nishi.org 西和彦のコラム

ヘルスとメディカル

#84 ガン治療の新しい試み

2016-09-14

最近週刊誌にガン治療のことがよく出るようになった。私は医者ではないので偉そうなことは言えないが、ガン治療についていろいろ調べてみたので書いてみる。私とガン治療は一本のメールから始まった。今から25年前ビル・ゲイツのお母さんがガンだということで日本のガンの名医を調べて欲しいというリクエストのメールがきた。医療コンサルタントを雇って当時のガンの研究者をリストアップすることからはじめた。当時約2000人ぐらいの医者がガンの研究をされていた。あいうえお順に調べていくとこの人はすばらしそうだと思われる人が見つかった。京都大学医学部の教授であった内田温士博士であった。内田先生の研究はATK療法といい、NK細胞を活性化させてガンをやっつけるものであった。ビル・ゲイツのお母さんの主治医と内田先生との打ち合わせはうまくいかず結局ビル・ゲイツのお母さんの血液のサンプルを京都大学に運ぶ役、すなわち日帰り出張の役を私はかってでたがそれで終わってしまったが、ビル・ゲイツのお母さんは不幸にもガンで亡くなられた。

その後内田先生のATK療法はさらに進み、勅使河原先生、大久保先生に受け継がれANK療法として免疫療法は、今では外科療法、放射線療法、化学療法に続く第4のガン治療としての地位を確立しつつある。

ガンは免疫活性が低いと大きくなってしまうということが言われている。なので、免疫をあげることを研究することが必要であると考えた。免疫活性剤は漢方や西洋薬を含めて100種類くらいあるといわれている。どれを選ぶかは大きな問題ではあるが、免疫活性剤を使わないでも免疫力を高める方法がある。それは体内に多量の活性水素を取り入れることである。それには今何かと話題になっている水素水や、また乳酸菌にオリゴ糖を大量に摂取するとオリゴ糖が水素に分解されるということが最近言われるようになった。

免疫の高い状態、つまり「元気」であるということは体が持っている本来の状態の力を十分に発揮すればいいということになる。

ガンの発見については、いろいろな試験薬やX線やCTスキャナや、MRIなどがあるが撮影される画像の解像度がネックであった。ガンが1ミリよりも小さいときに見つける方法はないのかと考えていたら、九州大学が線虫を使った初期のガンを発見する方法を発明した、という報道があった。私は線虫発見法とオリゴ糖と乳酸菌、もしくは活性化したリンパ球によってかなりのガンを初期であればやっつけられるのではないかと考えている。

最近のガン治療のスーパースターは重粒子線である。これは炭素の原子(C16)をサイクロトロンで加速してガンに向けて照射し潰す方法である。重粒子線やガンマ線、陽子線などの各種線源を使った進んだ放射線療法がこれから注目される。この放射線療法と免疫治療を組み合わせると転移したガンは免疫治療で抑えることができ、中期のガンに対して有効ではないか。

それでは末期のガンに対してどうしたらよいのかということについては、これはほとんどの場合医者もさじを投げるが、大量の活性水素剤の投与と、大量の活性化された免疫細胞の投与が有効ではないかと考えている。もし私が末期ガンであるならばそういう治療をお医者様にお願いしようと思っている。さらにアメリカでは最新のもっと進んだ分子標的薬などを使った治療法があるということであるが、一人当たり数千万円かかるということなので、一般化するのはまだ時間がかかるであろう。自分なりにガン細胞のことを調べてみて、週刊誌の記事はいい加減だなと思った。

#72 水素水の発表についての疑問

2016-07-01

国立健康・栄養研究所が「水素水は効果なし」ということを調べて発表した。私はこの発表に喧嘩を売るつもりはないが、もう一度この発表や最近の水素水ブームの本質についてしっかり考えてみたいと思う。自分は化学と物理と生物が大好きであった。中学高校大学と大学院と多かれ少なかれ、この基礎知識で生きてきた。いろんな人がいろんなことを言うのは自由でいいけれど、私の主張は次のとおりだ。

水素水の効果はある。なぜなら、体の中の脂質が酸化しているということが健康に対して悪影響を与えていることは誰もが認めている。この過酸化脂質に対して水素を当てれば還元反応が起こり酸素と水素が結合して水になる。こんなこと誰でもわかることではないか。水素水というものが存在するのであれば、その水素水の存在時間はどのくらいなのかということを調べる必要がある。つまり水素が溶けた水から水素が抜けてしまう時間を計る必要があるのではないか。水素の入っているボンベの問題は、ボンベの鉄分子の間を水素分子(H2)がすり抜けてしまって漏れるということだ。鉄の分子配列の間隔と水素分子の大きさとを比べてみる必要がある。これは化学の入試問題みたいなものか。いろいろな水素発生機の中にはちゃんと水素を発生しているものもあるだろう。しかし発生した水素が水から抜けてしまっているのが、現在市販されている水素水ではないか。

水素ビジネスの鍵はこの逃げやすい水素をいかに逃がさないか、というセットアップと作ることではないか。それは液体に水素を溶かすことではなく、固体に水素を吸着させ、その固体を体内に取り入れやすくし、体内で水に溶解し、水の中の水素イオンという形で体中に循環させるということが必要なのではないだろうか。

だから私は水素水は飲まない。私は水素が入っているといわれているサプリメントを飲みたいと思う、たくさんの水と一緒に。別に実験したわけではないが、水素水は効かないという国立健康・栄養研究所の発表は水素の還元作用の可能性を否定するものであってはならないと思う。

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