての政治資金の使い方。もう一つは東京都知事になってからの東京都知事としてのお金の使い方。この二つについては全く違った性格を持つ政治資金であり、議論の仕方も変わってきて当然ではあるが、テレビではごちゃ混ぜにされて報道されている。今回のテレビ報道は舛添氏を引き摺り下ろすためのマスコミによる正義の報道に名を借りた政治リンチショーである。僕のような興味津々な視聴者がテレビを見るからテレビ局は特別番組を組んでどんどん報道するのである。

参議院議員としての舛添氏のお金の使い方については温泉に泊まったとか資料代がどうとか、いろいろいわれているが、舛添氏についてこれをいうなら国会議員全員の政治資金報告書について過去に遡って少なくても5年やるべきではないか。それも週刊文春などの中年探偵団が走り回って調べるよりも、会計検査院のような組織を動員して検査すればよいのではないか。しかし現実は「政治資金」という名前のもとに政治家の活動は曖昧にしておくことが許されている。参議院議員当時の舛添氏の気持ちは政治家だから適当にやっておけばいいと思っていたのではないか。私は政治活動についてはブラックボックスでいいと思っている。政治とはそういうものであるのだから。

東京都知事としての舛添氏の経費の使い方については、問題があると思う。高い値段のホテルや飛行機代など公用車による遠距離の通勤。これらについてはリアルタイムで知事の経費を開示することが今後の正常な支出のための必須条件となるのではないか。地方自治体の知事は政治家であって、公務員でもある。その立場の人間の方が国会議員よりも厳しい立場で身辺を監督されなければならないのではないか。知事の立場でやってこられたことについては経費の乱用より罪が重いことがある。それは視察と称して個人的趣味のために美術館を訪問していることだ。大切な日中の時間を公務にあてないで、個人の趣味に使うような人を知事においておいてはいけない。東京都美術特別顧問ぐらいに任命して、公用車の代わりにタクシー券でも持たせて遊んでいてもらえばいいのだ。

不信任案がもう直ぐ提出される。辞任になるのか、解散になるのか先は見えないが、時間の問題で知事の座は追われることになるだろう。そして次の知事が選ばれてまたその知事の経費が調べられ叩かれる。まともな気持ちのまともな価値観を持った人ならば誰も知事にはならない。現代はこんな時代になってしまったのだ。

#66 ソニー、富士通、東芝のパソコン会社統合破談を聞いて

2016-05-17

そのうち日本製のパソコンがなくなる時代がやってきそうだ。日本製のパソコンにこだわる理由は全くなくなってしまった。ソニーのパソコンはいつも壊れた。東芝のパソコンはとても重い。富士通のパソコンはモバイルの方向性があって気に入っていたが商品としてのまとめ方に難があった。個性の塊みたいな集団が一つの企業としてやっていくということはできなかったということだ。

ではどうすればいいのか。選択肢は3つある。ひとつはSurface。もう一つはSurface Book。ビジネスでパソコンを使う人はこの選択でよいだろう。アーティストの世界は少し違うような気がする。美術系のアーティストも、音楽系のアーティストもMacである。つまりデュアルブートのMacBookがソリューションになるだろう。GoogleのChrome OSのパソコンも買ってみたが全然ダメだった。やはりウェブとかメールとかといった情報ユーティリティデバイスとしてのパソコンだけでは不十分で、アプリケーションが動いてなんぼというのがパソコンの本質なのであろう。

ではどうなるのか。私の無責任な予想であるが、デザイン中心のソニーには撤退という選択しかないのではないか。コンピューター命ということでスーパーコンピューターを開発してきた富士通はパソコンからは撤退しないであろう。東芝は今回のリストラのトップディシジョンでパソコンを残すか残さないかが決まるであろう。おそらく事業丸ごとどこかに売られるか、ソニーと東芝が一緒になるのか、といったところか。

#65 警察がリモートでGPS情報をゲットするようになると...

2016-05-17

報道によると警察の犯罪捜査目的で個人の所有するGPSデータをリモートで抜くことができるそうだ。
これに関して反対運動が時間の問題ででてくるであろう。でも抜かれるのはGPSデータだけではないと思う。カメラの映像やマイクの映像も含めて個人が所有するスマホはもはや電話会社やその背後にいる権力に乗っ取られているのではないか。だから私はこういうことに対して何か手を打たなければならないと思っている。このことにはじめて気が付いたのはケータイから110番をしたときのことである。ケータイから110番すると、自分でケータイを切ることはできない。電話は強制的につながりっぱなしになる。通報者を守るための機能であるかもしれないが、気分が悪い。そういうことが一切できないようなケータイやスマホを作れば売れるかもしれない。ベッドルームに置いたスマホがリモートで録音や録画を始める時代になったら気分が悪くはないか。音響的、工学的、電磁的に完全にシールドする箱にケータイをいれてから寝るということをしなければならないかもしれない。

#64 インターネットがマイノリティに与えた力

2016-05-17

マスコミの機能の中で大きなものに「アジェンダ機能」というものがある。これは世の中で起こっている森羅万象に対して必要であり、注目に値すると思われるものをピックアップして大衆に伝えるというものである。だから日経新聞と朝日新聞と産経新聞と赤旗では大切と思うトピックスが違っていて、当然伝える内容も報道する内容も違っている。このアジェンダ機能にそれぞれのメディアの品格や見識がでてきた。それがメディアのパワーとなってきた。

インターネットでツイッターのように一人のひとがつぶやくことが共感を得ればリツイートで拡散していく。何を言ってもゆるされる時代であるからリツイートもなんでもありの様子をしているが一部の少人数が発信する事柄が面白ければ拡散されていくという時代になってしまった。前東京都知事のお金の問題、オリンピックのエンブレムの問題、小保方のSTAP細胞の件、舛添知事の公私混同の問題、これらすべて一部のイカれる情報発信がおもしろおかしく拡散されてマスコミを賑わしている。他人のスキャンダルや他人の悪口や他人のプライバシーを聞いたり読んだりするのは楽しい。悪口は蜜の味という。しかし、社会の報道というカテゴリが本来的に持たなければならないアジェンダ機能を放棄し、エンターテインメントとしてのスキャンダルに注力するようになってしまったということはおかしいと思う。

私は右翼でも左翼でもない。中国や韓国からの帰化人でもない。地方出身で大学進学のときに東京に上京してきた典型的な東京都民である。その立場からいうと東京という街はその多様性において日本が世界に誇れる街である。しかしあまりにいろいろな人がいてその間の壁はインターネットによってさらに厚く高くなっていくのではないか。我々がしなければいけないことはマスコミの「アジェンダ機能」を疑うことではないか。マスコミが選んだコメンテーターの選択の意図を見抜くことではないか。ニュースそのものもニュースと思わないで、エンターテインメントと思って評価するべきではないか。あと言葉の壁はあるが世界中のニュースに対して定点観測をするべきではないか。日本のメディアと相手国のメディアと両方読んで、はじめてニュースの実態がわかるのではないか。マスコミやインターネットに隠されている世の中を操ろうとしている集団や個人の意図を発見することこそ、インターネット時代の個人に求められていることであると信じる。だからインターネットによって戦いの本質は個人vs個人になっているのではないか。

#63 シャープはどうなるのか

2016-05-17

オーナー系の大企業に買収されることになったシャープの報道がまた活発になってきた。ほとんどのマスコミが報道している立場をみていると、これからのシャープが前のような延長線上のように論じられているので違和感を感じる。たとえば中国で7000人リストラをするという報道。人減らしをしないはずではなかったか、といっている。今のシャープで人減らしをしなかったら、経営者の見識が疑われる。ホンハイは中国で100万人以上の人間を雇用するぐらいの大規模な投資を中国でやってきた。そんな会社からみたらシャープの中国事業なんて真っ先にリストラの対象となるだろう。それどころかホンハイが中国に投資した莫大な金額はすでに中国で生産した製品を回収が終わっている資産ではないかと思う。だからいくら100万人を雇用する中国の会社があるといってもホンハイにとってはコストはただなのである。ホンハイが上場している個人企業であるかぎり、中国の資産なんてもはやオーナーにとっては償却済のタダ資産である。

シャープの買収はシャープの持つ液晶が欲しかったなどなど報道されているが、ホンハイが欲しかったのはシャープという日本の上場企業だったのではないか。つまり売り上げ連結売上高2兆4000億円の日本の上場企業をタダ同然の4000億円で買収することによってリストラを行い、株式がふたたび上昇すれば2兆円ぐらいのキャピタルゲインを手にすることがホンハイの目的ではないか。その観点が今の日本のマスコミには抜けている。シャープの負けた理由とか、社内の派閥など瑣末的な報道ばかりされている。この記事を書くためにビジネス週刊誌を買ったがあまりの程度の低さにバラバラとめくって読むのをやめた。2兆4000億の企業の買収に4000億を投じる国際ビジネスマンの考えていることを描くことができるマスコミがいるのか。それが問われている。私はホンハイがやるべきことをちゃんとやってシャープが日本で上場している台湾企業としてたちゆくようになるということを見守ることがメディアの責任ではないかと思っている。

#62 政治経済についての私の予想

2016-05-10

その1、中国。ウォーレンバフェット氏が、中国の景気は明るい、中国の未来は明るい、といったそうだ。なるほどと思った。私見は中国の国としての体力があと何回大暴落に耐えられるということが論点ではないだろうか。クラッシュが起こるたびに国の中枢が買い支えをする。しかしあと何回この買い支えがうまくいくか未知数だ。中国の市場関係者の体力がもうなくなってしまったときに本当のクラッシュがやってくることであろう。ウォーレンバフェット氏はそれがかなりの先だというメッセージを出しているのだろうと考えている。

その2、日本。参議院選挙が終わったら株式は落ちると思う。その株式の落ちるきっかけはマスコミだろう。日本のマスコミかアメリカのマスコミか、ヨーロッパのマスコミか、その中のどこかがアベノミクスの悪口を書いて大騒ぎをするだろう。アメリカやヨーロッパが騒げば日本のマスコミも喜んで同調するだろう。誰が悪口を書き始めるかが見ものだ。そいつは日本の株を下げたい張本人に頼まれてそういう記事を書くのだろうと見ている。しっかりと時系列で分析してみたいと思う。その前からしっかり外資の空売りがされていたりして。そのあと6ヶ月ぐらいしたら不動産の値段が下がるだろう。不動産の値段が下がると外資の土地持ちが投げ売りするのではないだろうか。

その3、ロシア。プーチンロシア大統領と安倍総理大臣のトップ会談が開かれるそうだ。石油の価格が安くなって困っているプーチンだからロシアが儲かる提案さえすれば北方領土は返ってくるのではないか。しかし日本がロシアに資金提供をしたらアメリカの逆鱗に触れることなる。アメリカを怒らせないでそんなことができるのか。

その4、イスラムのテロリスト。なれてしまったのか人質が殺されてもテレビは全然反応しない。日本人が捕まってももう報道されなくなるのも時間の問題であろう。ISのスポンサーはもうすぐわかるだろう。それはアISから石油を買っている国だ。つまり石油を買ってISに資金を提供している国というのがどこかということはそのうちバレるであろう。その国はISに人質を取られないでISがその国の名前すら出さない国、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本でもない。スポンサーの国の国民の首を切ったらスポンサーは怒るであろう。

#61 「小学校でプロクラミング教育の必修化」に思う

2016-05-10

産業競争力会議で総理大臣が小学校でプログラミングを必修化すると表明した。たいへんよいことなので二、三、お願いしたいことがある。まず、小学校の教員をプログラミングの教員にあてないでほしい。間違っても夏休みなどに講習をしてプログラミングの免状なんか発行しないでほしい。高校では「情報」が必修科目となっているが、ワープロや表計算を教える授業になっているところが多い。受験校は受験科目に振り返られたりしている。情報の専門家が高校で教えるチャンスはなく、理科や数学の教員が免許をもらってやっている。現実をみると仕方がないという気持ちにもなるが、小学校教員の免状をもたないと、小学校でパソコンの授業を教えることができない。小学生が目の色を変えてコンピューターに取り組むような授業が可能な人を教員として臨時免許を与え、実現して欲しい。

コンピューターの教育は大きく分けて2つある。コンピューターを使う教育と、コンピューターをつくる教育である。私のいうコンピューターとインターネットのことをいう。スマホを活用して情報をインターネットからゲットすることは誰でもやっている。そんなんに教育はいらないというひともいる。でもスマホでワープロや表計算やプレゼンテーションを作り込めるかというと決してそうではない。スマホは明らかに情報消費者のための道具であって、情報生産者のための道具ではないようだ。情報生産者はもっと効率のよい大きな画面のついたパソコンを使っている。一人一人が情報のスキルを持つならばパソコンのスキルは現在の時点では必須ではないか。

次にコンピューターを作る教育。秋葉原でパソコン部品を買ってきて組み立てるということがパソコンを作るということにはならない。半導体を買ってプリント基板をレイアウトすることがパソコンを作ることであろうか、それも違う。マイクロチップを作らないとパソコンは作れないのではあろうか。そんなことをいったら世界でパソコンを作れる人は100人以下になってしまうことになる。私はパソコンを作るということは今のパソコンを改良して新しい機能を付加し、新しいコンピューターを作ることができることではないかと思っている。その教育を日本で展開している大学はあるのだろうか。Apple IIも、PC98も、IBM PCも、Macも、最近ではRasberry Piもすべて企業で生まれた。教育の現場から教育の結果として新しいアーキテクチャのパソコンが生まれたことがあるのだろうか。大学で作ったといっているOSがあるが、一皮むけば専属の企業がつくっていたりスポンサーの企業がサポートしていたりする。一瞬花火は打ち上げることができても誰もが買えるコンピューターを作るということはとても難しい。私は小学校からコンピューターを教えるということにぜひ、プログラミングだけでなく、使い方だけでなく、どんなレベルでもいいからコンピューターを作るということを教えて欲しいと思う。小学校のときにコンピューターを作るという喜びを覚えてしまった子どもが大きくなって次の世代を引っ張っていくコンピューターを作るのだと思う。そういう子どもたちをたくさん育てたい。

#60 PS4Kが出る!

2016-04-26

PlayStation4を改良したPS4.5とかPS4Kといわれる、4Kビデオディスクプレーヤーが出るそうだ。CPUがはやくなり、ビデオプロセッサーもはやくなり、4Kの映像のためにすべてが改良されたもののようだ。私はこの機械が出ると思ったので、PlayStation1も2も3も買ったがPlayStation4は買わなかった。しかし私はソニーにお願いをしたいことがある。今のPlayStation4で4Kディスクがたとえ2Kの映像であっても見れるソフトが欲しい。4Kのディスクをいれれば、4Kのデータを読み込んで表示は2Kであったとしてもアップグレードしないで見ることができたらいいのだが、そしてそのソフトをタダでPlayStation4のアップデートとして配布してほしいのである。ひょっとしたら、ソニーのソフトウェアエンジニアがそのソフトをチューンナップすれば4Kのソフトが見ることができるかもしれないと、勝手な期待をしている。

#59 次の時代を作ったオーディオの価値観の変遷

2016-04-26

オーディオの研究と開発と約10年くらいやってきた。パワーアンプを作って、スピーカーを作って、DAコンバータを作って、プリアンプを作って、CDトランスポートを作った。オーディオコンポーネントをほぼ全種類開発したことになる。そこまでやってはじめてわかったことは、今オーディオに求められているものはハイビットではなく、ハイビットの技術を使っていかにCDの音をよくするかということではないか。

話は変わるがここでオーディオの価値観の変遷について考えてみたいと思う。オーディオの最初はラジオ放送である。中波や短波を使ったモノラルの放送、ラジオ局を2局つかったステレオ放送がNHKによってされていたことを思いだす。

次のブレークスルーはFM波を使ったステレオ放送である。音楽の番組が増えステレオは周波数変調なので雑音も少なかった。

FMステレオ放送の音楽を録音するための最も簡単な方法はラジカセによって実現された。FMのステレオ放送をカセットテープにワンボタンで録音できるようになったのだ。ラジカセの中にはタイマーで自動的に録音できる機種もあった。この機械によって音楽が録音されたカセットテープがどんどん増えた。
この音楽が録音されたカセットテープをどこでも聞くことを可能にしたのが、ヘッドホンステレオである。ソニーはウォークマンという名前で発売した。爆発的に売れた。磁気テープの記録の常として録音ノイズが必ず伴った。この録音ノイズを少なくするためにアメリカのドルビー研究所という会社がノイズ低減法を発明した。ドルビーによっていやなノイズを聞かずに済んだ人は多い。

このノイズを究極にゼロにしたのがデジタルオーディオである。ソニーとフィリップスがコンパクトディスクを発明した。コンパクトディスクはオーディオの世界を完全に塗り替えてしまった。デジタルになることによって失われたものもたくさんある。2万2000ヘルツ以上の音が入っていない。理論的には1ヘルツからの音がはいっているはずなのだが、使っている半導体の制約から20ヘルツ以下の音は再生されない。しかしその失われたものを取り戻そうとする努力が現在のオーディオ業界の力点になっているのは皮肉なものだ。

CDをコピーしてもう一つのCDを作るためのレコーダブルCDが次に発明された。このCD-Rはパソコンの周辺機器としてどんどんと広まっていった。

そのパソコンの音楽データをごっそりヘッドホンステレオのように持ち出したのがiPodである。そのiPodにインターネットの接続機能をつけたのがiPhoneである。iPhoneは基本的に音楽をダウンロードしてiPhoneの中に蓄積して再生するものであった。

ここにきてiPhoneとiPhoneの上におけるiTuneが変わりつつある。それは音楽のストリーミングである。私は将来音楽の提供手段はほとんど全部ストリーミングになるのではないかと思う。自分の欲しい音楽をインターネットから聞く、ということがすべての人にとって当たり前になる時代がもうそこまでやってきている。

ではレコードはなくなるのであろうか。ではCDはなくなるのであろうか。では、SACDはなくなるのであろうか。そういったことが私の興味の焦点である。地球上に存在している60億枚のレコード。100億枚以上といわれるCDがなくなる日がやってくるのであろうか。私はその日が来ないと思う。一般の音楽ファンに対してはインターネットによるストリーミングが主流の音楽再生方法になるだろうが、オーディオマニアに対してはレコードもCDも残り続けるのではないかと考えている。CDはストリーミングで満足できないユーザーのための高音質な音楽メディアとして存在を延命させていくしかないのではないか。

#58 固定電話の未来

2016-04-19

一時1億加入ぐらいあった固定電話が減って減って2500万くらいになっているそうだ。昔は資産として値打ちのあった電話加入権はもはや紙切れ同然である。このまま固定有線電話が減っていくと採算分岐点を割れてNTTの赤字のもとになるそうだ。固定電話をどうしたらよいのか、考えてみたい。

まず固定電話の所有権を個人ではなくNTTのものにすることだ。すべての固定電話を公衆電話にすることだ。つまり各家庭に引かれている固定電話を必要な人は誰でも借りることができるシステムに作り変えることがいいのではないか。なぜなら、電波は有限であるからこのまま携帯電話が増えていったら無線はいっぱいになる。それよりも家にいるとき近くにマイクロ基地局があるときはそちらを通した電話に切り替えた方がよいのでないか。次に、固定電話網を固定電話の幹線と携帯電話の幹線とに統合するべきである。NTTとドコモが再合併をするということである。そして電話局から加入者までの線はISDNではなく、インターネットに切り替えるべきではないか。そうすると全国に2500万箇所のアクセスポイントが誕生する。自分の家の電話というアクセスポイントに無線でアクセスする人が増えると、儲かるというビジネスモデルにすれば人々は喜んでアンテナを外に向けるであろう。セキュリティはそんなに難しいことではない。つまり、WiFiやBluetoothを使ったマイクロセルに公衆電話網を切り替えていくことによって有線電話は生き延びるのではないか。

#57 ツイッターで売られたケンカに対する反論

2016-04-19

私はツイッターは嫌いだ。どうして嫌いなのかということを書くとそれだけでちょっとした文章になってしまうのでそれは次の機会に譲るとして、最近ツイッターで自分のした仕事にケチをつけられた。その内容は100ドルPCも1チップMSXも私の仕事ではないというものである、と。個人の名誉が関わってくるのではっきりと反論しておきたい。

私がMITのメディアラボで客員教授をしていたとき、私は4つのプロジェクトを提案した。1つ目が100ドルPC。2つ目が人工衛星を使ったインターネットアクセス。3つ目が電子マネー。4つ目が機械語翻訳のプロジェクトであった。100ドルPCは当時のMITの所長と意見がぶつかり、途中でやめた。最初に100ドルPCのために資金をだしたのは私だ。OLPC(One Laptop Per Child)という、100ドルPCを推進するNPO法人の役員もしていた。私はFPGAを使ったソフトウェアプログラマブルなアーキテクチャを提案し、ネグロポンテ氏は当時自分が社外重役をつとめていたモトローラ社のCPUを使うことを提案していた。いくら値段が安いからといってモトローラのCPUを使うなんて時代遅れも甚だしく私は反対した。また100ドルパソコンのOSとして、MicrosoftのWindowsも安く使わせてもらうことも提案した。余分なことだけど、スティーズ・ジョブズにAppleのMac OSを使わせてもらうよう、頼みにいくことも提案した。いろいろあって結局Linuxを使うことになった。CPUとOSとアーキテクチャが政治的に決められていくのをみて私は100ドルPCのプロジェクトを降りることにした。私が関わらなかったMITの100ドルPCは立派なものかというと、私はそうは思わない。こんなことなら中古のPCを世界的にリサイクルするNPO法人でもつくればよかった。100ドルPCの実態は利権の塊で関わった誰かがガバチョと儲けているプロジェクトだったのだ。

でも、降りたのはMITの100ドルPCのプロジェクトであって、自分としては100ドルPCをあきらめたわけではなかった。そうしているうちにFPGAのプラットフォームの上にMSXを載せようという集団があらわれ、日本で29,800円で売られることになった。この1チップMSXの発売にいたる紆余曲折もいろいろあってそれはそれで1冊の本になるぐらいの話がたくさんある。1チップMSXは5000台しか作らなかったので100ドルにはならなかった。商品のケースやコネクタやシステムダイヤグラムなど主な部分は私が最終決定をした。辻川さんという天才的なエンジニアがほとんどつくったものである。ツイッターの投稿の主は、西がなにもしていないとツイートをした。なんでそんなことがいえるのか、わからない。

ツイッターでツイートをしている人のなかには自分が頭で思ったことを1秒後にはツイートしている人が多いようだ。それ自体はツイッターがそういうものなのでどうこういうことではないが、私は問題を提起したいのは以下の点である。検索エンジンでいろいろなキーワードをいれて出てきた結果だけを読んで、自分なりの結論に到達し、それを匿名アカウントでツイートするのはいかがなものか。私は自分のウェブサイトを作っているが、そこに自分のやったことを全部載せているわけではない。むしろ自分のやったことのほんの一部しかインターネットには開示していない。その一部だけの情報をもとに、インターネットだけの世界がすべてだと考えて、インターネットやその他の公開情報だけでいろいろ判断をするということはまるで中学校や高校のインターネットの調べ授業のようではないか。まとめサイトのまとめにしてもそうだ。インターネットで調べたことでまとめている。インターネットに本当のことだけが書いてあるというのは間違いだ。まともなサイトもたくさんあるが、イカサマサイトばっかりではないか。単行本のほうがまともである。単行本でいい加減なことを書いている人もいるが、まともなことを書いている人の方が圧倒的に多い。

100ドルPCで文句がつけられたことがきっかけで、ツイートをしてしまった。何年も前に作ったアカウントである。ツイッター上で戦おうとは思っていない。ただツイートされたことが間違っているということはどこかにはっきり記録しておかなければならない。ところで、100ドルPCプロジェクトの次に10ドルPCプロジェクトと、1000ドルスーパーコンピュータプロジェクトをやろうという気持ちになった。電卓感覚で使えるパソコンと、パソコン感覚で使えるスーパーコンピュータを作ろうと思う。そのことを考え始めたところだ。

#56 新聞と出版は死ぬのか

2016-04-05

インターネットの時代になって新聞と出版の景気がどんどん悪くなってきている。夕刊はどんどん姿を消し、出版社の経営は悪化し、取次は廃業している。たしかに読者は変わりつつある。今まで家で新聞を読んでいた世代がなくなってしまった。スマホでニュースを読んでいる。マンガもスマホで読む。しかし本当にインターネットで出版と新聞が死につつあるのであろうか。そうでない部分も考えられる。ひとつは同じような議論がテレビが出てきたときにあった。テレビによって新聞はなくなる。そのなかで勇気を出してテレビをやるのだとテレビを始めた新聞社が成功を収めている。テレビ朝日やフジテレビや東京放送である。新聞とテレビは共存した。なぜならテレビはタダだったからである。新聞はテレビの番組表を夕刊に載せお互いに助け合う関係でこの半世紀進んできたのではなかったか。テレビと新聞の共存を見て出版界の人は、出版とウェブは共存すると思ったのではないか。たくさんの出版社が電子出版を大騒ぎして参入し、しかし黒字になったところはいまだ少数である。黒字の筆頭はマンガとエロ小説である。

ではなぜ新聞と出版が苦しんでいるのであるか。私はそれは読者の嗜好が変わっていきつつあるからではないかと思う。多くの読者がタダの情報を消費していて、タダの週刊誌の情報サイト、タダの電子出版サイト、もちろんタダのホームページを見るようになり、新聞や書籍につかっていたお金はスマホの通信料に変わってしまったのではないか。

新聞は憲法の言論の自由によって保護されているがゆえに何を言っても自由だ。右ならば産経、左ならば赤旗、インテリならば朝日、ビジネスなら日経、スポーツなら読売。ローカルなら東京新聞を筆頭にそれぞれの県単位の新聞などと、新聞は十人十色の以上のバラエティに富んでいる。このバラエティを嗜好する読者の情報選択行動がメディアの盛衰に直結するのではないか。右翼も左翼も需要は変わらないだろう。スポーツも需要は変わらないだろうが、読売はどんどんスポーツ新聞化するだろう。日経を読まないビジネスマンなんていない。おそらく一番部数を減らすのは、インテリにターゲットをしぼっている朝日新聞であろう。インテリはもはや新聞なんて読まない。今まで新聞を読んでいた時間にインターネットで自分がもっと情報を選び、誰でもが評論家のふりをしたブログを書く。

テレビ、ラジオ局は放送法によって公平中立が義務付けられている。最近総務大臣が変更している放送局は停波させるといって物議を読んだ。アメリカはこういう制限がない。こういう制限がなくなるのは時間の問題であろう。日本のテレビ局が新聞のように右と左とインテリとマネーと宗教とに分かれて、チャンネルがそれぞれ御用コメンテーターを抱えてバラエティに富んだテレビ放送が当たり前になるのが目の前にきている。

最近のメディアはマスコミ(新聞テレビのこと)もインターネットもひどすぎる。まだ立候補もしていないタレント候補者のスキャンダルや議員のスキャンダルやタレントのゴシップや犯罪者の犯罪の詳細についての記事が多すぎる。かくいう私もなんか事故が起こると全録ハードディスクレコーダーをみながら、どこの局がどういう論調で報道しているのかを比較して楽しんでいる。でも足腰をいかした機動力を持って取材をした記事は少なく、インターネットのまとめサイトみたいな番組ばかりでだんだん飽きてきた。結局ここ15年間スマホで育ってきた世代に対して、スマホ的な情報提供をするようになったテレビと、スマホ的なホームページを作り続けているメディア各社が売れているだけのことではないか。だから浅くて軽くて早いものはテレビとインターネットにまかせて、新聞と出版は時間がかかってもの深くて重いものに方向を変えていけばよいのではないか。高品質を好む読者はいつの時代にも必ず存在する。しかしそれが行き過ぎたら独りよがりの世界に突入して奈落の底に落ちていくだけである。不特定多数と特定少数の線引きが大切なのである。そういう変化が紙の世界とエレクトロニクスとの新しい共存を作りだしていくのではないか。

#55 シャープと東芝について思うこと

2016-03-24

シャープと東芝について考えてみた。シャープが台湾の会社とやるみたいではあるがもめているそうだ。後出しじゃんけんでいうのではないが、もめるだろうと思っていた。なぜなら自分の少ない経験からであるが、台湾香港中国系の企業とのビジネスとは、契約書にサインしてからはじまるねぎりあいと文句のつけ合いが必ずあるということが常識である。あの台湾の会社がいい条件を出したのは日本の競争相手を落とすためのことであって、あんなお人好しな値段をはらう経営者が台湾香港中国にいるはずはないと思っていたのだ。おそらく買収価格は半分くらいになるのではないだろうか。

シャープの経営陣の態度に呆れた。2度とシャープの商品を買うことはないだろう。鴻海にシャープが突きつけた要求は、役員を残せとか、現在の事業をそのまま続けさせろとか、うんぬん。救済出資を求める会社の役員会がやることではない。私もアスキーを助けれくれと銀行にお願いにいったが、そのときに「私はどうなってもいいからアスキーを助けてほしい」といった。日本の再生機構の再建案は役員総辞職だったと思う。自分たちが生き残ろうなんて今やっている仕事を続けるなんて、そんな再建のシナリオはありえないのではないか。これは日本の再建の常道である。日本の再生機構の考え方はシャープをバラバラに解体して、他の会社数社と再編をすることであったと思う。私はこの案でよかったのではなかったかと思う。シャープという会社の部分が日本資本の会社として日本に残り、たとえ新しい名前がついたとしても日本の産業の一部としてその役割を担うべきではなかったかと思う。台湾の会社に買われるということはシャープは台湾の会社になるということで、日本は貴重な資本を失うことになる。役員が生き残るために会社を外国の会社に売ったということは残念である。

鴻海のオーナーの気持ちを推測してみた。年商数兆円の下請け仕事をしているそうだ。iPhoneも作っているらしい。数兆円も下請けをしている男のストレスたるや相当に大きなものだろうと推察される。いつなんどきお客に切られるかもしれないという立場の男は何を考えるだろうか。お客が絶対に逃げない状況を求めるのではないだろうか。つまりアップルに対して独占的に自社の液晶モジュールを供給することができたらアップルは永遠に顧客であり続けるであろう。鴻海のオーナーの発想はシャープがほしいのではなく、シャープの液晶モジュールがほしいのである。それを100%所有して意のままに操り、アメリカの巨大企業から下請け仕事をとってくるのが目的ではないだろうか。鴻海が買ってもシャープはバラバラにされるだろう。

東芝がたいへんである。東芝メディカルは7000億円で売り飛ばされてしまうそうである。それでも自己比率は10%らしい。私は東芝がこの先まともな会社に復帰することができるかに関して疑問を感じる。東芝はいい成績を出せずにどんどんジリ貧の会社になるのではないだろうか。その理由は、今回の決算のドタバタが世間の知るところになり、企業の決算を監督してきた公認会計事務所を怒らせてしまったからである。自分がアスキーの経営をしていたときに粉飾決算をしていたということではなく、経済学部の大学院のビジネススクールで上場企業の有価証券報告書を数期比較して企業の経営分析をするという教えてきた立場として、企業とその企業の会計監査を行う監査法人との関係が非常に大切であるからである。東芝の内部告発によって今回の事件ははじまったといわれているが、歴代の東芝の幹部がやったことは、東芝と監査法人の関係がよいときには、粉飾ではなかったと思う。しかし、企業と監査法人との関係が今のように緊張関係にあるときにはあきらからに粉飾になる。つまり、会計監査の基準は企業と監査法人との緊張関係にうごいているということだ。今回の内部告発によって東芝は融通のきかない決算を強いられる企業に転落してしまった。手も足も縛られて猿ぐつわをされて、走れというようなもので、他の企業が弾力的にやっている決算ができない会社に東芝はなってしまった。厳しすぎる会計基準をこれから少なくとも5年は強制される会社となった東芝は利益を出して再浮上することは困難なことではないか。

東芝のこんなにやばい情報がただの一介の社員の正義感でなされた内部告発なのであろうか。私は違うと思う。私の経験によるとこれは社内の大きな派閥争いの結果ではないかと思っている。東芝には知り合いがいないので実態はわからないが責任を追求されているここ4代くらいのトップでない派閥が結託しておこなったことではないかと邪推する。しかしその派閥の人たちは決算基準が超厳格化されて会社が疲弊するということを考えてきたのか。おそらくそんなことまで考えていなかったのではないかと思う。

鴻海の社長は創業者でありオーナーである。シャープの社長はサラリーマン。東芝の社長もサラリーマン。やはり問題にすべきは経営者の力量の如何であろう。山ほど現金を持っている会社がお金を使わない。借金でM&Aをしてその借金の利払いのために社債を発行するとんでもない会社もある。21世紀の日本では経営者の劣化が一部おこっている。日本の戦後の成功は傾いた企業を業界再編という旗を振って蘇生再生をしてきた歴史ではなかったか。会社の名前がたとえなくなっても、歴史はその会社の名前を忘れないのではないか。

#54 すべての人が発信することをもう誰も止めることができない

2016-03-15

大阪のこの校長はおそらく処分されるのであろう。インターネットの時代に少しでも人がカチンとくるようなことを発言すればみんなで寄ってたかってそいつをいじめようとする社会になりつつある。今までは新聞や週刊誌やテレビがメディアの持つ見識と良識を元にしたアジェンダ機能、世の中に何が問題かを指摘する機能を果たしてきたが、それが変わりつつあると感じる。一人一人の受信者の感性がインターネットをとおして増幅され、一人一人の国民すべてがマスコミのように発言できる世の中になった。昔ニューメディアという言葉があって、この言葉はマスメディアに対して個人が発信できるメディアということで使われるようになった記憶がある。

一人一人が発信できる社会、匿名で発信すれば2ちゃんねるのような世界になる。実名で発信すればフェイスブックのような世界になる。アメリカの大統領選でトランプが発言しているのは下品な不動産屋の発言ではなく、アメリカ人が今まで発言できなかった本音をトランプ候補が発言しているからあんなに彼が受けているのかもしれない。今までの価値観にしばられた旧世代の我々にとってはとても発言できない内容であるが、そういうこだわりのないトランプ候補を支持しているのは、本音の発言をすることがあたり前で育ってきた30歳以下の若い世代ではないだろうか。インターネットの存在が国の形を変えつつある。その影響を受けるのはまずはアメリカであろうが、その影響は時間の問題で日本にもくる。またどんなにコントロールしようと中国やロシアでも拡がりこれによって国の形が変わることがあるかもしれない。ソ連が破綻したのは軍備にお金を使いすぎて経済が破綻したからであったが、中国は来るべき経済の破綻で大恐慌を起こすと考えられるが、私は大恐慌のときにインターネットが果たす自由な発言こそが中国を変えるエネルギーになるのではないかと思う。

#53 「男性」と「女性」でなく「個性」と「母性」

2016-03-15

大阪の市立学校の校長が「女性は子どもを二人産むように」という訓示を終業式でしたようだ。それを誰がか教育委員会にいいつけて、市はこの校長を処分するということになりそうだ。いっぽうこの校長は「自分のいっていることは間違っていない」と主張している。自分ならどういう話を終業式でいうのか考えてみた。昔から世界は男尊女卑の歴史がある。これについて「それがいいとか悪い」とかは我々にいう権利はない。男尊女卑が悪いといっているのは国連をはじめとする人たちだ。21世紀の現代は「男性」と「女性」というよりも、「個性」の時代ではないか。それぞれの人が持っている「個性」が尊重されるべきではないか。「個性」であって「男性」「女性」ではないのだ。しかし「男性」と「女性」は違う。「女性」が「男性」と違うのは、妊娠して身体のなかで子どもをそだて出産するということだ。そしてその子どもを愛して育てるということだ。私はそれを「母性」といいたい。子どもを産むという決心は家族の決心でもあろうが、究極的には女性個人の選択に委ねられるべきであって、「必ず二人産め」とお説教されることではないのではないか。日本が日本の人口を増やしたいのであれば、母となる人がそうしようと思うような制度を完備するべきであろう。それが何なのかは国と時代と土地柄によって異なるであろう。ヨーロッパの先進国の中でも人口が再び上昇し始めたところがある。やってやれないことではないか。

#52 言論の自由という偏向と、放送法という中立

2016-03-08

総務大臣が放送法違反は停波を命じるといっている。放送法の定める中立公平な放送をしないテレビ局は停波命令をだす、ということだ。私は放送法を改正するべきだと思う。放送法の唄う公正中立を廃止して、同時に電波料をもっとちゃんと徴収するべきではないか。国民の視聴料で放送しているNHKは引き続き公正中立を守るべきだと思うが、民放は偏向していてもよいのではないか。右翼のテレビ局や、左翼のテレビ局や、与党の御用聞きのテレビ局があってもよいのではないだろうか。もうすでにそういうテレビ局があるという人もいるだろう。時代はすでにインターネットの時代で、テレビ放送も免許なしでインターネットで放送が可能になっている。出版のように言論の自由が保障された(偏向の自由が保障された)映像メディアが可能になっている。

最近マスコミが「官邸が検閲をしようとしている」と報道している。これについては検閲しようともし官邸が考えているのであれば、それは時代認識が間違っている。メディアが政権から干渉されていると思い、自主規制をしているのではあれば、ただのような電波料を払ってぼろ儲けしていて、うしろめたいからそんなことをいうのではないか。かつて落書き掲示板の2chで頻繁におこっていた炎上状態がテレビにまでひろがっていっただけのことではないだろうか。今のマスコミの論調は紳士の祭りではないだろうか。

私はメディア業界にひとつお願いがある。検閲をされたり、自主規制をしたときに必ずその記録を残しておいて欲しい。後日「平成のメディア検閲と自主規制」というタイトルで本を書こうと思っているからである。

#51 アメリカ大統領選その後

2016-03-08

2月19日付の「西和彦の独り言」で、ブッシュの可能性を指摘したが、その後早々と撤退してしまった。たいへん残念である。アメリカ人でない私がアメリカの大統領の選挙について何をいってもいい加減な第三者の発言にしかならないのであれこれいうのはやめようと思う。

前ニューヨーク市長のブルーム・バーグ氏が立候補をしないと決心したという発表があった。古くはコンピューター情報処理会社であったロス・ペロー氏も大統領選途中で撤退している。企業経営者が政治家になるのはどうもよくないみたいだ。企業を経営するスキルと政治のスキルは別物みたいである。日本でいうと藤山愛一郎、河本敏夫、居酒屋チェーンの渡辺美樹など企業の経営者で政治家になった人はその出身母体の企業がみなおかしくなっている。経営者というスキルと政治家というスキルは別のものみたいだ。ベンチャービジネスで成功してその上に国会議員になるという成功物語の屋上屋はないのである。

#50 2016年の年末の予想

2016-02-19

2016年の年末に向けた予測をしてみた。

まず第1に、アメリカでシェールガス関連の投資の不具合から重大な経済問題に発展しそうな気がする。シェールガス関連のジャンクボンドの残高の値を調べている。どうもリーマンショックのときの10倍ぐらいのサイズがあるようだ。

第2に、石油の値段が下がり続けている。一時100ドルだったものが30ドルである。私は30ドルが10ドルになると思う。誰が困るのか。困る国は産油国としてのロシア、中東の産油国である。ロシアが外貨準備を取り崩し金融的に破綻をするのは数年先であろう。中東のならず者の力はいっそう弱くなるだろう。この資金難によってロシアは持ちこたえても、中東に大きなリスクが高まるであろう。宗教対立というよりお金がなくなった国がどうなるかを我々は今までの歴史でたくさん見てきた。

第3に、中国の通貨元が世界通貨になっていく過程で中国は多くの財務データを開示せざるをえない状況になっている。それによって全世界が中国のいままで発表してきた統計が間違った数字であることを認識し確認した瞬間に、中国のクラッシュが始まる。日本のバブル崩壊、リーマンショックの一桁上の経済インパクトを持つ大恐慌の可能性がある。もちろん日本もその影響を大きく受けるだろう。

第4に、朝鮮半島。ICBMの実験は成功かもしれないが、次の段階は再突入技術の確立と再突入時に搭載する核兵器としての小型原子爆弾である。この実験を北朝鮮はどこでするのであろうか。もはや南の方角に打ち上げて極軌道衛星を上げるようなことはしないだろう。次の実験の標的は東倉里(トンチャンリ)から米国のワシントンの距離に相当するどこかの島を狙って核爆弾を搭載したICBM実機を発射するのではないか。私はそれが南極大陸のどこかであると思っている。ロケットが完成し、原子爆弾の小型化が完成したら、それを積んで試し射ちをしたくなるのは自然なことではないか。

第5に、日本。日経平均が下がり続けている。日銀はやることはみんなやった。日銀に預金をするな、お金出て行けといったにもかかわらず、銀行はお金を貸さない。あがったりさがったりしているが、結局下がるのだ。株価が下がったときに政権を担う党が勝ったことはない。このまま日経平均がもどらなかったら、自民党はボロ負けする。自民党がボロ負けするのに衆参同時選挙をしたらどうなるか。自民党は過半数を失う。今考えている憲法改正などは夢のまた夢になる。民主党の政権になるか、維新の政権になるかわからないが、政権を担ったことのない政党が日本を舵取りして永遠の没落国家にまっしぐらになるだろう。日経平均が安くなっているのは外国の売りだと、総理大臣が明言した。しかしそれによって国民が怒り選挙で自民党が負ければとんでもないことになる。日本にとって悪夢の再来になるだろう。

この5つのことが起こるなかで、アメリカの次期大統領が決まる。この非常事態を乗り越えることができるのは、不動産屋のトランプでもなく、平和主義の元国務長官でもなく、ブッシュ弟で、それに喜んで協力すると意見表明したブッシュパパと、ブッシュ兄。ブッシュ三人組のような政治のプロが、意外にも大統領になるのではないかと想像する。

#49 4Kテレビ放送の録画禁止について

2016-02-19

テレビ局の密室の中でオリンピックに向けて始まる4Kデジタル放送を録画禁止にしようということが話し合われているということが報道された。そんなことは反対だという識者の論調が多いようだ。私はそれはそれでいいのではないかと思う。半導体で4Kから2Kを作って録画すればよいのだ。2Kで我慢すればよいのではないか。

でも2Kの放送が十分かといえばそうではなかった。今になって思う。つまりこの事実は未だにDVDの売り上げのシェアが50%であるということから思いついたことである。映画のような高精細度を必要とするソフトウェアをまだDVDで見ても文句を言わない人がたくさんいるということはDVDと2Kを比べて2Kに魅力がない、ということではないか。DVDがまだこんなに売れ続けているということはBDが欠陥品だということではないか。

ではなにがDVDを淘汰する仕様なのか、それは4Kなのであろう。DVDと4Kを比べれば明らかに映像は違う。だから、4Kのインターネットの情報配信4KのBD、4Kの地上波放送、4Kのデジタルテレビ。そういう事実があるのに4Kを録画禁止にして2Kで録画させるということを押し切るテレビ局の判断は、4Kテレビ放送にとってマイナスにはたらくことになるだろう。つまり、4Kインターネット放送、4Kインターネットオンデマンド、4KBDなどが、恩恵を受けることになるだろう。

#48 60歳を迎えて

2016-02-19

2月10日の誕生日にパーティーをしてもらった。藤原洋さんが発起人代表になってくれて、150人の人が集まってくださった。大変ありがたかった。しかし今自分と一緒に仕事をしてくれている身近な人は来てもらうことはできたが、会場がせまくて昔からの知り合いの人にお誘いすることができなかった。「なんで俺をよんでくれなかったのか」「なぜ私を無視したの」というお叱りを大変頂戴した。大変申し訳なかった。そのうち次の就職が決まったら、もう一度2度目の宴会をしようと思っている。

当日はパーティーでなにも食べれず、帰りの新幹線の中で、おみやげのお赤飯を食べた。お赤飯2人前を胡麻をかけて食べた。とても幸せな気持ちになった。

#47 60歳を迎えるにあたって

2015-12-30

2月に60歳になる。還暦である。15年ごとに転職してきたので、転職することにはした。しかしまだ決まっていない。この15年間メディアを中心に音楽や映像に取り組んできた。その方針は変えないで内容をもっとハードウェア的なものに移してゆこうと考えている。

還暦や還暦を過ぎた知り合いが本を出版したりパーティをすることが流行っている。藤原洋氏の本はたいへん正確であった。最近インプレスから出た古川享氏の本は自慢ばっかりでたいへん気分が悪い。まるで裁判の陳述書のようだ。1ページ読むたびに腹が立つ。古川個人が業績として何をやったのかをはっきり書かないで、オブラートに包んで全部自分が関係してやったように書いている。会社との秘密保持契約はどうなっているのか。こんなことをペラペラ本に書いていいのか。本を読みながら、自分の本は古川の本のような自慢タラタラの本には決してしたくないと決心した。知り合いが「腹を立てるのは60歳の大人らしくありませんよ」とお節介のメールをくれた。ほっといてくれ。しかしこれがきっかけとなって、自分も自分の本を書くことにした。年末までに15歳までを完成させ、1月中旬までに30歳。1月下旬までに45歳まで書いて、1日1年というスピードで取り組む計画を立てた。2月末に本が出なかったら還暦落第なのだ。出版社はまだ決まっていない。最悪でもKindleで出版はしようと思う。売れ行きをみながら出版社にお願いにいこうか。

来年から仕事は変わるが還暦という意識は捨てようと思う。昔の人の60歳と現代人の60歳は違う。だから60年間の人生の延長線上の上に2016年があると考えようと思う。「誕生パーティをしてやってもいいぞ」という誘いはまだないが、誕生日は普通の日のように過ごそうと思う。スパゲッティの出前でもとって。年末の30日も普通の日のように仕事をしている。健康な体があって自分の好きな仕事が山ほどある。気の合う仕事仲間がいる。こういうことがどんなに幸せなことなのかということにやっとこの歳になって気がついた。もっと早く気がついておればよかったのにね。願わくは自分がこれからする仕事が人に喜んでもらえて、世の中の役にたつようになればこんなうれしいことはない。そういう気持ちで今の仕事と新しい仕事に取り組んでゆきたいと思った。

#46 シリアとIS問題の最終的な構図を考える

2015-12-24

国際政治の素人がこんなことを書くのは、筋違いと専門家の人に言われそうなきがするが、素人がどう思っているのかを述べるのもインターネットの時代であるからゆるされると思って、手前勝手な予想を書いてみたい。

アメリカとNATOは空爆をし、ロシアが空爆をし、サウジアラビアを中核とするアラブの諸国も参戦し、イスラエルもこっそり爆撃している。この図式はシリア国内という戦地とそのシリア国内のグループや現政府軍や反政府軍の間のことではなく、シリアIS問題は、アメリカとNATOと、ロシアと、アメリカ側についているサウジアラビアやイスラエルなど世界の大国の意向がすべてを決めるようになってきているようだ。ここに世界の大国で名前が出ていない中国がどう関係してくるのかがたいへん興味深い。昨日から報道されているがまた日本人が人質で捕まったみたいだ。お金払わなかったら殺されるのであろう。今のところ中国人は人質に捕まったことはない。中国のISに対する公式な声明はいまのところでていないが、なにか動いているようだ。しかしアメリカとロシアがシリアの国土や利権を争っているときに領土拡大が大好きな中国が何もしないでいるかどうかは疑問である。将来万一このシリアIS問題に中国が参入するとしたら、それも積極的に参入しなくてもISの石油を買ったりしてISに対して資金協力するのであれば、シリアIS問題はアメリカとロシアと中国の領土問題になってしまうのではないか。そうなれば距離的に一番遠いアメリカは、一番立場は弱く、一番距離的に近いサウジアラビア連合軍は有利ではあるが、ロシアが勝つのではないか。

よってアメリカとイギリスとフランスとロシアと中国の代理戦争がシリアで展開されるのではないかと思う。国連の安全保障理事会がシリアの利益や未来を決める会議になるのであろうか。

#45 事業統合という撤退 東芝の悲劇、富士通の落胆、ソニーの諦め

2015-12-08

最近のニュースをみて久しぶりに椅子から転げ落ちようと思って、落ちてみた。

東芝が不採算分を切り始めた。日本のパソコン会社の中では一番ガッツのあった東芝がパソコンを外にだすという。前の前の社長の西田厚聰氏が昔担当していた事業だからなのだろうか。白物家電やテレビも売るそうだ。東芝の冷蔵庫、東芝の洗濯乾燥機は日本一の品質であると思う。東芝はどこよりも早く全録ハードディスクレコーダーを開発して業界を引っ張ってきた。そんな事業を売るなんて、そこまで東芝は追い込まれているのか。

富士通もパソコンで骨のある商品をどんどん出してきた会社だ。富士通ならではの特別なパソコンを数多く排出してきた。それらの背後には一家言をもつエンジニアが必ずいた。その富士通がパソコン事業を捨てるなんて…。スーパーコンピューターの京を作って、はたまた次世代の京を作ろうとしている日本の希望がパソコンやめるなんて。

とっくの昔にソニーに愛想をつかされたVAIOには同情しない。この10何年間に何台VAIOパソコンを買ったであろうか。ものすごい小さいの、小さく長細いの、薄いノート、大きなノート、タワー、オーディオ用の平置きパソコン、世界最初のオーディオパソコン。最初の一台を除いてみんな故障した。オーディオパソコンは今でも健在である。私はソニーのパソコンの凋落の理由はそのハードウェアの信頼性によるものであると考えている。

しかし、東芝のパソコンは未だに壊れていない。富士通のパソコンも壊れていない。それなのに事業撤退ということは何年も赤字が続いていたのかもしれない。それを東芝も富士通も公表してこなかったのだろうか。

VAIOパソコン会社と東芝のパソコン事業と富士通のパソコン事業が統合すると報道されている。社名はジャパンディスプレイにちなんで、ジャパンパーソナルコンピュータがよいのではないかと思う。IBMがレノボにパソコン事業を売却したときにがっかりしたことを覚えている。その後レノボを使ってきたが、レノボがスパイウェアを入れていることがわかり、レノボをやめた。今は古いIBMパソコンにWindows10をインストールして使っている。でもメインは自作のパソコンである。自分の欲しいデスクトップパソコンがない。DELLの標準品を欲しいかといったら、そんなものはいやだ。自分が欲しいパソコンは自分で作るしかないのだ。だからこれからできるジャパンパーソナルコンピューター会社にはぜひトップレベルのタワーパソコンを作って欲しい。必ず買う。もちろんSurfaceも使っている。LTEモデムのはいったSurface3は持ち歩きやすく重宝している。この前シアトルに行ったときにSurface Bookを使う機会があった。OSメーカーのマイクロソフトがパソコンに参入するときは、他のメーカーがパソコンから撤退するときなのであろうか。時代の移り変わりを強く感じる。しかし、1985年にマイクロソフトを辞めるときに私が言ったことはマイクロソフトのパソコンを作りたいということであったし、そのときはIBMやNECを怒らせてまでパソコンを作ることはできなかったが、それが30年後に実現しようとは、感慨無量である。

#44 来年10月までに世界恐慌がくるかも

2015-12-01

11月30日に国際通貨基金理事会は中国の通貨 人民元を5番目の世界通貨と指定することを認めた。2016年10月1日から効力が発生する、というニュースがでた。IMFのプレスリリースには中国をよいしょする言葉ばっかりがならんでいる。でもよく考えてみるとこれはとんでもないことになるのではないかと私はふと思った。IMFによる5番目の通貨になるために中国は様々な本当の数字を求められるであろう。世界の5番目の通貨になるためにはそれもやむをえないであろう。しかし、このことによって中国が今まで嘘の通貨統計を出してきたとしたら、中国の通貨は世界からそっぽむかれるだろう。

日本は円を国際通貨として押し出すことをあまりしてこなかった。アメリカの同盟国として長く固定相場にし国力がみとめられるようになってから、360円から100円までの辛くて悲しい歴史がある。通貨というのは国にとって会社の株と同じようなものだと思う。経営に自信のある経営者は、自分の会社の株式をどんどん発行するものだ。国の経営に自信のある政府は、通貨をどんどん発行するのではないか。サダム・フセインは石油の決済に使うお金をドルからユーロに切り替えたことが失脚の一番大きな原因であったような気がする。それはアメリカに対する挑戦状だったのだ。中国の元をIMFを操っているアメリカがそう易々と世界通貨にするなんておかしくはないか。元を世界通貨にしてやるといって誘い出し、関連事実を全部公表させ、挙げ句の果てに中国の国際信用を失墜させるというシナリオが書かれているのではないかと心配する。中国の統計が操作 されているものだということはみんな薄々知っている。でもその実態の数字がわかった瞬間に1929年のようなことにならなければよいのだが。2016年10月1日は土曜日で、市場は閉まっている。よかったよかった。月曜日は10月3日で大安だそうだ。

#43 テロの私的な分析 その2

2015-11-21

チベットのダライ・ラマ法王が
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人々は平和を欲しているが、テロリストは近視眼的であり、それ故に彼らは自爆テロを行う。我々は、祈るだけではこの問題は解決できない。私は仏教徒であり、信仰を信じている。問題を作り出したのは人間なのにも関わらず、問題の解決を神に委ねることは論理的なこととは言えない。神ならばこういうかもしれない「問題を作り出したのは人間なのだから、自分たちで解決しなさい」と。

我々は、人間性と協調心を育て上げるためにシステマチックなアプローチを取る必要がある。今からこれらを始めるならば今世紀は前の世紀とは異なるものとなるだろう。それを始めるかどうかは、全ての人々、一人一人の考え方にかかっている。それを成すためには、神や政府に頼るのではなく家族や社会のなかから平和のために働くことを行うべきである。
===

と、言われた。私はこの発言に対して感動した。同時に自分はどうしたらよいのか、社会はどうしなければならないのかを考えてみた。この分野の専門家でない私の考えることなんてなんの値打ちもないかもしれないが、表明したい。

ネットの記事を読んでみると、テロを実行している人は純粋な人らしい。イスラムに対するひどい扱い、自分たちの受けた不当な仕打ちが怒りとなってそういう行動に出るのだそうだ。ウイグルの焼身自殺にも共通したものがある。ウイグルの場合は無言の抵抗ということで自殺をする。イスラムの場合は他者を巻き添えにしている。ほんとうにひどいことを考えている人は自分自らがテロをやることはないのではないか。純粋な人を先導してその人たちにテロをさせるように仕向けているのではないか。オウムのときもそうだった。911もそうだった。悪者はうしろに隠れている。

テロリストたちの生まれや生い立ちにおいて彼らは自分の生きている社会に喜んで受け入れられてきたのだろうか。イスラムだからとか、アラブ系だからとかといって差別されてこなかっただろうか。シリアの難民を受け入れるといったドイツに着いたときにそこには自分のいる場所がなく、シリアに送り返された人が受ける心の傷を考えるととても悲しい気持ちになる。私は日本が難民を受け入れることが可能かどうかを決める立場でもないし権限もないが、それぞれの人が平和な生活ができる場所をつくる努力をそれぞれの国がしなくてはならないのではないか。ただ単にアラブ系を受け入れて迫害を続けるとその人は居場所がなくなる。そういう風に追い込まれた人がテロに走る原因になるのではないかと想像した。実際に現場を知らない自分が勝手にそういうことをいうのは僭越ではあるが。パリにも助けを必要とする老人や老女がいる。この人たちの介護をするような仕事を移民の人たちに開くことをフランスの政府はしているのか。自分が日々手伝って感謝されて仕事をしている人たちとの人間関係がもし存在するならば、そういう人たちに対してテロ行為を行うであろうか。移民の人たちにも平和に生活をすることができる社会的な居場所を提供するという政策も求められているのではないか。表面的な物資の援助や平和維持活動だけではこの問題は解決しない。移民に対する人間的な対応、これは決して人道的という言葉であらわすことでなく、なぜなら今まで国連などでそういうことが語られたことを私は不勉強なので知らない。安全保障理事会は非難決議ばかりしている。今求められているのはテロの原因の正確な究明ではないだろうか。

それをしっかり行うことがダライ・ラマの言われた「人ができること」であるのではないかと思った。

#42 テロの私的な分析 その1

2015-11-21

11月21日からパリで仕事の予定があったのだが、キャンセルになった。会議のホストが危なっかしくて3月に延期すると通知があったからだ。パリのあとイタリアのクレモナに行ってヴァイオリン学校に入学の手続きにいくところだったのに。

パリのテロでお亡くなりになった方々に心から哀悼の意を表したいと思う。

最近海外のニュースをよく見るのでテロのことを少し考えてみたい。ISのテロは西洋諸国のアクションに対応して起こっているようだ。ロシアのシリアに対する爆撃に対してロシア航空機の爆破。フランスのシリアに対する爆撃に対してパリのテロ。こうなれば次は米国の爆撃に対して米国関係の何かがやられるのは時間の問題なのではないか。

最近の中国に関して思うことが2つある。中国とアメリカ、中国とイギリスのことである。

中国がAIIBを作ることでアメリカと対立した。日本はアメリカに同調し参加しなかった。日本の世論でAIIBに賛成した人たちの論調をしっかり記録しておこう。イギリスがAIIBに賛成して参加した。それについても考えたことがある。

次に中国が南沙諸島を埋め立てて軍事基地を作っている。アメリカは怒って駆逐艦を派遣し公海であるというデモを行った。この問題はこれからもっともっと大きくなるだろう。戦争の目的は2つあると言われている。一つは領土の奪い合い。もう一つは国民の殺し合い。南沙諸島のケースは領土の奪い合いに該当する。私が心から願うのは南沙諸島の問題に自衛隊を派遣することが起こらないことである。日米関係があるから仕方なく自衛隊を派遣するというシナリオを私は警戒する。

一方、中国と英国については、その両国の歴史を深く考えないと英国の考えていることがつかめないと思う。英国の軍艦の空砲数発によって清王朝は英国の属国になった。そのあと日本が中国を奪ってしまった。植民地政策、植民地経営で実績のあった英国の手口は鮮やかなものがある。一方、日本はお人好しのおめでたい国家ではないか。

AIIBに土壇場で参加を決め、習近平国家主席を国賓として英国に招待をするという報道をみたときに私は第二次世界大戦前に時の首相 チャンバレンがヒットラーをよいしょしたことを思い出す。詳しくはインターネットで調べればいくらでもでてくるので書かないが、イギリスの今の内閣は中国を意図的に褒めて調子に乗らせて実利を採る。ということを考えているのではないか、という大英帝国のシタタカさを感じた。やはりスペイン ポルトガルのあと世界中を支配した国の歴史的な大局観のなせる技かと。

アメリカ イギリス以外の国はどうか。ドイツのここしばらくの動きを見ていると、ドイツと中国とは仲がよかった感じがする。アメリカは当然不愉快だったろう。私はフォルクスワーゲンの偽装事件はドイツに対するアメリカの警告と考えてもよいのではないかと思う。陰謀論と一笑にされると思うが何か大きな事件には大きな作用反作用の因果律が存在していると考えている。こういうのが国際政治の世界なのであろう。

日本はどうか。ほとんど何もしないで、何をされても無反応で、難民も受け入れず、国際活動に関する協力金のバラマキばっかりして、本当にダメな国だという人もあるが、こういう日本の態度は賢い選択かもしれない。

宮沢賢治の詩に「雨ニモマケズ」というのがある。

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず

野原の松の林の陰の小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものにわたしはなりたい

少し長くなってしまったが、宮沢賢治のいうようなことを日本は世界にしようとしているなら、それはそれでよいのではないかと思った。

#41 日本中が市内通話に

2015-11-10

NTTが有線電話をすべてネット電話にするという、発表があった。ずいぶん昔に電話の未来ということで、シャープペンシルのような携帯電話で世界中を旅行して、価格は市内通話と同じが私の夢である。と書いたことがある。そのことが全部実現しそうになっている。感無量である。しかし私はこの際違うお願いをしたい。

ADSLでも光でもいいから各家庭にインターネットの線を引いて、その先に電話とWi-Fiのアンテナをつけて欲しいのである。Wi-Fiは暗号化するけど誰でもアクセスできるようにしてほしい。無線のホームセルを可能にしてほしいのだ。そうすることによって固定料金だけいかしてWi-Fiの利用は自分がWi-Fiを持っている限りほかでも無料にしてほしい。

ほとんどの人はもはや電話でダイヤルはしない。昔私は300件くらいの電話番号を覚えていたが、今は自分の家の番号も忘れてしまった。覚えているのはわずかに110と119である。家にある電話機はかかってくるためのもので自分ではかけない。家の中で家人を呼ぶ時にケータイから家にかけたりする。そのような使い方しかないのだ。NTTがアナログ電話を安くすると言っても、それをうれしいという人はいないのではないか。たとえ長距離が安くなっても。

知らない土地にいってWi-Fiサーチをかけて、たくさんルーターの名前がでるたびに、このルーターに少しでもつながしてもらえればいいのにと毎回思う。でもそれは叶わぬ夢。NTTにはぜひこのことを解決して日本全体がWi-Fiのマイクロセルでカバーされるような施作をお願いしたいものだ。

#40 ビル・ゲイツ60歳の誕生パーティー

2015-11-03

10月の末にビル・ゲイツの誕生パーティーがあって、シアトルにいってきた。場所はビル・ゲイツの自宅の大ホールだった。写真はたくさん撮ったが公表すると「次は呼ばない」と言われそうなので、写真は公表できない。招かれた人はビルのお父さん、お姉さん、妹をはじめとする家族。ウォーレン・バフェットを筆頭とする財界の大物、ジェフ・ベゾスもいた。ところが50歳の誕生日から変わったことがあった。ポール・アレンがいない。スティーブ・バルマーがいない。昔のマイクロソフトを支えた巨人たちが一人もいなかった。とてもびっくり。反対に今のマイクロソフトの大幹部は全員集合していた。もちろんゲイツ財団の大幹部も勢ぞろいしていた。そこで私は次のように思った。ビル・ゲイツは過去のマイクロソフトと決別して、新しい社長の率いる新しいマイクロソフトと本気で仕事をしようとしているのではないか。表面的にはCEOから引退したと言われているが、引退した創業者の元に創業仲間が一人もいず現役の大幹部勢ぞろいの誕生パーティーなんてあるだろうか。これなかった人がビデオで言い訳を述べているのが、傑作だった。ホワイトハウスの人、フェイスブックの人(お金出してもらっているからね)、有名なベンチャーキャピタリストなどなど、このビデオが上映されたときにみんなで大笑いをした。僕が欠席してもビデオを送れとはこないかもしれない。

話は変わって天皇とその取り巻きの皇族、華族、貴族との関係は、天皇との血の濃さ、天皇との距離感で決まるという。会場の端の席で眺めていて、着席の席順は綿密に考えらえた素晴らしい配列であったことを発見した。ビル・ゲイツの奥さんのメリンダに「素晴らしい着席順でした」と言ったら、「大変だったのよ。喜んでくれて嬉しい。」と言っていた。

アマゾンの社長のジェフ・ベゾス氏に会った。ベゾスが開口一番に言ったことは「おまえはビルの友達か?」「そうだ」と答えると、「俺はビル・ゲイツの友達で、お前はビル・ゲイツの友達だから、友達の友達は友達だ」と言った。私はこの言葉でベゾスが一発で好きになってしまった。

ビル・メリンダ・ゲイツ財団の理事長を7年間務めたジェフ・レイクス氏に会った。久しぶりに話をしていると、彼は、僕が1981年にしたスピーチの内容を覚えていて、「たしかお前はこんなことを言ってたぞ」と披露してくれた。なんでそんなことまで覚えているの?」と聞いたら「その日は自分がマイクロソフトに入社した日だったから」だそうだ。レイクス氏はマイクロソフトでOfficeというソフト群を束ねた企画者である。僕は彼のスピーチを大して気をつけていなかったのでなにか彼に関係することはないかと、一生懸命思い出して、レイクス氏の奥さんの結婚前の苗字を言った。たまたま覚えていたからだ。そしたら奥さんがすごく驚いていた。レイクス氏に「お前うちの奥さんに気があったのか」、と聞かれたが、「その時俺は結婚していたのよ」と言っておいた。

30年前に喧嘩してマイクロソフトを辞めた僕を忘れずにずーっと誕生日のパーティーなどに呼んでくれるビル・ゲイツに感謝したいと思う。喧嘩早く人と仲直りしたことのない僕に人と仲直りをするということの大切さを教えてくれたのは彼である。

#39 外国人観光客の増加をほんとうによろこんでいるのか

2015-10-21

先週仕事で京都に行った。 有名なホテルに泊まって、有名な日本料理屋でご飯を食べた。大学発ベンチャーの草分けともいえる著名な先生に会ってビジネスの話をした。泊まったホテルは有名なホテルで1泊3万3千円(税別)であった。ホテルから料理屋に向かうタクシーで「最近観光客は増えていますか」と聞いたら、「中国の人は増えたけどタクシーは全然儲からない」と言っていた。観光客はバスで集団移動するからだ。タクシーの運転手さんが教えてくれた。「中国人観光客の高級ホテルの宿泊原価は1泊5000円でっせ、お客さん。」僕は愕然とした。旅行代理店がかなりの部屋を抑えていてその原価はなんと5000円だという。この旅行代理店によるホテルのブロック買いが京都のホテルが取れなくなっている理由だそうだ。つまり、中国からくるお客さんがパッケージツアーのお客さんだ。だからご飯をするところも、買い物をするところも京都の中の外国人専用レストラン、外国人専用ショッピングセンターなのだそうだ。結果として今まで京都を楽しみにしていた、いい旅館に泊まっていい日本料理店に行って、いいお土産物を買う人は少なくなったということだ。観光庁ができ海外からの旅行客が増えても、その実態はパックツアーのお客さんが増えているだけ、の現状でよいのであろうか。

東京オリンピックが開かれる2020年。オリンピックを観るというパッケージツアーが押し寄せ、東京都内のホテルがパンクし大変になるのであろう。

文明が栄えたあとに国力が低下した国が最後に選ぶのが観光産業である。つまり、観光立国というのは、かつての大国の最後のビジネスである。ギリシャのエーゲ海のホテル群、ローマやベネチア、ミラノのホテル群。地中海沿岸の諸国。過去の文化遺産はもちろん大切で貴重な資源であるが、自分の住んでいる街がその街だということだけで、世界中からやってきてお金を使ってくれるのであれば、それは観光産業というビジネスとしては申し分ないが、かつてのイギリスやドイツや日本がたどってきた、産業立国とはまったく異なることである。日本も日本の未来に向けて、産業立国を続けるのか、観光立国に切り替えるのか、本気で決心するときが近づいてきている。

#38 週刊アスキーデジタル化とはなんだったのか

2015-10-13

週刊アスキーが紙媒体から撤退し、6月から電子版週刊誌になって、4ヶ月たった。最近会った広告代理店によると有料購読者はたったの6000人らしい。がっかりである。私の言ったとおりになった。週刊のときの発行部数が6万部だったのでこれは10分の1になったことになる。週刊アスキー最終号に、電子版のお試しパスワードをなぜつけなかったのか。これなら週刊アスキー廃刊まで時間の問題であろう。国会で数珠をもってお焼香をした山本太郎のような気持ちになってしまった。

ではどうすればよかったのか、どうしなければならなかったのか。まずとりあえずできることは、無料にすることだ。それから日刊タブロイド新聞を発行することだ。セーラー服、コスプレ、エロ、グロ、ギャンブルなんでもありの日刊夕刊紙、つまり、通勤帰りの人を狙った夕刊紙を首都圏および政令指定都市で発行するのである。そうすれば10万部はいくと思う。いろいろ考えれば生き残る可能性はあるのではないか。そうでないと、週刊アスキーの事業責任者は責任を問われてクビはカウントダウンではないか。角川がアスキーを買った2つの大きなクラウンジュエルは『週刊アスキー』と『週刊ファミ通』ではなかったか。王冠から宝石を取り出してゴミ箱に捨てたのがアスキー出身者でないことを祈る。

#37 賛美歌405番

2015-10-06

尚美学園大学の白石隆生教授が、今日亡くなった。今、弔問から帰ってきたところだ。同じオフィスに同居させてもらって、白石先生は音楽表現学科の学科長で大先輩だった。ご専門はピアノでウィーンで活躍された後尚美学園に着任された。今年の夏、入学試験の委員を務めたときに待ち時間にしみじみとこれからのことを話したときに「自分はどんなに病気が進もうともピアノを教えるということを全うしたい」とおっしゃっていてその心意気に感動したことを昨日のことのように思い出す。ピアノ演奏家、音楽教育者としての白石隆生先生のご冥福を祈りたいと思う。

ご自宅でお別れするときに賛美歌を歌いたかったが、そういう雰囲気ではなかったので、帰りのクルマの中で賛美歌を歌った。

===
神ともにいまして 行く道を守り
天の御糧もて 力を与えませ

また会う日まで また会う日まで
神の守り 汝が身を離れざれ

荒れ野を行くときも 嵐吹くときも
行く手を示して 絶えず導きませ

また会う日まで また会う日まで
神の守り 汝が身を離れざれ

御門に入る日まで 慈しみ広き
御翼の蔭に 絶えず育みませ

また会う日まで また会う日まで
神の守り 汝が身を離れざれ
===

最近数年に一度ずつこの曲を歌うたびに涙が上がってきて止まらなくなる。
帰りのクルマでたくさん泣いて先生のご冥福を祈った。でも、たくさん泣いたあとに泣き止んだ自分の気持ちは般若心経を何度も唱えたあとの気持ちとたいへん似ていてなにもない空っぽの気持ちになった。キリスト教と仏教の共通な静かな世界を感じた。

#36 60からの趣味

2015-09-17

来年の2月で還暦を迎える。つまり60歳になるのだ。目の前の差し迫った課題として、15年ごとの転職のことがある。30でアスキーの社長になり、45で大学教授になった。60からの仕事のことは何も決まっていないが、60から本気で取り組む個人的な趣味を新しくはじめることにした。それはヴァイオリン作りである。年を明けたらイタリアのヴァイオリン製造学校に入学してヴァイオリンの作り方を学ぶことになった。ヴァイオリン製造には修士とか博士とかはなく、入門した親方が「もういいよ」と言ってくれるまで勉強しなければならない。自分でどれだけできるかわからないが、やってみようと思う。楽器も今からスタートするのは遅すぎるかもしれないが、ヴァイオリンを作りながら、チェロかコントラバスをはじめてみようかと思う。

東京大学教授であった糸川英夫博士は日本のロケットの父と言われている。その糸川博士がロケットとともに研究をされていたのがヴァイオリンである。糸川式のヴァイオリンを開発されて、CDも出ている。普通のヴァイオリンのG線の裏にあるバスバー(低音支え板)だけではなく、E線の裏にあるハイバー(高音支え板)を付けてその分の重さを他の部品を削って軽くしてその分の重さを補償してヴァイオリンであると糸川先生の著書に書いてあった。そのヴァイオリンを演奏された、ヴァイオリニスト中澤きみ子さんのCDも聴いた。たしかにE線で発音する音が強調されていて魅力的な音がしていた。私は今までの伝統的なヴァイオリン作りを否定しないで、私なりの改造を実現させて私のヴァイオリンを作ってみたいと思う。ヒントはいくつかもうすでにあって、私はハイバーは使わないで、違う方法を使いたいと思う。また、ヴァイオリンの上板を改造してやってみたいと考えている。今までのスピーカーの製作の経験、スタインウェイのグランドピアノを分解した経験を生かしたい。

先日イタリアのミラノからクルマで1時間の町、クレモナに行った。クレモナのヴァイオリン博物館に行ってヴァイオリンの展示と本をたくさん買ってきた。11月には新作ヴァイオリンの展示会があるのでそれにも行こうと思う。1600年くらいからイタリアのクレモナで生まれた楽器であるヴァイオリンはその生まれた町、クレモナとは切っても切れない関係のような気がする。ヴァイオリンを作りながら同時にヴァイオリンの歴史も学びたいと思う。現在ではヴァイオリンはイタリアだけでなく、フランスやイギリス、アメリカ、中国でも作られている。世界に存在する音のなるヴァイオリンは約100万丁。そのうち最高のヴァイオリンと言われているストラディバリウスが約500丁、中国のヴァイオリンは1713年のストラディバリウスのコピーと言われているが、70万丁存在すると言われている。方やスタラディバリウスは10億円、中国のストラディバリウスのコピーは1万円だそうだ。この現実をどう捉えて、理解すればよいのかということも自分の大きなテーマにしていきたいと思っている。

#35 Windows10の次は、Windows10 TVか?

2015-08-25

持っているパソコンにWindows10をインストールしまくって、その動作を観察している。昔のCPUでは ダメなようだ。Dual coreのプロセッサーが最小最低条件のような気がする。これからバグが続々と直されて完成されたものになっていくのであろう。Windows10の最大のポイントはMicrosoftがOSビジネスを変えようとしているということだ。OSを1枚売っていくらから、OSの使用料がいくら、という風にビジネスモデルの転換をはじめたということであろう。とりあえず、MicrosoftのWindowsがタダになったが、タダほど高いものはない。無料期間が過ぎれば、有料にする理由はクラウドにファイルスペースが確保されているからである。Google driveもOne driveも基本的には無料であるが、One driveはWindowsにお金をはらった人に対して無料であって、One driveが無料ということではない。Windows10の次の名前は、毎月使用料の取られるパソコン、つまりWindows365ではないか。そしていったんOne driveとMicrosoft IDで決済口座が設定されてしまえば、Windows mobileやWindows TVなど、いろいろなコンテンツがお試し無料で提供されて、Windowsなしでは生きていけないような生活になるのではないか。

Office365などもある。アプリケーションソフトをレンタルしてOne driveと組み合わせ、作ったファイルを預かるサービスである。ビジネスベースでWindowsは圧倒的な優位を持つ。WindowsとOne driveの力を使って、この発想をいろいろな分野に展開していくのであろう。まず最初はWindows10 mobile。ノキアの製造部門をリストラして、1兆円近くの損を出した。このことによってノキア以外のメーカーがWindows mobileを使ったスマホを本気で作るようになるだろう。同時に、Microsoftは税金を納めずに済む。税金を納めないですんだ分で1兆円はとりかえすことができる。Microsoftが本当に欲しかったものは、AppleとGoogleに対抗できる特許群なのであろう。Windows mobileのスマホをハブとして、USBやBluetoothやWiFiでぶら下げたいろいろな機器がこれからのビジネスを作る。コンビニのプリンターに行ってプリント、コンビニのカメラでスキャン、をはじめとしてありとあやゆるものがインターネットに繋がって、そのデータはOne driveに集約されるのであろう。MicrosoftのIOT戦略の要はRaspberry Pi用のWindows10である。Raspberry PiのWindows10を通してアクセスする先は、One driveである。One driveにアップロードした音楽をIOTメディアプレーヤーやブラウザでクリックしたら音楽が聞けてしまう。そういうIOTベースの新しい商品群が続々と生まれてくるのであろう。Appleのどこを見てもAndroidのどこを見てもこういった戦略はない。Apple WatchはiPhoneのリモコンとディスプレイであってそれ以上でもそれ以下でもない。Apple WatchがiCloudに直接繋がったときに次のブレイクスルーがやってくる気がする。

パソコンもスマホも、もはや独立した個体ではなく、クラウドと通信で繋がった端末になってしまった。テレビとパソコンとスマホがクラウドに繋がって、インターオペラビリティ(相互操作性)が完成したときにAppleとGoogleとMicrosoftのシェアが大きく変わるのではないか。そのときの勝者はAppleでもMicrosoftでもGoogleのような単一会社がすべての分野でチャンピオンになるのではなく、どこかのクラウドと、どこかのパソコンと、どこかのテレビとどこかのスマホと、どこかのWatchなのであろう。私が考える勝者の候補は、クラウドはGoogleとMicrosoft、パソコンはMicrosoftとApple、テレビはAppleとYoutube。スマホはAppleとMicrosoft。WatchはAppleともう一社新規ベンチャー、なのではないかと思っている。

そのポジションをアメリカと日本と韓国と中国が争っているのではないだろうか。ヨーロッパは買った会社からWatchモジュールの OEM提供を受けて、エルメスとかルイ・ヴィトンとか、グッチのようなブランドをつけて高い値段で売るのだろうか。

#34 アメリカの日本に対する盗聴を知って

2015-08-06

「日の丸安全携帯電話」でなんとなく考えていたことは真実であった。しかもdocomoの携帯電話の通信の秘密はアメリカに破られていた。 それを「アメリカと日本は同盟国なのに同盟国同士でも盗聴をされて文句はいえない」などと言いだす人も出てきた。世の中は私が思っているよりもはるかにタフなようだ。そこで私は提案したい。政府の要人と思われる人にそれぞれ通信担当の補佐官をつけてその補佐官には陸上自衛隊の通信部隊から専門家を派遣してもらうことにしてはどうか。総理大臣が防衛大臣に頼む、というだけで自衛隊はそれぐらいのことをすぐにやってくれるのではないか。でもそういう積極的な政策をとらないで、「日本政府は携帯はアメリカ政府に盗聴されているからなるべく使わないように」というおふれしか出していなかったりして・・・

戦場で使われている通信システムは暗号化されている。特に米軍とNATO軍の暗号システムは共通で暗号鍵を変えることによってそれぞれのグループ内でしか通信できないシステムを構築できる。軍用トランシーバーには周波数ホッピングがつけられ、1秒間に数千回から数万回の速度で通信に使用する周波数を変更することができるようになっている。このホッピングの仕方を作戦毎に毎日変更している、と聞く。暗号を解くよりもこの周波数ホッピングを解くことの方が困難なのだろう。日本の軍用通信はどうなっているのであろうか。まさかアメリカのシステムを導入していないことを望むが、一応同盟国ということで、通信設備は同じ物をつかっているのではないか。表向きにはホッピングのキーを使えば、盗聴はできないとなっているのであろうが、マスターキーを使えば全部ダダ漏れになっているのではないか。日の丸通信企業が作った日本独自の暗号化システムを持った通信システムが必要ではないか。警察無線もそういう暗号化がされている必要があるのではないか。

現在こんなに広く浸透している携帯電話のインフラを使わずに政府が通信システムを構築することは困難なのであろう。よって通信担当の補佐官の背中に軍用通信機を背負わせ、首相や官房長官や大臣の横について回らせることは無理だ。結局残された方法は、携帯電話と携帯電話同士が毎回電話がかかったあとに暗号化セッションを貼り暗号化通話をするしかない。その暗号化のアルゴリズムは米国の決めた暗号システムではなく、日本独自の暗号化システムであることが必要がある。できれば暗号の解読に何十年もかかるような強い暗号であればよい。しかし、いったんこの暗号が悪人の手に渡り悪人同士が犯罪の話をするために使い始めたら困ったことになる。だから暗号システムというのは普通の人が暗号を解こうとするれば時間がかかり、マスターキーを使えば、瞬時に暗号が解けるシステムである必要があるのだ。docomoはそういうシステムを開発しなければならない。こんなに便利な通信システムが使われている現在、分、秒を争う国の政策決定が有線電話や手紙に逆戻りするようなことがあってはならない。

#33 One drive, one mobile, many PCs

2015-07-18

パソコンをWindows 8.2に切り替えてから数ヶ月が経った。ケータイもWindows mobileにした。便利である。この便利さはAppleでは得ることができない。この便利さはGoogle以上のものがある。 よって自分がこれまで考えてきたWindowsとクラウドによるパソコンとモバイルの統合はうまくいくと思う。またMicrosoftがそれを一番大切なシナリオとして位置付けているのがよくわかる。Windows mobileで写真を撮りまくってパソコンに戻ったときにパソコンのOne driveにすでにアップロードされている。これまでこんな便利なことはなかった。ケータイの写真を探して、ケータイの写真が本体にあるのかSDカードにあるのか探して、メールで転送していた。それがノータッチで自分の机からアクセスできるようになっている。あとはPCスティックを買ってテレビに装着してテレビのスクリーンもパソコンとモバイルとテレビのスクリーンとが連動することが次の課題である。すっかりパソコンを持ち歩かないようになってしまった。

ニュースでMicrosoftが100%子会社のNokiaの社員を8万人くらいクビにすると書かれていた。そのニュースの記者はMicrosoftがケータイ電話ビジネスから撤退するのだと伝えていた。僕はそうは思わない。MicrosoftはNokiaのよくできるエンジニアだけをMicrosoftに移籍させ、開発部門を移籍させ、Appleのように生産は社外にすべて委託することを考えているのではないか。Nokiaブランドをやめて、Microsoftブランドのモバイルを売るのであろう、今もやっているように。消滅するのはNokiaの名前であって、同時にパソコンのようにWindows mobileをライセンスして、スマホを作りたい会社にはライセンスするのだろう。1兆円ちかいお金を使ってNokiaを買収した理由はケータイで出遅れたことを挽回するためのウルトラCであったのだろうが、一番の財産はNokiaの特許群なのではないか。この特許群を持つことによってAppleの特許とGoogleが持つモトローラの特許と互角に相互ライセンスすることによって、特許問題はなんとか解決する。あとは、最先端のケータイ電話の技術を持ったエンジニアが欲しかった。北欧に研究開発部門の拠点を持つことができたことはすばらしいことではないか。Nokia買収の価格を償却するというが、税金を払わなくていい分、キャッシュフローは助かる。賢い節税の方法ではないか。だから私はこれからMicrosoftが本気で中国や韓国のOEMメーカーで作った本気のWindows mobileが出てくると信じる。そのときに一般のユーザー、特にビジネスユーザーはWindowsスマホとWindowsパソコンの連動の価値に気がつき大きくスマホのシェアは変動するだろう。Appleのシェアが落ちるか、Googleのシェアが落ちるかは、Microsoftの攻勢にどう戦うのかということであるが、僕はGoogleのAndoroidがかなりのシェアを落とすのではないかと思う。 GoogleはおそらくまずGoogle driveのダンピングに踏み切るだろう。MicrosoftはGoogleのダンピングに対してどこまでも追従するであろう。Appleはビジネスユーザーよりもクリエーターのユーザーが多いのでしばらくは高みの見物になるであろう。

#32 日の丸安全ケータイ電話

2015-06-26

フランス大統領3人が盗聴されていたという。ということは、 ドイツの首相も盗聴されていたのであろう。ということは、イギリスの首相もやられているのであろう。...ということは、日本の首相も電話は大丈夫か? と思ってしまう。もともとアメリカの標準の暗号システムに準拠して使われている情報機器はアメリカ政府がもっている暗号鍵を使えばすべて解読される性質のものである。HTTPSという表示が出るたびに私は誰かにこの通信が解読されているのであろうな、と思うことにしている。昔NTTが開発したといわれる、日本製の絶対解けない暗号アルゴリズムを実装した安全なケータイ電話をdocomoが作ってくれないだろうか。日本政府御用達になるための条件とはなになのだろうか。KDDIの前身はKDDであり、その前は国際電信電話と呼ばれた。政府の外務省と世界中の日本大使館との通話はKDDIが担当していたという。その歴史を考えるとKDDIも有資格会社なのかもしれない。ソフトバンクが名乗りをあげてもいろいろいう人はあるだろう。結局日本の安全保障を考えた通信はdocomoに頼むしかないのではないか。そういうVIP、防衛省、警察、首相官邸用の安全なケータイ電話はどういう機能を持つべきなのか、ということを考えてみたい。一番必要なことはすべての通話が録音記録されていることではないだろうか。万一なにかあったときにパンドラの箱を開けることができるようなシステムにしておくことがヤバいことをケータイ電話で話さないようにする唯一の方法ではないか。昔アメリカ政府の高官と話をしたときに聞いた話だが、ホテルの部屋に畳4畳の強化プラスチックで作った電話ブースを持ってきていると言っていた。もちろん天井も床も付いている。部屋で組み立ててアメリカ本国との電話はその部屋の中から暗号電話で行なければならないということなのだそうだ。彼は大統領の補佐官であったが当時はそれを見てやりすぎだと思っていた。が、アメリカは当時から世界中を盗聴していたのだなぁと今更ながら思う。

#31 二子玉川の蔦屋家電に行ってきた

2015-06-26

二子玉川のバス停のとなりにある蔦屋家電にいってきた。インターネットでもたくさん報道されているので有名であるが、カルチュアコンビニエンスクラブが運営しているTSUTAYAの一番最高級の電子グッズ、生活グッズのセレクトショップである。台湾の台北にもそういう店があったが、蔦屋家電の場合はスケールが違う。チラッと見に行くつもりだったのに2時間半も店にいてしまった。アイデアと想像力に満ちたいろんなデジタルグッズや家電と書籍や音楽やビデオが陳列されて売られていた。展示品を買うことができるMoMA(ニューヨーク近代美術館)のようである。代官山の蔦屋書店ができたときにとても驚いたが増田宗昭社長のイマジネーションはここまで進化したというべきか。展示品を売っている美術館だ。東京で一番おしゃれな百貨店は日本橋の高島屋と三越、新宿の伊勢丹であるといわれている。そのそれぞれの百貨店に時々行くが私のような情報世代にとっての百貨店になるのだろうか。一部の人たちだけが支持するセレクトショップで終わってほしくない。丸善なども店内のレイアウトを再考されてはどうか。ITOYAが文房具や知的生産活動の書籍を文房具の横で売っているような感じであった。情報としての本とその本が指し示す実物が並んで売られているということに強烈なインパクトを受けた。

時を同じくしてヤマダ電機がリストラで11店舗閉鎖という報道がなされた。家電の安売りの世界は厳しいようだ。プレミアム家電を扱う蔦屋家電はビジネスとして大成功を収めるのであろうか。その鍵は店員にあると思う。山ほどの商品知識を持った博物館の学芸員のような店員が客の質問に丁寧にしっかり答えることができる売り場であれば、大成功するであろう。ヤマダ電機の店頭に行って何を聞いてもほとんど答えてくれない店員や違う会社のものを薦める店員をみたらその会社からの派遣社員だったりする。インターネット時代にアマゾンや楽天でクリックでモノを買うというサービスの対極にヒューマンサービスを売り物にした店員が対応する蔦屋家電はインターネット時代のクリックに対抗する究極のモルタルソリューションであるといえる。この業態はなくならないであろう。こういうトンがったプレミアムセレクトショップを発案することができる増田社長の生活スタイルに興味を持ってしまう。どんな生活をしているのか幻冬舎のGOETHEややんちゃジジイのMADUROが特集を組んでくれたらいいのに。

#30 エンスーの次のテーマ:2人乗りマルチコプターと2人乗り潜水艇と2人乗り電気自動車

2015-06-16

メカと乗り物が好きだということで、私はエンスーと呼ばれるマニアである。一番最初に意識して乗せてもらった乗り物はブルトーザーだった。運転させてもらってとても嬉しかったことを覚えている。最初に乗った飛行機はグライダーだった。こんなものが空を飛ぶのかと疑問だったがいとも簡単に離陸して楽しかった。操縦は父だった。最初に船に乗ったときの記憶はないが、最初に自分で船舶を操縦した記憶は水上バイクであった。今はヘリコプターも船もほとんどのクルマもみんな売って通勤の足としての小さなクルマを主に乗っている。その意味では元エンスーと行った方がよいかもしれない。しかし今でも乗り物に興味はあるし、飛行機や船やクルマの雑誌は10冊ぐらい必ず買っている。

今欲しいと思っている乗り物は3つある。

2人乗りのマルチコプター。ドローンの技術を使ったプロペラが8つぐらいあるヘリコプターで、少なくとも数時間飛べるものであってほしい。自分で作りたいことろであるが、自分と同じことを考えている人も世界中にたくさんいるようであるし、1000万円以下で売り物は必ず出るだろう。それを輸入しようと思う。

ガソリンエンジンのクルマに長い間こだわって高速回転と低燃費のことを調べてきた。マツダのやり方、日産のレージングエンジンの取り組みなど、日本には素晴らしいエンジン野郎がたくさんいる。その開発の努力にいつも敬意を表している。しかし電気自動車がどんどんポピュラーになってきた。2人乗りの電気自動車を買いたいと候補を検討中である。テスラを買って乗るのは嫌だ。テスラを買って乗るは金持ち的で嫌なので、インホイルモーターをつけた改造車がいいと思っている。これは国産のものにしたい。

船に関しては、東京湾で船に乗っても全然面白くないということに気がついた。島がないからである。瀬戸内海をクルーズすることが楽しかった。関東ではもっぱら逗子葉山のあたりを水上バイクでウロウロしてきたが、これも飽きた。次は水上バイクのメカニズムが機密カプセルの中にはいった潜水艇が面白いと思っている。5メートルぐらい潜れてジャンプもできるような、イルカのようなボディーをした水中バイクが数社からでている。これを買ってきて乗ろうかと思っている。生き死にに関わることなので自作は、とりあえずは、考えないことにする。

大きな船、高いクルマ、大きな飛行機を買うことを考えたが、60近くになって自分の乗り物の趣味は自分の手の届く乗り物に落ち着こうとしている。でも手軽に飛べるということと、クリーンな乗り物、水上ではなくて水中を楽しむという新しい方向性で遊ぶための乗り物の開発に取り組んでみたいと思っている。

#29 ステレオの未来:2チャンネルの次は3.1チャンネル、その次は9.1チャンネル、その次は11.1チャンネル、最終は64チャンネル

2015-06-09

40年以上オーディオマニアをし、7年以上オーディオ機器の開発を進めてきた。最近その開発が完成しつつある。パワーアンプを作って、DAコンバーターを作って、スピーカーを作って、クロックを作って、パソコンプレーヤーを作った。長い開発のプロセスであった。CDのデータは16ビットで44.1kHzのデータ速度であるが、もっと機能の高いものをやりたいと思い、32ビット352kHzまでのスピードに取り組んでみた。そこまで取り組んでこれ以上の音はないと思った時にふと気がついた。オーディオファンが必要としているのは、32ビットの352kHzの音ではなくて、16ビット44.1kHzの音をいかによく再現できるか、ということの方がはるかに大切であるということに気がついた。いくところまでいかないと今のCDがどんなに大切なのかということがわからなかったわけである。だから、私が全力を挙げて取り組んでいることはCDの音から、32ビット352kHzに近い音に復元するということである。この技術が一番大切でないかと思う。

CDはステレオである。ステレオとは2チャンネルである。2チャンネルのステレオで未来もずっとこれでよいのかと思った。それは2チャンネルステレオの音を聞いて、その違いを比べることをなんども行ったときに気がついたことである。それは、ステージの音がステレオでは一直線にならんでいる。本物の音は2次元に分布している。この違いに最近気がついて目の前に2次元的に広がった音を聞く前に、3チャンネルのステレオの実験をしている。収録マイクを3本にして、センターマイクの位置はかなり高い位置まで持っていく方式である。これで録音した音楽は3chで再生してみて、今までとは全く違ったステージが再現できた。2が3になっただけでこんなにすごい違いになったのは驚きであるが、3だけでいいのかと考えて、部屋の四隅にエコーを再生するスピーカーを4つ、頭の上に、上からのスピーカーを1台つけることに現在取り組み中である。そうすると3チャンネル+4チャンネル+1、8チャンネルである。それに低音の0.1を加えて8.1。それにサラウンドの後ろを2本加えて、10.1。それにセンタースピーカーを加えて、11.1。私は2チャンネルのステレオがマルチチャンネルオーディオで5.1、DVDやブルーレイで7.1なったが、オーディオ用のマルチチャンネルとして11.1が主流になる可能性があると思っている。そのシステムは映画のサラウンドと共用できるスピーカーの配置になっていることが好ましく、水平面は5.1、その上がピラミッド型の5つのスピーカーとセンタースピーカーのさらに上のスピーカーの合計で5.1+5+1の11.1。

8Kのテレビのスピーカーは、22.2チャンネルだそうだ。ほんとにこんなたくさんのチャンネルがいるのであろうか。22以上の可能性はどうなのだろうか。最近64チャンネルのマルチチャンネルスピーカーのシステムを聞く機会があった。50本以上の全方向スピーカーとサブウーファーのミックスで各楽器が一つのスピーカーに割り当てられているシステムである。そのスピーカーの連立する林の間を演奏中にウロウロした。スピーカーが演奏しているときにステージの上を歩いているような感じがした。ホールで聞く音楽とくらべて、エコー。ホールの反射音が音楽についていなかったところが、違った。この64本のスピーカーをステージに設置して大ホールで音楽を聞くということをやってみたいと思うのは、私だけであろうか。実は64チャンネルはあるが1チャンネルが64本あるとういうことでちゃんとエコーがかかるシステムの1チャンネルの演奏、なかなか素晴らしいものになるという感じがしている。SPレコードをウエスタンエレクトリックの機器で再生するとちょうどこんな感じになるのではないだろうか。ということで1チャンネルから64チャンネルまでの音楽と映画を生むというのは興味深いし、私のライフワークの一つになりそうな気がしている。

#28 ソニーを潰したのはストリンガーだ

2015-06-02

ソニーの元社長の出井伸之さんが社長になる前から知っている。その出井さんが社長のときに一番評価していた外人がストリンガーだった。ストリンガーはソニー映画の立て直しのためにスカウトされた人物だったように覚えている。映画屋がソニーの社長になってソニーをズタズタにしたのだ。

私がソニーを評価しているのはいくつかの点がある。
一つ目は、トランジスタのライセンス生産を行いポケットラジオを作ったこと。
二つ目は、トランジスタを使ったマイクロテレビを作ったこと。
三つ目は、トリニトロンブラウン管を発明してトリニトロンカラーテレビを作ったこと。
四つ目は、ビクターと松下に負けたけどベータマックスというビデオカセットレコーダーを作ったこと。
五つ目は、再生専用カセットプレーヤーWALKMANを作り、ヘッドホンステレオの分野を確立したこと。
六つ目は、オランダのフィリップス社と共同でCDを作ったこと。
7つ目は、ゲームコンピューターPlayStationを打ち上げ、CDのついたPlayStation1、DVDのついたPlayStation2、BDのついたPlayStation3、インターネットに繋がるPlayStation4を完成させ、ソフトとハードの高収益連携ビジネスを展開したこと。

ここまでのソニーはピカピカの会社だった。ここからソニーの転落がはじまる。

一つ目は、DVDの標準化で松下に裏切られ、東芝に負けたこと。
二つ目は、サムソンと合弁でLCDの会社を作ってサムソンに技術を全部パクられて合弁撤退したこと。
三つ目、アップルにiPodを作られ、同じものがあったのにそれが売れなかったこと。
四つ目、エリクソンと合弁で携帯電話の会社をつくったのに、スマホを作ることができなかったこと。
五つ目、故障の多いパソコンを作り続けたこと。
六つ目、ミノルタを買ってデジタルカメラに力を入れたけど、GoProみたいなアクションカムを作れなかったこと。松下も4Kをやっていて、ソニーもしぶしぶ4Kをやっていたが、そんなものだれも買わない。なぜGoProだけが売れるのか。
7つ目、経費垂れ流しのソニー映画の経営。うまくいっているフリをしているが、ウィキリークスに出てきたソニー映画の内部はあきらかにおかしい。

ハードウェアの会社としてのイノベーションを続けてきたソニーが映画屋の間違った経営判断によって潰されてしまった。関連の証拠集めを今行っていて、ビジネススクールの講義に使うケーススタディにして、そのうちソニーの失敗を分析した本を書こうと思っている。シャープの凋落も独裁者の間違った判断であったように、ソニーの凋落も独裁者ストリンガーの間違った判断でこんな会社になってしまった。そのあとを任された経営者の苦悩は同情に値する。

#27 私のパソコン遍歴

2015-05-27

最初のバソコンはPET2001だった。次のパソコンはTANDYのTRS80だった。両方ともROMでBASICが入っていた。次にIMSAIのS100BUSのコンピュータだった。これらはみな8ビットのマイクロプロセッサで動くものであった。これらの経験がベースとなってPC8000を作ることになる。PC8000でPET2001とTRS80のレベルに追いついた感じがした。沖電気のIF800はディスプレイとプリンタとフロッピーディスクを一体化したパソコンであったが、それはそれまでのパソコンの総括みたいなデザインであったような気がする。このあとIBMパソコンを手がけることになって、基本的には沖電気のIF800を16ビットにしたマシンを作っただけであった。BASICしか動かない機械の限界をNECで感じていたので沖電気のIF800では8ビットのOSを搭載した。それらの考え方がIBMのパソコンで16ビットのOSとその上で動くBASIC、ワープロ、表計算という形で落ち着いてそれがIBMパソコンの爆発的な成功の元になったような気がする。それでもパソコンを本格的には使っていなかった。コンピューターにコマンドを入力することが嫌いだったからである。

ビジカルクという表計算ソフトウェアを作っていたパーソナルソフトウェアという会社がVISIONという名前のウィンドウソフトを発表したときに当時マイクロソフトの副社長だった私はびっくりしてこれ以上のモノを作らなければならいと覚悟を決めた。ゼロックスのパロアルト研究所に当時言われていた究極のパソコンALTOを見学に行った。チャールズ・シモニーというエンジニアが対応してくれて、聞けばワープロも作ったという。ただちにその場でマイクロソフトに来てくれ、と頼んだ。その関係でゼロックスがALTOをSTARという名前で商用化したときにフルシステムを導入した。このSTARのシステムが私のパソコンの原体験である。STARはスクリーン上にファイルフォルダとドキュメントを配置することができるようになっており、アプリケーションはワープロだけであった。STARにBASICや表計算を売り込もうとしたがゼロックスは聞く耳を持たなかった。ワークステーションとプリンタで一式1000万円くらいしたことを覚えている。私のWindowsのデスクトップはファイルが二次元的に机の上のように配置されたままである。

IBMのパソコンの仕事をしてからデスクトップではなくポータブルなパソコンを作りたいと考えた。グラフィックスの半導体を作ってソフトウェア互換性を持った液晶表示器を作った。今では当たり前になっているけれど。IBMがThinkPadという名前でノートパソコンを出してきた。黒いボディでキーボードの中央に赤いゴムキャップをトラックポイントというマウスポインタが印象的であった。以来ノートパソコンはずーっとThinkPadを使っている。IBMのパソコン事業がレノボに売却されたあともThinkPadを使ってきた。ThinkPadの特徴は、トラックポイントとハードディスクが脱着できるということであった。同じタイプのパソコンを複数台買ってハードディスクさえ変えればハードウェアが故障してもパソコンが使えるのがいいと思ったからである。ThinkPadのPCMCIAスロットに差し込むauのワイヤレスモデムもずーっと使ってきた。バッテリーをスタミナバッテリーにして複数本持ち歩けばどこに持っていってもインターネットの仕事環境が実現できるからである。ThinkPadが大きく重かったので、小さなパソコンにも興味を持った。ソニーが作っていた小さなVAIOシリーズはほぼ全部買ったが、スクリーンが小さすぎて使えなかった。GPSのモジュールをつけて地図のソフトを走らせてヘリコプターでGPS地図表示器としたこともあったが、ソニーのパソコンはほとんどが故障した。ソニーのパソコンが故障するたびにThinkPadを使っていて良かったと思った。

Windows XPの次にWindows VISTA、その次にWindows 7とどんどんWindowsが変わっていった。私は最近までCPUが速くなっても、Windows XPを使ってきた。なぜなら速いCPUで軽いOSを使うとサクサクして大変気持ちがいいからだ。しかしそういう世界もレノボのパソコンはアメリカ政府では使用禁止になったそうだ。BIOSにバックドアがついていて外からリモートログインをされてファイルを取られるということである。これが理由で私はThinkPadとの縁を切ることを決めた。

次のパソコンはSurfaceしかないだろう。この前後にiPad、NexusのPadを買ってみた。ホームページのブラウザとしてはいいけど、Windowsのデスクトップが欲しいと思った。だからSurfaceに決めたのである。Surface1を買った。Surface RTは友達が旅行のお土産にくれた。Surface1のキーボードをバッテリー内蔵型に変えてみた。重すぎた。ということで、4Kのスクリーンを使うことができるSurface3とドッキングステーションがでたときに、ThinkPadからSurfaceへの移行を決断した。今のところ使い勝手は大変よく複数のパソコン間で仕事ができる環境構築をしている。LTE内蔵のSurface3を買おうと思う。これをお持ち歩きのパソコンにして全部がWindows10になったときに次の方針を決めようと思う。やはり自分の使っているすべてのパソコンのデスクトップの同期と自前のセキュリティを強化したネットドライブの構築が次の大きなテーマになると考えている。

#26 シャープを潰したのは聖域にいた人かも

2015-05-19

シャープが減資して資本金5億円の会社になる(つまり中小企業)という記者会見の報道があった。シャープの社長は「聖域なきリストラをする」と発言していた。まてよ、シャープの今までのリストラには、リストラされない聖域があったのか、と、ふと思った。シャープの創業者に連なるお偉い一族の面々が本社で踏ん反り返っていたのかもしれない。

実は、私はシャープのテレビが嫌いだった。だからシャープのテレビを買ったことはない。シャープのテレビの何が嫌いだったのかといえば、2つある。1つ目はデザイン。特にリモコンのデザイン。2つ目はコマーシャルのキャラクター。デザイナーの名前は、忘れてしまったがシャープのテレビは、あのデザインでずいぶん損をしていると思う。あのデザインがいいという人もいれば、僕のように嫌いという人もいる。シャープのテレビがもっと普通のデザインをしていたらもっと売れていたと思う。シャープのテレビの広告は大女優吉永小百合様である。僕の知り合いは吉永小百合が宣伝に出ているからシャープのテレビを買った。最近引越しをするからそのテレビをもらってくれないかと言われて、丁寧にお断りをした。吉永小百合が売っているテレビなんて、誰が買うものか。私はシャープの聖域が変なデザイナーを使い続けるようにトップダウンの指示をして、吉永小百合を使い続けるように指示をしたわけであろうから、「シャープのAQUOS=あのデザイン、あの女優」となって、イメージが固定化してしまったのではないかと、疑っている。

大阪都構想の住民投票は大阪に住む老人層が反発して否決されたという報道があった。20代30代はこぞって賛成であったという。つまり、若者の考え方と老人の考え方はまるで違うのだ。若者が欲しいというものをどうして老人がデザインできるのであろうか、そんなことは無理であろう。昔、日産という会社があって、大物会長と大物社長が君臨しクルマのデザインもトップがOKしないとダメだったと聞いたことがある。僕は子どものときから家はセドリックだったので、日産のクルマに興味があったが、なんてかっこの悪いクルマだとずーっと思ってきた。日産の聖域に君臨する人と僕のデザインの趣味が合わなかったのだと思う。そういう日産は経営が傾きフランスの企業に助けてもらって外人独裁経営者のもとで蘇った。しかし、僕は今の日産のクルマは買わない。デザインが気に入らないからだ。シーマは1台目2台目3台目と乗り継いだが、社用車だった。誰が作ったという氏素性もはっきりしていて、日本製の究極を追求したクルマとして好きだった。当時の日産のメインバンクは日本興業銀行で、日の丸を背負った日産を応援していたことを思い出す。シャープを蘇らせるのは、日本資本ではダメだろう。ファンドが金を出してもダメだろう。シャープを蘇らせられるのは、エレクトロニクスの精神を持った経営者である。そしてそれは日本人ではないのではないか。日産のように有能な経営者を海外から迎え、生え抜きの日本人の幹部とともに頑張ればシャープは再生できるのではないか。私はその時に新生シャープの格好のよいテレビを買おうと思っている。

#25 ドローンその3 死刑になったのはドローンオペレーターではなくドローンそのもの

2015-05-15

首相官邸にドローンを打ち込んだ奴が死刑になる、と私は書いた。しかし公安警察は死刑にする値打ちのない奴だと判断したのである。威力業務妨害で一件落着にするつもりなのであろう。長野県善光寺で15歳の少年がインターネット中継をやって、やってくれた。警察に注意された帰りに東京でまた国会周辺であばれてくれた。これらの行動のおかげでドローンに対する規制が強化されることになった。皇居や国会、最高裁判所、首相官邸などの上を飛んではならない、ということになった。こんな制限で終わるはずがない。落ち着きどころは日本のあらゆる私有地の上空150メートル以下に侵入禁止になるであろう。つまり、ドローンがとぶなら150メートル以上。では150メートル以上になるまではどうすればよいのか。公有地の上で150メートルまで上昇するか、または、私有地の上なら上昇と下降なら良いとするか。世界的にドローンを規制しようとする動きがある。私はマンションに住んでいるが窓からいつもドローンが飛んでいないか気にするようになった。夜も朝も昼も。昔は偵察衛星かハップル望遠鏡が覗いているのではないか、心配していたが、もしかしてではなく、必ずドローンは盗撮にやってくると思う。こうゆう心もとないドローンオーナーの行動がドローンを禁止する法律を作らせたのだ。覗き見は即時逮捕される。不法侵入も即時逮捕される。ということは、住宅地でドローンを持って飛ばした瞬間に逮捕されるということである。

卒論のテーマを決める季節であるからドローンを撃ち落とす機械を開発させようと思う。10×10でスピーカーを並べてフェーズアレーを作りそこに大電力を流して、振動音を発生させ、ドローンを撃ち落とす迫撃砲にするやり方。

次に、炭酸ガスレーザーの大出力のものを買ってきて炭酸ガスレーザーを照射してドローンを焼き切る方法。しかしこの方法はドローンだけでなくいろんなものを潰すことに使えそうだから、作ること自体が犯罪に問われることになるだろう。

3つ目が大きめのドローンを3機ぐらい使って網を貼り、ドローンを生け捕りにする方法。3台のドローンが連動して動く、ドローン生け捕りシステムが一番良いと思う。空中で捕獲したドローンの所有権は一体誰のものなのだろうか。ドローンを捕獲して分解して再活用したら、犯罪になるのだろうか、などなど。ドローンで楽しませてもらっている。という話をしていたら、隣の席に座っていた人が、「屋上に猿を飼ったらいいのよ。」と言った。思わずどういう名前にしようか、と言ってしまった。中国製のドローン3台と鳥を生け捕りにする網のセットをインターネットで発売したら売れるのではないかと思った。高級ドローン生け捕りキット。 パトカーのカーロケセンサーみたいなもので、ラズベリーパイにカメラをつけてドローン発見ソフトを作ってみようと思う。窓に貼っているだけでドローンが来たら音が鳴る。9900円で1万台くらいは売れるだろうか。

#24 WindowsとWindows Mobileの連携について

2015-05-08

今年になってからWindows Mobileを使うようになった。Windowsも8.1にした。しばらく使ってみての感想と改良への期待をまとめてみた。

ハードはモバイル1台とパソコン4台で計5つ。Windows Desktopがそれぞれ4つ、5つのModern UIを足して合計で9つのデスクトップ画面を記憶しなければならないのは苦痛である。持ち歩くパソコンと会社と大学と家のパソコン合計4台のパソコンのデスクトップがそれぞれ違う。ファイルはどこに置いたのかなぁとウロウロ探している。クラウドドライブにアップすればよいのだが、毎回そんなことはできない。アップするたびに誰かがチェックしているのかと思うと、気分が悪い。インターネットに繋がらない環境もある。ここのところをなんとか解決しないとパソコン環境は混乱を極める。iPhoneとiPadでは当たり前のどちらかにアプリをインストールしたら片方にも自動的にインストールされているという機器間のファイルとアプリの同期がこれから必要になるだろう。Modern UIはアプリをあつめて成立している。パソコンのデスクトップは私の場合、ファイルを並べてある。Windows Xpのデスクトップにファイルをたくさん並べていたからスピードはものすごく遅かった。でも、机の上にファイルやフォルダが並んでいて、ファイルをクリックするとアプリも自動で起動される。長年のこのジェスチャーになれていてた。私はアプリ中心のModern UIに違和感を感じる。

ではどうしたらよいか。すべてのデスクトップとすべてのModern UIをクラウドでシンクロさせることしかないであろう。どこの机の上にあってもどこのパソコンでもみれる。ということを、ファイルのプライバシーのセキュリティーとともに保証するしか、使い勝手はよくならないのではないであろうか。マイクロソフトのクラウドに接続すればそういうことができる、と言うであろう。グーグルも同じことを言うだろう。でも、アメリカ政府や警察庁が読むことができるクラウドドライブに自分のファイルを置くのは絶対にイヤだ。私は危険思想の持ち主の革命活動家ではないが、公安警察が自分のパソコンをチェックするのだけは絶対にイヤだ。それに日本政府が役所で使うパソコンがそうなってはいけないと思う。だから、自衛のクラウドストレージとそれぞれのパソコンとをVPNで結んでデスクトップとModern UIを同期させるアプリを作るしかないと思う。でもWindows 11か12かで、そういう機能がインストールされたらいいのと、願っている。

まとめると、自分でサーバと立ててグローバルIPアドレスをつけて自分の使う複数台のパソコンからそのハードディスクを共有するのと同じではないか思われるが、それは違うのである。共有するのはハードディスクではなくて、デスクトップである。デスクトップ上のファイルやフォルダの位置まで同期させたいのである。実はこれはハードディスクのデスクトップフォルダを共有してWindowsのデスクトップ表示ブラウザと結合すれば直ちに解決する問題であると睨んでいる。やってみようと思う。

そういうモノを欲しい人は僕だけではないだろう。スマホとWindows Desktopを連携するアドオンソフトを作って売るようなベンチャーをやってみてもいいかもしれない。

#23 官邸ドローンその2

2015-04-28

ドローンの犯人が捕まった。放射能に対する怒りがその原点だという。威力業務妨害で捕まった。「大したことではないではないか」という論調である。私はそうは見ていない。というのは動いているのが公安警察だからだ。オウムの捜査を行った部門である。いきなり警察庁長官が記者会見をしていた。これは警察内部がテロも想定して動いていたことを示している。福島に反対するだけで誰があんなドローンを3台も買うだろうか。スポンサーは誰なのだろうか。疑問は尽きない。

#22 ただのネットドライブなんて使わない

2015-04-28

Dropbox、Google Drive, One Drive, iCloudなどの無料のドライブのサービスがある。私は使わないことにしようと思う。自分でハードディスクをぶら下げたネットドライブでVPNで暗号化して自分で管理でき、他の誰にも見られないような仕事環境を構築しようと思う。そして、そのドライブをRAID7にして金庫の中に入れ、金庫からケーブルを引っ張り出してネットにつなぐようにしようと思う。なぜなら時間の問題で人工知能がネットドライブの内容をスキャンしてユーザーを分類して国民データベースに登録されるということは目に見えているからである。まずアメリカがやるだろう。その次にアメリカから指示をされた日本がやるだろう。国民背番号なんて社会ではなく、国民一人一人の思想管理まで政府はやるだろう、我々の承諾なしに。自分で自分を防衛するしかない。

盗聴された経験がある。昔NTT民営化の時に、NTTの分割についての論陣をはっていた。そのとき家の電話も携帯電話も盗聴されていたと思う。家にくる郵便も開封されていたと思う。警視庁にいって相談をしたら「あなたは心配しすぎですよ」と言われてるかと思っていたら、反対に「JRかNTTか郵政関係のお仕事をされていませんか」と言われた。「NTTの電話をやめて大切な話は電力電話を家に引いて、電力電話でされたらどうか」と言われた。警察はこの日本でどういう盗聴、無断検閲が行われているのかを知っているようだ。そういう組織暴を告発しても誰もなにもしてくれない。自ら知恵を働かせて自分を守るしかないのだ。昔アスキーで暗号アルゴリズムの開発をしていた。スーパーコンピューターでも解き難い暗号システムを完成させたが、アメリカのコンサルタントに「やめたほうがよい」と言われた。なぜなら、「本当の暗号とはマスターキーを使えば一瞬にして解読ができ、マスターキー以外ではたとえスーパーコンピューターでも解読できないのがよい暗号システムだといわれている。当事者だけしか解読できない暗号はダメ」と言われた。郵政省の参与に任命されて標準化国際会議に参加するためにワシントンD.C.に行ったことがある。そのときに受けた注意は「たとえ公衆電話であってもホテルの電話であっても、どんな電話でも録音されているからそのつもりで」と言われた。このように世の中はずいぶん前からハッキングされていたのだ。それもハッキングが好きなハッカーによってではなく、仕事としてそういうことをやる人たちに。

データを守るには、
1、物理的に守る。つまり、パソコンを取られないようにしなければならない。パソコンを金庫に入れておく必要がある。その金庫は持ち出せないようにしなければならない。
2番目、電子的に守る。強力なパスワードをかけておく。
3番目、データの窃盗は、刑法で窃盗にあたることを認識してもらう。
4番目に、他人のデータを盗むことは道徳に反することをアピールすることではないか。

盗聴、盗撮、盗アクセスが情報戦において最高の戦闘であることは疑いない。そういう権力者の暴挙は止めることはできない。しかし、見ざる、言わざる、聞かざるを実践することが我々一般市民のそれに対する無言の抵抗になるのではないだろうか。日本は他の国に比べて比較的平和で安全な国ではある。

#21 官邸侵入ドローンの犯人は死刑になるかも。

2015-04-24

とうとうやってくれたわ。恐れていたことが起きてしまった。これで日本のアマチュアドローンは終わるかもしれない。こんなことしないでマニアだけがこっそり飛ばしていればもっと長持ちしたのに・・・

MITにいるときに、実はドローンもやっていた。10cm×10cm×10cmの超小型のドローンで、ペンタゴンに補助金を出してもらおうと思ってお願いにいったら、「お前は日本人だからダメ」と断られてトホホしていたら、それはオレが代わりにやってやると、引き取ってくれた人がいたので、今ではもう実用化されて戦争で使われているのだろう。私の秘密保持契約も切れたことだし。

NHKの報道は「ハードディスクを積んでいる」と言っていたが、実は「遠距離用の無線ブースターだった」ということだ。警視庁はブースターとハードディスクの区別がつかなかったということになる。とても恥ずかしい話だ。オウムのサリン事件を思い出した。セシウムを含んだ液体が搭載されていたということだ。発煙筒からケーブルが伸びておりリモコンで発火発煙するように見えた。これがもしサリンが積まれて官邸に落ちてきたと考えるならば恐怖感を感じる。そういったことが二度と起きないように警察と司法は今回の犯人を探し出してかなり重い刑に処するのではないか。放射性物質を官邸に打ち込んだ行為は、殺人罪よりもテロ未遂と言われてもしょうがないだろう。テロ未遂はどのような刑が待っているのか。刑法199条で殺人は死刑もしくは無期、もしくは5年以上とされている。未遂も同じようなものだ。裁判員裁判では軽くなるが、司法に見せしめという意図があれば死刑になってもおかしくはないのではないか。そうしないとやってみようと思う人が次々出てくるのではないか。

ドローンに興味があって大学院の院生に卒業制作で大学の4Kビデオなどを作っていたが、それ以上の活用の仕方はさすがに考えなかった。私がやってみたいのはドローンを大量に使って空飛ぶジュータンを作るということだ。アラビアの千夜一夜物語の世界だ。15×15のマトリクスで空飛ぶジュータンを作れば、225個のドローンだ。Phantomは約8万円だから225×8で、約2千万円だけど、メーカーに交渉すれば安くしてくれるかもしれない。15×15の格子の上にペルシャジュータンでも買ってきて乗せればかっこいいだろう。電池の持ちが悪いから発電機を乗せてガソリンで発電しながら飛ぶ。そこらへんをこちょこちょ改造すればかなり飛べるジュータンができるのではないか。発電機とガソリンを乗せたらヘリと同じという人もいるだろうが、10m×10m×30cmのジュータンだからこそ意味があるし、夢がある。そのうち誰かが必ずやるだろう。アラブ の人だったりして・・・

「現在開発中のアメリカの次世代戦闘機が最後の有人戦闘機となるだろう」と国防長官が発言したそうだ。ということは偵察用に空を飛んでいるドローンではなく戦闘用の飛行機としてドローンが使われるようになるのだと思う。現に偵察用のドローンに空対地ミサイルを載せた使い方を中近東ではしているではないか。このドローンを迎撃するためにドローンが開発されている。ドローンに空対空ミサイルを搭載すればこのシナリオはにわかに現実化する。それは2020年には常識となっているであろう。とにかく10万円もしない安価な機器で恐るべきことが可能になった時代なので政府が戒めの意味を込めて今回の犯人を捕らえて死刑にするようなことになれば、困ったことだ。

#20 アップルのiPhoneユーザー囲い込みのギミックだったApple Watch

2015-04-24

Apple Watchを買ってしまった。しまった!

Apple WatchはiPhoneがなければ使えない。普段使っていないiPhone 6を出してきて充電してApple Watchのイニシャライズの画面の写真を撮らないとペアリングができないようになっている。なんかおかしい。ガラケーとiPad miniとWindows Mobileとを普段は使っているのでiPad miniを持ち歩きながらApple Watchで電話ができたらいいのにと思っていたが、それは夢のまた夢であるみたいである。アップルはiPhoneにしか今のところApple Watchを繋がせないようだ。そこにアップルの意図を感じると言ったら言い過ぎだろうか。

つまりこうだ。iPhoneのユーザーにApple Watchを買わせてiPhoneのワイヤレスリモコンのように使わせる。iPhoneの新しい機種が出たときに買えばApple Watchは継続して使えるのであろう。しかし、iPhoneを裏切ってANdroidやWIndowsMobileに乗り換えたら、Apple Watchは重いブレスレッドになってしまう。新しいApple Watchが出てもApple Watchは、永遠にAndroidのタブレットや、Windows Mobileには繋がらないだろう。アップルに勤めていた人がやめて、繋げられるソフトを作ったら訴えられるだろう。とにかくiPhoneを持っていて新しい物好きでApple Watchを買う人たちを永遠に逃がさないための小道具なのであろう。でも私はこの戦略は間違っていると思う。Apple Watchは、iPhoneだけでなくAndroidや、iPad、Windows Mobileなど、すべての機器につながり、デジタルリモコンとして使えるようなものになるべきではなかっただろうか。そういう機能を持った競合製品が半年以内で出てくるであろう。 アップルはiPhoneだけにしか繋がらないということで将来の競争相手を作ってしまったことになるのではないか。

とりあえずiPad miniと繋がって電話ができるようになったソフトウェアのアップデートを希望する。アップルのMacが少数派だから好きだったのに、すべての人にApple Watchを買わせようとするアップルは好きになれない。ということは自分はマイノリティーということか。時計なんてバラエティがあって当たり前なのに色や材質だけ差別化した同じ時計はしたくない。明日ハンズに行ってサイズの合う時計工具を買ってきてApple Watchをバラしてみることにした。そのうち中身を入れかえてAndroidに繋がる基板がキックスターターで提案されたりして、即買いたいと思う。

#19 とうとう4KとSurface3に引っ越し

2015-04-14

今日は記念すべき日だ。IBMのThinkPadと2Kのディスプレイを捨てて、Surface3とドッキングステーションと4Kディスプレイに引っ越した。4Kディスプレイはたったの8万円だった。40インチである。それを使ってこの原稿を書いている。ディスプレイのブランドは「Philips」である。どこ製かと調べてみたが、予想通り中国製であった。中国のメーカーにPhilipsが指定した仕様で作られた4Kのモニタである。韓国製の湾曲したモニタも1台買ってみようと思う。スクリーンの左右に目を動かすときに疲れなくてよいかもしれない。日本のシャープやソニーのモニタは値段が高すぎてとても買えなかった。ここら辺に日本のメーカーがコンシューマー市場で売れない理由があると思う。

1985年にMSXの次世代を議論していたときにHDTVにパソコンのビデオ出力をつなぎたいとソニーのひとに言ったら「そんなことはありえない」と言われた。あれから30年たつのだ。

1992年にMITでアナログのHDTVではなく、HDTVはデジタルでやるべきだと提言した。そのときにインタレスではなく、2000×1000でプログレッシブでDCTベースのコーディングがこれから世界標準になると発言した。図らずも私の予測は実現した。

2000年にIBMのノートPCを買って、ドッキングステーションを繋いでPCIのMATROXを基板を繋いでHD1920×1080のディスプレイを繋いで使ってきた。以来ThinkPadは3回くらい代替わりをしたが、Windows XPを使い続けてきた。CPUが速くなって軽いOSだからスピードが抜群に速い。途中横長のディスプレイを縦長にした。そうしたらA4フルページのディスプレイがきれいに表示されたので、とても気持ちが良かった。ウィルス駆除ソフトの期限が切れて、ウィルス駆除ソフトが悪さをして、WindowsXPのスピードが下がってしまった。もはやこれまでと思い、サブで使っていたSurface3をメインのシステムにすることにした。

2015年のこれからSurface3とドッキングステーションと4Kのディスプレイの組み合わせにクラウドを連動させ大学と高校と会社と家と新幹線とクルマの中、どんなところにいてもシームレスにすべての情報にアクセスできるような環境を構築していきたいと思う。新幹線の中ではさすがに4Kのディスプレイではなく、Surfaceであるが、4KのSurfaceがはやく出てくれたらいいのになぁ、と思う。名前は「Surface4K」と勝手に期待している。このシステムにノキアの一番安いWindows Mobileを連動させてみようと思う。

パソコンとスマホの割合が2012年の12月の末に逆転してから1年少しになるが、パソコンはスマホに負けたのかという話があるが、パソコンとスマホを比べることがおかしいと思う。パソコンは情報を生産加工するデバイスでスマホは情報を消費するデバイスではないだろうか。すべての消費者が生産者でもある、というのが本来の姿ではないかなと思うが、消費だけする人と、生産と消費をする人の割合がどのくらいで落ち着くかということが注目される。サイレントマジョリティとは何パーセントのことであろうか。メールを書くということとTwitterで発信するということは違う。LINEが流行っているというが、スレッドを自動的に分けてくれるメールソフトはLINEと同じようなインターフェースになりつつある。今のところLINEもTwitterも大嫌いだ。

#18 政治学とマスコミ報道の建前と本音

2015-04-08

国際政治学について興味があるので、国際政治学会に参加している。しかし友人から国際政治の研究はやめたほうがいい、と言われた。なぜかと聞くといつの時代にも政治家の本音はわからないというのだ。もう少し詳しく教えてくれと言ったが、国際政治の世界では建前と本音がセットで流通していてその2つを研究するということは至難の技であるからだそうだ。いろいろな政治活動の究極は大国同士の対立であったり、一部の人たちが大金を儲けるための行動であったりするのだが、表面的にはそういう話は一行も報道されない。ほとんどの人たちは、表面的な国際政治を語っている。本音をテレビ番組で発言した古賀某は抹殺されたが、司会者や官邸はきれい事しか言わない。霞ヶ関を歩いているデモ隊はお金をもらって動員されている人たちである。誰が払っているのか、一人いくらもらったのか、弁当はついているのか、などを報道した新聞はない。政治に建前と本音があるようにマスコミにも建前と本音があるようだ。民衆を愚弄した世界ではないか。これが国際関係にまで拡大されるとヨーロッパ金融資本の陰謀論や人種問題などが出てきてさらに複雑になる。

どこかの新聞社のひとにきいたことであるが、「うちは左がかっているのではありません。日本の保守層に潜む左的な気持ちを代弁しているだけです。我が新聞はバリバリのエスタブリッシュメントです。野球の好きな新聞や日の丸の好きな新聞とは違います。」などと言っていたりする。本音の発言として歓迎したい。

だから政治学は常に両建てで大衆のための建前と支配者の本音を論ずるべきであり、マスコミはテレビラジオを含めてマスコミとその背後にあるもの、つまり、マスコミに金を出しているひとの意図と、マスコミを監督している権力者の意図を論じるのが本質的なことではないかと思う。

「サントリーのレモンジーナが品薄だ」、とインターネットでつぶやきが流れた。そうしたら「そんなもん山ほど在庫があるぞ」、と第二のつぶやきが流れた。フランス人にこれは「貴重なレモンジーナだ」とあげたら、「フランスにはない商品だ」と言っていた。「フランスも売り切れているのか」と聞いたら、「フランスには存在しない」と言っていた。フランスにないフランス製とはどうなっているのだ。

アジアインフラ投資銀行に日本が投資しなかったことを巡るインターネットの論調はもっと傑作である。イギリスが投資した。わざわざ王太孫が中国に参加すると言いに訪問した。香港をめぐって中国とイギリスはずっと特別な関係であって、これからも特別な関係にありたいということをもったいつけて言いに行ったのだ。そのあと、そのトリックに引っかかったのこりのヨーロッパの国々が参加を表明したのは周知のとおりだ。安倍首相は外務省の幹部を呼んで「どうなっているのだ」と騒いだというネットの記事があった。「日本は出資するべきだった」という論調が出はじめている。誰でも好き勝手なことを言える世の中であるが、なにかおかしくはないか。日本のインターネット論壇には中国の友達がたくさんいるようだ。戦後70年の歴史を学べば日本が出資するわけがないということなど中学生でもわかるのに。

インターネットの時代はレベルの低いウソは通用しないということを皆が知るいい機会であったと思うのは簡単すぎるのではないかと思う。三重四重に大衆の心を心理学的に分析して動かそうとしている人たちがいるということを忘れてはならない。政治もマスコミもインターネットも。

#17 「週刊アスキー休刊、ウェブに全面移行」私ならこんなことはしない

2015-03-31

知り合いから電話がかかってきて「週刊アスキーが休刊するって知っているか」、と教えてもらった。思えば20年くらい前に会社再建の社運をかけて立ち上げた週刊誌だったのにやめてしまうのは、とても残念である。

週刊誌がウェブに負けるのはスピード問題である。角川の内部のことはなにも知らないので、そとから見た想像の話であるが、誰かが歴彦さんにいい格好して「ウェブに全面移行しましょ」なんてささやいたのだろう。どうかと思う。角川のような大出版社は大金をはたいて買収した週刊誌でも、トイレの水を流して電気のスイッチを切るような感じなのだろうか。

ウェブの発表文にはインターネットに移行すると書いてあるが、誰が書いたのか知らないが間違った戦略である。1週間待てないなら、週刊誌から日刊紙に変えればよいではないか。Windowsの発売日に使える割引クーポンを印刷したマイクロソフトの広告なんて載っていたりして。あと、金曜日に特集主体の日曜版を出して週刊誌も温存することも可能ではないか。週刊誌を休刊したあとにしなければならないことは日刊紙の夕刊アスキーを刊行することではないか。インターネットの時代ですべてはウェブになると言う人がいるが、私はそれは間違いだと思う。紙にインキで印刷したメディアは決してなくならないし、有料で情報を買ってもらうことができる最適なメディアである。無料のウェブサイトの広告をあてにするのはテレビの民放モデルである。出版は広告よりも記事の中身で読者に買ってもらうのが本筋ではなかったか。

私なら夕刊フジのようなタブロイド版の日刊 夕刊紙を出す。「夕刊アスキー」である。東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、仙台、広島、札幌、福岡で発売するのだ。新聞社と提携して宅配もする。もちろん電子版も。ウェブも連動させる。出版業界にいない負け犬の遠吠えと言われるのであろうか。しかし、週刊アスキーの初代発行人としてそれぐらい言ってもいいだろう。

#16 次の研究テーマは、「クリーンエネルギー」と「マイクロ手術ロボット」

2015-03-25

60歳からの研究テーマを模索中であるが、新しくターゲットにすることに決めたのはエネルギーである。その背景として福島の原子力発電所が3.11のときにメルトダウンを起こしていたことが最近明らかになった。この報道がなされたのは最近のことであるが、原子力の知識のある人なら爆発が起こった時点で当然予想されたことであろう。しかしそれが事実として確認されてみると大変なショックである。私は原子力発電に対して賛成でも反対でもない立場であるが、メルトダウンはショックである。

21世紀のエネルギーの研究をはじめようと思う。第一の条件は石油やLPGや原子力を否定することなく、クリーンを追求することではないか。その方法を模索することにしたい。

2つ目はコンピュータと医学である。最近CTやMRIを使って自分の体の中を見る機会があった。あと3次元プリンターを使ってそのデータをプラスチックモデルで作成中である。また、マジックハンドのような内視鏡でのロボット手術もはじまっている。これらのデータを統合することによって新しい時代のマイクロロボット手術の可能性について考えてみたいと思っている。2020年を目処になんらかの形になるようなものを仕上げたいと考えはじめた。

#15 私の予測するWindows 10とWindows Mobileのシナリオ

2015-03-18

Windows 7とWindows 8のユーザーに対して、Windows 10のアップデートを配るという発表があった。スティーブ・バルマーが社長をしていたことのマイクロソフトなら決してありえないはんだんであり、新しい社長になってこそ可能となった戦略なのだろうと思う。すべてのユーザーベースをWindows 10に誘導し、クラウドビジネスをさらに推進しようと考えているのだろう。どうもアメリカには「10」という数字に対して特別な思いがあるようだ。 「10」というのは、超セクシーで美しい女性、満点美女という意味のスラングである。だからWindowsも完成に近づいたOSとして、9を飛ばして10になった。Whindows 10は完璧なWindowsであるという気持ちが秘められている。

さて、WIndowsPCとAppleのシェアについては、インターネットのウェブアクセスのトラフィックから分析すると、Appleが10%くらいである。あとは、Windowsである。しかし、この90%くらいのWindowsは、Xpや、7、8など、さまざまなバージョンのWindowsであり、マイクロソフトのクラウド戦略の障害のひとうになっていた。これがWindows 10といういひとつの統一されたプラットフォームになれば、クラウドサービスとクライアントOSの最多のシステムとなる。

全世界のパソコンの8割や9割がいきなりwindows10ベースになったとき、多くのアプリケーションやサービスが間違いなくその上で展開されることになる。そのWindows10のユーザーインターフェースの「Moder UI」になれたユーザーが自然に移行していくのが、Windows Mobileになるのである。だから日本でのWindows Mobileの投入はWindows 10のリリースのあとであろう。AppleのiPhoneとiPadとMacの世界に生きている人もいる。AndroidスマホとChromeBookに生きている人もいる。マイクロソフトはパソコンのユーザーベースをテコにWindows Mobileのユーザーをじっくり増やしていきたいのであろう。そのときに鍵になるのは、パソコンのModern UIとモバイルのMdern UI、両方で動くアプリケーションである。これが、x86とAtomで両方動くバイナリを効果的に作る方法が確立されば可能になる。もちろんとっくにこのようなことは計算済みなのであろう。

スマホとパソコンがクラウドを経由して繋がったユーザーアプリケーションとは一体どのようなものなのであろうか。それは一つは、メールソフトがすべて統合されてfacebookのメールも、Gmailも、Hotmailもどんなメールも読むことができるメールソフトがでてくるであろう。されにWordやExcelなどのデータがクラウドにファイルされて、どこからでもファイルが見れることではないか。カレンダーにいろんなデバイスからアクセスできる。また、カレンダーをいろんな人と共有できる、などなど。ほとんどすべての生活環境の情報がModer UIやiOSやAndroidの上で動くようになるのであろう。そうすれば、そういうことを考えるAppleの次期OSは、iPhoneとMacのOSが統合されるのではないか。AndroidとChrome OSが合体したOSが出たとしてもGoogleの優位はあまりない。いずれにしてもマイクロソフトのWindowsとWindows Mobile、AppleとMac OSとiOS、GoogleのChrome OSとAndroidのこの3大OSメーカーの競争の中で必死に生き残ろうとしているBlackBerryの戦略も面白かったりする。

#14 ガラスのCD-Rのメリット

2015-03-11

CDをガラスのCD-Rにコピーして音が良くなるのはなぜか。ガラスのCDがあって、普通のCDプレイヤーで再生しても音が良いといいわれてきた。ただ問題は値段が高くて1枚10〜20万円もする。だからなかなか手が出ない。これが5万円以下になれば買いたいと思っていた。知り合いの知り合いの人が勤めている会社が、このガラスCD関係の開発をしていて、ガラスのCD-Rを作った。その試作品を聞く機会があったのでレポートしようと思う。

結論から言って音が大変良くなったことに驚いた。プラスチックのCDとガラスCD-Rの違いは、プラスチックとガラスの乱反射の違いではないかと推察される。つまりプラスチックのCDのディスクのなかでレーザー光線は乱反射して、乱反射すればデータはなまり、それがジッターとなってプレイヤーから出てくる音楽信号にジッターが乗っていることになる。このジッターがガラスディスクの場合は乱反射の量が少なく、プレイヤーの出力はジッターの量がすくなるという仮説を立てたのである。ちかくジッターを測る計測値を使って効果を確認する予定である。プレイヤーとDAコンバーターがワードクロックで結合されていてルビジウムのようなクロック発振機を使っていると、プラスチックCDとガラスCDの差はほとんどでないようだ。だからジッターの多い少ないが音の良さ悪さになっているのであろう。

もう一つプラスチックCDとガラスCDの違いがある。それは、プラスチックCDにおいてはプラスチックに紫外線があたるとプラスチックが分解され水は酸素や水素が発生する。これらがCDデータが書かれているデータ層の穴を腐食させ音を悪くするようだ。ガラス素材は紫外線をいくらあてても水分や酸素や水素を発生させない。ガラス素材に封入された色素は温度的には常温でも大変安定しており経年変化に強い。だからプラスチックCDをガラスCD-Rで書き直しておくことがデータの保存によいのではないか。プラスチックCDを買って窓際などにおいていたら間違いなく読み取りエラーがでるようになる。そのような状態でもガラスCD-Rは大丈夫のようである。ガラスCD-Rのデータの安定性を調べる加速テストをやってみようと思う。

ガラスCDやガラスCD-Rのメリットは必ずあるが、問題はその価格であろう。5万円を切っていくらの値段になるのかが注目される。開発している会社によるとこの夏には商品として発表と出荷を考えているようだ。ガラスのCD-Rを対象とした高性能なCD-Rライターを開発することにした。ベースクロックにルビジウムを使って、ディスクの回転モーターを改良し、書き込みヘッドのモーターも改良する。この3つを改良することで高性能なガラスCD-Rが作成できるのではないかと期待している。

#13 戦艦武蔵を見つけたポール・アレン氏について

2015-03-04

マイクロソフトの共同創業者のポール・アレンが戦艦武蔵を見つけたというニュースが流れた。これは彼の所有する全長200メートルのメガヨットに搭載された60メートルの本格的な潜水艦で潜ってみつけたものなのだと思った。マイクロソフトといえばビル・ゲイツの名前がいつもでてくるが、マイクロソフトを支えたもう一人の天才がいる。それがポール・アレンである。ポール・アレンなしではマイクロソフトはありえなかったほどの重要なはたらきをしてきた。一時ビル・ゲイツとの関係が悪化し、また病気になってマイクロソフトをやめてしまったが、金持ち喧嘩せずのとおりビル・ベイツとの関係はよくなって最近では自叙伝『アイデアマン』を出すなど元気なようだ。私も招待されたベニスで音楽会とかアラスカでサーモン釣りとか夢にあふれた遊びの企画をときどき催す人である。

昔63フィートぐらいのクルーザーを持っていたが、オラクルのオーナーが180フィートのメガヨットを自慢しているのみて、もっと大きな船を作ったという話を聞いた。その船はただの船ではなくて潜水艦を内臓していて1000メートル以上潜れる。遊びのためにだけ使っているのかと思ったけれど、こういった発見をして素晴らしいと思う。

ポール・アレンはまた、船だけではなくて、宇宙も興味を持っているみたいだ。10年ぐらいまでにフェラーリとランボルギーニ、ブガッティの上をゆくエンジンを載せたクルマを作りたいのでスポンサーになってくれと頼みにいったら、早く走るクルマはもう飽きた。クルマよりも早く飛べるロケットの方がいい。ロケットの次は宇宙開発だと言っていた。僕は使い捨てのロケットには興味がなかったので辞退した。

ポール・アレンの好きな言葉に「物事の限界はお金ではなくて、想像力の大きさで決まる」というものがある。お金を持っているから大きなことができるということではないのだ。これはビル・ゲイツのことを意識しての発言のように思える。お金をたくさん持っていることでできることが決まるのではなく、夢の大きさでできるが決まるのだということである。今後も彼の夢みたいな活動を注視していきたいと思う。

#12 4Kテレビは安くなった。そして売れている

2015-02-25

ずいぶん前にアゴラウェブで「4Kテレビは安くなる。そして売れる」というコラムを書いたことがる。当時1台100万円くらいしていたが、私はやがて10万円を切るだろうと予測し希望を述べた。先週オークションを見ていたら4Kテレビが投げ売りされていて10万円だった。 1年ぐらいの間に実勢価格が10分の1になったわけだ。この値段が安くなったのは大量生産のおかげではない。来たるべき4Kがそなえなればならない、HDMI2.2 HDCPという著作権保護の機能と、ハイダイナミックレンジ(HDR)がはいっていない商品だったからだ。さすがに10万円でも買わなかった。今年の年末にそういう商品が出て値段がいくらまで下がるかが、業界が予想する。来年の年末に中国・台湾・韓国製の4Kモニタの値段が10万円で何インチに興味の的になるのではないか。

2020年向けて8Kのテレビ放送が動きはじめている。オリンピックの映像は8Kと4Kのミックスになるのであろう。ライブの映像は8Kの映像になるのであろうが、2020年のオリンピックのメディアセンターは、すべての試合が8Kで記録されたデータベースコンピュータをテレビ局各社が自由にアクセスして放送番組を作るシステムになるのであろう。そうしたときに私はあえて言いたい。8Kテレビは安くなる。しかし売れない8Kが売れない理由が何か。それは8Kのディスプレイがたくさん売れない理由は、4Kテレビがきれいだからだ。私の予測は映画業界が8Kで映画をとって編集をするようになるだろう。テレビ業界も4Kで作成するよりも、ちょっと予算がかかっても8Kで制作するようになるだろう。一般の人たちは4Kのテレビでそれを観る。制作クオリティと視聴クオリティに半分の違いがある。それが世の中の流れになるのではないか。つまり、放送設備は8Kになるが、受信機は4K。

#11 10億台のDVDプレイヤーを無視した4K BDソフトは成功するか

2015-02-20

お正月のラスベガスCEショーのレポートが雑誌にたくさん載っている。なんといってもハイライトは4Kのブルーレイディスクである。ソニーとパナソニックが中心になっているコンソーシアムが4Kテレビ向けのディスクの規格を発表し、同時にパナソニックは試作品も公開した。ソニーはなにも公開していないが、Playstationk4にソフトウェアをダウンロードするだけで4K対応のプレイヤーが一気に実現するのではないか。ソニーはパナソニックの商品を発売するため仁義を通すためにただ待ってるだけでなないか。

4KのレゾリューションでHDRで色が豊かになっていいことづくめの4K BDではあるが、私は異論がある。世界に10億台あるといわれているDVDプレイヤーにこの4Kディスクはかからない。パソコンでもかからない。最近のパソコンはほどんどDVDドライブが搭載されている。4Kの映像をパソコンで見ることができない。私が言いたいことはなにか。オーディオディスクの主流は今でもCDであるが、ハイブリッドのSACDは、CDとSACDがサンドイッチになっていて、ほとんどのCDプレイヤーで再生が可能である。SACDがでたときにハイブリッドディスクの可能性をソニーミュージックの人に尋ねたら、そんな高いものはダメだと即座に否定された。当時SACDプレイヤーは非常にたかたったので、誰もSACDを買わなかった。なので、しぶしぶやむなくハイブリッドSACDが発売されたのであった。

4K BDを打ち上げた企業の幹部はわずか15年前の出来事を覚えておられるのであろうか。今年の年末に発売される4K BDは、4K BDプレイヤーにしかかからない商品である。それならば、私はほとんど売れないのではないかと思う。PS4がプレイヤーになるからいいではないか、という話もあるが、すべてのDVDプレイヤーやすべてのパソコンは、4Kの映像から置いてけぼりになるのである。4K BDハイブリッドディスクを作るのがよいのではないかと思う。通常のBDのプロセスに厚さ半分のディスクを作り、DVDのと張り合わせればよいのだと思う。DVDが要求する反射率は満たさないかもしれないが、ほとんどのDVDプレイヤーなら読めるのであろう。

DVDを発明したのが東芝で、ソニーはその時の経緯があるので、ブルーレイとDVDのハイブリッドをつくらなかったのであろう。ユーザの利便性よりも企業のプライドが優先しているのである。

DVDや2Kの映像をアップスケーリングして4Kにして楽しむことと、4Kの映像を表示するという2つの理由で4Kテレビは売れている。この4Kテレビに4Kしか再生できないプレイヤーをいくら安いとはいっても4Kしかはいっていないディスクを買えというよりも、ハイブリッドの4Kディスクを提供する方が理にかなっていると思うのは私だけであろうか。もっともハイブリッドディスクを作るよりパッケージの中にDVDと4K BDを同梱する方がコスト的に安いかもしれない。

日本ビクターでVHSを作った高野氏は、ソフトウェアの互換性ということを一番大切な原理原則としてVHSのソフトの互換性を追求された方であったが、ソニーのβマックスは、ソフトの互換性はことごとく無視した。昔のβマックスを使っているお客のことなど、どーでもよかったのである。だから東芝の作ったDVDプレイヤーなんかどうでもよくて「 Playstation4にアプリをダウンロードしたら、4K BDがかかるモン」というソニーの高笑いが聞こえる気がする。

#10 59歳の誕生日を迎えて

2015-02-12

この2月10日で59歳になった。還暦まであと1年である。このウェブサイトをリニューアルするために自分の経歴や業績をまとめている。3月末には大学評価のための研究業績書を提出しなければならないから、ちょうどよい機会である。自分の人生を振り返って、どうも人生は15年で転換してきたことに気がついた。

15歳までは普通の生徒であった。わんぱく小僧である。15歳になって自分はモノを作りたいという気持ちがとても強いということがわかった。30歳までの15年間の大きなテーマは、コンピュータを作るということであった。そのためのソフトウェア、そのためのネットワーク、そのための半導体、の開発に関わった。

30歳になって、日本に戻ってきて会社の経営に取り組んだ。30〜45歳までの15年間で、会社を上場させ、バブルを体験し、リストラを体験し、最後に会社は人手に渡ってしまった。お金持ちの会社に経営してもらうことによって、会社が永遠に存続する選択をしたのだった。

45歳のときに大学の教員と中学高校の管理者になることを選んだ。この14年間に教員として教育と研究、管理者として新しい中高一貫教育のあるべき姿を模索してきた。それらも一段落ついて私は60歳を迎えようとしている。

60歳からの人生の次の区切りはおそらく75歳であろう。幸いこれまで大病もなくやってこれたので、日本人の平均年齢を考えるとあと15年は生きていけるであろう。さて問題は、これからの15年で何をやるのかということである。オプションは色々ある。

まず、来る4月から大学の管理者の末席(学科長)に連なることになったので、このキャリアをどうすすめていくのか、ということが考えられる。次にまだ積み残しの研究テーマがたくさんあってその研究を続けたいという気持ちもある。

高級オーディオのビジネスをやっているが、これをちゃんと立ち上げたいという気持ちもある。

出版と電子出版についてもしっかり取り組んでみたい。

自分の専門はメディアとかビジネスであるが、それ以外に歴史研究を進めてきた。日本古代史、日本戦国史、フランス革命史研究なのである。これらの分野についても研究の成果を本にまとめたいと考えている。

この前、ビル・ゲイツに会ったら彼が「頭がシャープなのはお互いあと10年くらいだから、時間を大切にしなければな」と言っていたのを聞いて少しびっくりした。あと10年はしっかりはたらいて、頭がボケてきたらのんびりしようかと思った。それとも、頭がはっきりしている今からのんびりするのもいいかもしれない。結論をだすのにまだ1年はある。のんびり考えよう。

#9 2015年のテーマ

2015-01-14

年末年始風邪をひいてダウンした。理由は摂氏3度の倉庫で、4日間資料の整理をしたからだ。ほこりが肺にはいって気管支炎になってしまった。年末はテレビもネットも電話もかけなかった。年始はテレビとネットしか観なかった。そのあとメディアとの付き合いを一切断った日があった。メディアと付き合いがなかった日が一番ハッピーであった。

どうも去年は並行していろんなことを一生懸命やろうとしていたようだ。今年はいろんなことを一生懸命やるよりも過去の人生を振り返って整理してまとめることをしっかりしようと思う。自分がやったことや、自分が作ったモノについてタラタラと述べることとはなんだか自分の自慢をしているようでずっと控えてきたが、今までの自分を振り返って自分の活動がどうしてそのように発展してきたのか、について思い出しながら少しずつウェブにまとめていきたいと考えている。

#8 インターネットの次のフロンティア

2014-12-24

北朝鮮が米国のソニーピクチャーズに対して、DOS攻撃をしたということが理由で、北朝鮮は一時インターネットから切断されてしまったらしい。アメリカが中国に頼んで中国が切ったそうだ。事故でネットワークが切断されるということはあっても、人為的にインターネットが切断されたことは、インターネットの歴史がはじまって以来はじめてのことではないだろうか。他に危害を加えるノードを強制的に切断するとということはネットワークの安全性を確保するということでは必須のことであるが、とても悲しいことだ。これだけインターネットが拡まった世界でネットワークから切断されるということは、空気を吸うな、水を飲むな、というわれるようなものだ。インターネットが無料で人類に知識を提供している限り、インターネットへのアクセスも基本的人権の一つとして数えならなければならないのではないか。

考えてみればインターネットのカバレージは米国からはじまりヨーロッパに、アジアに伸びてきた。ほとんどの陸上では高速デジタル回線でつながる。またケータイ電話の基地局がカバーする空中や衛星のカバーする地域でもつながる。航空機の中でもつながる時代になってしまった。次はどの部分が未接続の世界なのであろうかと考えた。

一つは地球の大部分を占める海の中、もう一つは地球の周りをカバーする宇宙空間であろう。

海の中については、電波が通じないので、おそらく光であろう。世界中の海にインターネットのアクセスのための光送信機と受信機をつけた自家発電可能なブイの開発が望まれる。

最近地球から発射される宇宙探査機や宇宙ステーションのインターネット接続はどうなっているのであろうか。冥王星や天王星の近くを飛んでいる探査機がルーターになって、宇宙ステーションもルーターになって、インタネットのカバレージが太陽系全体になったときに、ドメインに「.earth」「.mars」「. moon」などがつくのかと思うとワクワクするのである。今年の年末、来年の正月の宿題は水中インターネットと宇宙インターネットにしようと考えている。

#7 パソコンスティックを買った

2014-12-17

40年近くホームコンピュータとはなにかを捜し求めてきた。1983年にMSXというパソコンを作った。数百万台売れたが若い人にしか売れなかった。パソコンが安くなれば一家に一台になるかと思ったが1万円になっても一家に一台にはならなかった。コンピュータを設計する人間として大きな挫折を味わった。電話やテレビのように一家に一台になるコンピュータとはどのようなものか、模索が始まった。答えばネットワークであった。当時はまだインターネットがなかった時代なので、電話回線に電子メールやBBSなどをつなぐぐらいであったが、80年代の後半に安いコンピュータとネットワークが繋がったものが一家に一台になる、一人に一台にになるコンピュータになると確信した。インターネットブラウザをはじめて見た90年代の始め、インターネットとパソコンの組み合わせがパソコンを一人に一台にする可能性があると信じてきた。

最近パソコンの上で動いているブラウザよりもケータイ電話の上で動いているブラウザの方が、インターネットのアクセス数が増えている。この現象をどう考えたらよいか。パソコンがケータイに負けたのか、WindowsがiOSとAndroidに負けたのか、見極めるにはまだ時間が必要であるが、パソコンもスマホとインターネットに繋がっている。次にインターネットにつながる端末としてテレビがある。2kのテレビや4kのテレビがたくさん売られるようになった。インターネットに繋がって映像を観る機能は付くようになった。インターネットのブラウザが搭載されている。しかしそれはどこまでいったとしてもテレビにブラウザが付いただけで、コンピュータの機能が全部そこにあるわけではないのだ。テレビと一体化したコンピュータとはどのようなものであるか、考えてみたい。可能性は幾つかある。Windowsの動くテレビ、Chromeブラウザの動くテレビ。3つ目はiOSの動くテレビ。この3つの商品の可能性がテレビの未来と言っていいのではないかと思わざるを得ない。

最近Chromecastというテレビアダプタを買った。5000円もしない抜群の商品で、テレビをYoutubeをみるのに最適な商品であるが、ほとんどのテレビはYoutubeを観る機能が付いている。だからChromecastの機能はChrome OSが動けばよいのではないか。また最近Windowsスティックも買った。中にWindowsパソコンがそっくりそのままはいっているパソコンである。Windows PCもこんな時代になったのかと考え深いものになったものだ。Windowsスティックを使いながら、 このWindowsの上にいくつかのキラーアプリが動き始めたときがネットTVがホームコンピュータに移行するときなのだと予測した。AppleはMacは送り手のプラットフォーム、iOSは受け手のプラットフォームという区別をしているが、Apple TVは、どこまでいってもTVであって、安いのだが売れないのでないか。iOSが動くApple TVのような商品があってもよいのではないかと思う。

#6 私の使っているパソコンとケータイ

2014-12-10

世界で200台しかないといわれているApple Iがオークションにかけられて予想落札価格が1億円という。1977年にサンフランシスコのシビックオーディトリアムのウエストコーストコンピュータフェアの会場で、スティーブ・ジョブズに、現金なら500ドルにしておくといわれたが、いらないと言ったことが昨日のことのように思い出される。

マイクロソフトで仕事をしていた経緯もあって自分が使っているパソコンはWindowsである。XPと7と8を並行して使っている。アタックされたくないのでXPはオフラインである。スマホはiPhoneとAndroid、タブレットはiPadとAndroid、Surfaceを使っている。なんでも使える環境にあって、自分は今までガラケーとiPad miniを使ってきた。なぜなら、一番電池の保ちがよく、重さが軽いからだ。 このふだん使いのガラケーとiPad miniを変えようと思い始めた。それは自分のワークスタイルをクラウドに移行させていこうという決心をしたからである。まず手始めにガラケーをスマホに変えたい。Amazonで海外からWindows mobileを注文して日本では絶対に盗聴されないdocomoのSIMを入れることにした。Surfaceは一番軽くて薄いSurface 3にする。ケータイとWindowsパソコンとの連携を追求するアプリを作ってみようと思う。

最近テレビに差し込むWindows PCスティックが発売された。初期ロットは即日完売ということだ。そのうち4Kのスクリーンをサポートする機種も出てくるであろう。そうしたらこれをクラウドにつないで、スマホとタブレットとTVがクラウドにぶら下がる。そこに順次仕事のベースを移行するようにやってみようと考えている。自分は国家安全保障や過激派とは何の関係もないし興味もないので、クラウドに置いてある自分のファイルを誰に見られても一向に構わないが、気分が悪いのでOneDriveやGoogle driveに頼らないで自分ドライブを作って少なくても日本国内でのパソコン使用については自前で完結するシステムを構築するのだ。

昔ビル・ゲイツにGoogle driveが出たときにWindowsの客がGoogle drive経由でMacintoshに逃げていくのが怖いと言ったことがあったが、Windowsの客はGoogle drive経由で、AndroidやChromeに逃げていくのであろう。Chrome OSでWindowsと同じ仕事ができるのか、実験してみようと考えている。

#5 NTTはdocomoに負けたか!?

2014-12-03

先週アメリカに出張した。スマホの売れ行きを見にショッピングセンターに行った。ソフトバンク=スプリントの影も形もなかった。孫さんは長く厳しい戦いになるだろうと認めたそうだ。借金10兆円で5000億円しか儲からないというのは、10億円のビルを貸して月に400万円しか収入のない不動産事業の1万倍規模である。不動産は地震がない限り潰れないが、企業はいきものである。10兆円を返すことができるのであろうか。中国の企業を上場させヤフーのように売り飛ばして借り入れを返すのだろう。だから心配していない。お手並み拝見である。

ところがNTTグループは外から見ててもたいへんであろう。有線電話のNTTには未来はない。長距離通信をdocomoに貸せばよいのに、docomoは自前の長距離通信を持っている。NTT東と西はdocomoと再編して両者が生き残ることのできるようにしなければならないのではないか。ニュースやNTT発表の資料を読む限り、そのような経営努力は行われていないようだ。大きな会社は本当に困るまで動かないものなのだろうか。今から20年前、NTTグループの再編成の論文を書いたことがある。今読み返してももっともなことを書いていた。マスコミはNTTとdocomoのボロ負けについてしっかりと書くべきではないか。広告をたくさんNTTにもdocomoにもソフトバンクにも出してもらっているのでクライアントを不機嫌にする記事は書けないのであろう。気がついたら日本の電気通信はボロ負けになっているのがオリンピックの2020年か・・・

#4 パソコンはスマホに負けたか!?

2014-11-26

去年の年末にWebのアクセス分析を見ていて、アクセスの50%以上がスマートフォンになった瞬間を目撃した。それからこの1年パソコンとスマホの綱引きがいたるところで スマホの勝ちになり、この年末にパソコンはスマホに負けたことになる。しかしそれはあくまでも数においてであって、パソコンにはパソコンの役目が、スマホにはスマホの役目がある。パソコンは情報を作る道具である。スマホは情報をアクセスし消費する道具である。このスマホの情報消費装置が情報生産装置になったときがパソコンの終わるときであるだろう。スマホを使って小説を書いている世代がはじまっている。大学の卒論をスマホで書くのは時間の問題であろう。スマホに必ずついているカメラで写真を撮ってアップすることが当たり前になって、検索結果は文字よりも写真で探す方が便利である。

Chrome CastやApple TV、Amazon TV、などのようなテレビのHDMIに差し込むビデオスティックも各社お客の囲い込みのために安く発売している。パソコンのスクリーンを無線HDMIケーブル的にテレビに表示するものもあるが、インターネットに繋がった完全なスタンドアロンコンピュータ的な性格を持ったものも増えてきた。これにクラウドベースのアプリケーションが載れば、100ドル以下のホームコンピュータである。私がずっと欲しかったホームコンピュータはセットトップでもセットダウンでもなく、HDMIスティックだったのだ。

パソコンはスマホに負け、次にHDMIスティックの繋がったテレビに負けるであろう。しかしハードウェアとしてのスマホやデジタルテレビに負けたのではなく、パソコンの機能がクラウドに移行したというのがシステム全体を見たときの状況であろう。スマホやデジタルテレビが受信機としてだけでなく、送信機としてのアプリが盛んに使われるようになったとき世の中はクラウドとパソコンとスマホとタブレットとデジタルテレビがぶら下がった送受対称のメディアシステムが私の考える未来である。

#3 ハイレゾオーディオと4Kビデオは、レコードとフィルムになれるか

2014-11-19

最近エジソンが発明した円筒式蓄音機を聞く機会があった。ゼンマイ式で、とてもきれいな音であった。持っている人に聞いたところによると、音声ピックアップにも何種類かグレードがあって、さらにもっといい音にもなるということであった。20世紀初頭の商品として十分なクオリティを持っていたが、円盤式レコードの生産性が勝ってエジソンしきプレイヤーは負けたのである。20世紀初頭といれば同じ頃フィルムが発明され、映画が生まれた。音楽遺産、映像遺産としてレコードとフィルムは約80年も現役で生き続けてきたわけである。それが、デジタルに変わりつつある。それではいったいレコードやフィルムのように人の人生よりも長いあいだ続くフォーマットとしてどういうデジタルが勝ち残っていくのであろうか。

オーディオについてはハイレゾが立ち上がりつつあるが、16ビット、24ビット、32ビットのどちらかで、44、88、176、352kHzのどちらかなのであろう。私は32ビット352kHzがプロのフォーマットになると期待する。最近DSDが流行になっているが、ライブを録音した高速のDSDは確かにいいが、PCMに変換しないと処理できないDSDの未来に疑問を感じる。

ビデオについてはプロが使うデジタルフィルム的なスペックは4Kであるといわれてきたが、どうも違うようだ。2Kの次は4Kではなく8Kの映像制作編集が標準になりそうだ。16Kのテレビというのはまだ聞かない。4Kは2014年11月の展示会で標準としての地位を不動のものにした。どうせこれから投資をするなら、少なくとも5年は持つ8Kにしようというのが放送局の人であれば考えることであろう。

32ビット352kHzオーディオで8Kビデオ(8-8-8)というのがこれからの映像システムのスタンダードになって少なくとも2050年まではこれでいってくれたらいいと思う。

すると次の課題はなにだろう。私は次の課題は2つあって、1つ目がサラウンド、2つ目が映像圧縮方式の見直しであると思う。

映画と音楽、両方に使えるサラウンドであると思う。8Kが22.2チャンネル使うといっているが、7.1や11.1チャンネルでいいという人がある。スピーカーの数を多くしてリアルな音場を再現しようというのは良い考えであるが、現実的には疑問を感じる。それを解決するために論理モデルと物理モデルの考え方を導入したのがドルビー研究所のDolby Atmosである。Dolby Atmosは128個までのロジカルサウンドオブジェクトをそれぞれのシアター別にフィジカルスピーカーに演算マッピングするというシステムである。素晴らしすぎて、なんとも言えないがもはや次世代サラウンド議論を先送りできるご時世ではなくなったことは確かである。ちなみに私は左右2チャンネルオーディオに、天井の高さを与える4チャンネル天井サラウンドの6チャンネルオーディオシステムが欲しい。

2K用のH.264進化させた4K用にH.265(HEVC)コーディングが標準になっているが、これに疑問を感じる。さらに高圧縮のために画質が犠牲になっている。

H.265の動きも色も4Kにはふさわしくないと思うのだが。8Kの圧縮を決めるときにこのような失敗を繰り返してはいけない。プロ用の永久にデジタルで保存するフォーマットが求められている。機種を問わないRAWのフォーマットである。

#2 そろそろ4Kを買いたいが・・・

2014-10-29

昔「4Kテレビは安くなる。そして売れる」というコラムを書いたことがある。反論する人もいたが、4Kが売れているようだ。そのとき私が言ったことは、中国、台湾、韓国製の4Kモニタが安くなったら、買い時ではないかと言った。ビックカメラに行ってソニーの4Kチューナーと、4Kテレビを買おうとした。4Kチューナーそのものは3万8000円で値段も手頃で、1万3000円くらいのHDDをつながればよい。しかし、HDMI2.2のコピープロテクションのかかったディスプレイでしか見れない、という。4Kのチューナーであるが、2Kの現在存在しているテレビで見えるようになる必要があるのではないか。 4Kの映像が4Kのテレビでしかみれないというのは、4Kのプロモーションにとってマイナスである。
各社の4Kテレビが並んでいるところで4Kの映像を比べてみた。確かに全部4Kのレゾリューションであるが、各社色が違う。だいたいにおいて色彩がどぎつすぎる。どぎつさでいるならば、中国、韓国、台湾製のモニターが絵作りのことを考えずに、どぎつい色を強調していることが目立っている。 4Kにおいては、日本のメーカーも同じような感じだ。 8Kが出てくるまでまだ間があるので、4Kの商品価値は自然な色を再現する絵作りになるのではないか。

#1 ハイレゾが必要か

2014-10-22

ソニーが社運をかけたオーディオ事業としてハイレゾをやるという。ハイレゾとは24ビット176.4kHzのデジタルオーディオのことである。確かに音はいい。アップルはMP3の高音と低音を削った音でこの15年、音楽ビジネスをやってきた。アップルをバカにしたソニーの対応がハイレゾなのだ。私はそれは間違っていると思う。今一番必要なことはCDを真っ当に再生するオーディオではないか。つまり、16ビット44.1kHzをハイレゾに変換するアルゴリズムの開発が重要ではないか、と思う。世の中には数億種類のCDが存在している。その音楽遺産を大切にすることが必要ではないか。

#0 私の独り言

2014-10-22

ブログでは長すぎる、しかしTwitterでは短すぎるというのが、私の感想である。よって、自分のホームページにそのときどきの自分が考えていることを書くことにした。どれぐらい続くかわからないが、やってみよう。

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