nishi.org 西和彦のコラム

パソコンとスマホ

#364 パソコン博物館、ゲーム博物館構想

2020-03-24

私のパソコンのコレクションとゲームのコレクションを全部集めた博物館をつくることになった。来年の4月にはオープンしたい。場所は交渉中。おそらく年内には決まるだろう。

#363 フルWindowsスマホ 完成

2020-03-24

フルWindowsが動くスマホの試作品が完成した。現在商品化の検討中。使い勝手はなかなかよく、10万円以下の価格帯で発売になればいいのに。Surface Duoを半分にしたような感じ。

#353 AMDのマルチコアCPUについて

2020-02-13

AMDがとうとう64CPUを搭載したチップ3990xを発売した。3990ドルだそうだ。日本では約50万円。このチップの計算パワーは1CPUの64倍なのであろうか。それを正確に表現したインターネットの記事がない。1,2,4,8,16,32,64とCPUの数が増えていけば計算力も増えていくのかといえばそうはならない。増えていくに従ってCPU同士の通信やメモリアクセスがぶつかり合い、効率が落ちるみたいだ。ここのところを研究して改良することが面白いのではないかと思っている。

#346 次世代MSXのCPUは64bit

2020-02-04

次世代MSXを東大で作っている。CPUはZ80、R800、64bitのARMにした。当初32bitのARMであったが、ソフトウェアを担当する人たちから64bitにした方がよいというリクエストがあったので変更した。64bitのARMで動くOSはLinuxである。CとPythonとLISPが使える様になる。詳しくは夏頃。

#327 我々はマイクロソフトなしで生きていけるのか

2020-01-06

ヨーロッパの欧州原子核研究機構がマイクロソフトのソフトウェアを割り引いてもらっていたのに最近値上げされて怒っている。MALT(Microsoft ALTernative)というプロジェクトを立ち上げたみたいである。マイクロソフトはCERNがアカデミックな組織ではないということで値上げしたみたい。そして、ただ単に値段が高いだけでそれに替わるソフトウェアを作ろうというのはいかがなものか。

マイクロソフトに払うロイヤリティの範囲で、CERNが定員10人でもいいので大学・大学院を作ればこの問題は解決するのではないか。

#311 AMDの32コア64スレッドは買いか

2019-12-03

11月30日秋葉原で、16コア、24コア、32コアのCPUが発売された。動くプログラムのスレッドは、32、48、64である。大変な時代になったものだ。むかし2GHzのクロックで512コアのAMDのオプテロンCPUを使って、スーパーコンピューターを作ったことがあった。512コアで1Tフロップスオーバーを出して日本でトップになったことがある。そのシステムを納めた同志社大学に大変感謝されたことを思い出す。32畳ぐらいの冷房がギンギンに効いたコンピュータールームで動かしていた。それがタワーの半分ぐらいに512スレッド入ってしまうようになるのだ。しかし問題は512スレッド間のデータ転送のスピードでスーパーコンピューティングのベンチマークプログラムがいくらの値を出すのかが注目される。ひょっとしたら効率は半分以下かもしれない。ここのところをAMDが何も言わないということはおかしいと思っている。もしここの効率が悪ければ、ここをドラスティックに改善することが大変面白い研究テーマになるだろう。

#278 AMDのRyzen32CPU/64スレッドの本当の実力は?

2019-10-24

インターネットでRyzen32/64 CPUの記事が増えてきた。リアルタイムのレンダリングなどに使うとはやいというものだ。記事を読むと他のものと比較されており確かにはやいみたいだ。しかし本当にシングルCPUより64倍はやいのだろうか。疑問である。各CPUとメモリとのスピードや各CPU間のスピードのボトルネックによって64倍ではなく本当の効率は低いのではないかと予測する。昔ハイパートランスポートでAMDのOpteron CPUを8個繋いだことがあったが実効効率は4より低かったことを覚えている。大騒ぎして8CPUのハイエンドワークステーションを作ったのに「なんだこれは」ということになって、みなガッカリした。よってこれからのテーマは64、128、256CPUの時代に向けてCPU間、CPUメモリ間の効率をどう上げていくのかが問われよう。

#275 マイクロソフトの最近のパソコン

2019-10-11

ウィンドウズ10Xが発表された。デュアルスクリーン向けのウィンドウズである。これを使ったノートパソコンとスマホのような2画面のデバイスが発表された。絶対買おうと思う。次は2画面のフルウィンドウズスマホ、その次は小さなフルウィンドウズスマホが発売されればいいのにと、思っている。マイクロソフトがこういうハードウェアを開発できる会社になったことが嬉しい。僕の時代には、半導体の開発なんてやめてしまえ、という時代だったから。

#270 人工知能を考える

2019-09-25

東京大学で取り組んでいるのはIoTであるが、人工知能を無視することはもはやできないので、取り組むことにしてきた。知識を記述する人工知能データベース用言語の整備を行ってきた。日本語だけではなく、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語などに対応させることができ、各国語の辞書も整備することができた。ほぼ完成したといえる。そのうち発表したい。次に取り組むテーマはこの人工知能言語で書かれた知識を解釈実行するプログラムの開発である。質問を入力するとそれに答えてくれる問い合わせシステムを今から構築する。とりあえず決めたことは、言語はLISPで書くということだ。x86のタスクが並行して64個動くAMDのRYZEN CPUを使ったパソコンで動くようにしようと思っているが、CPUの数が増えても速度があがるようにアーキテクチャでやってみたい。これに加えてディープラーニングのためにプログラマブルなニューラルネットプロセッサを作らなくてはならないので、検討中である。とりあえず大規模FPGAでやってみるが、NPUという名前で呼ばれるようなアーキテクチャを開発したいという希望がある。マルチCPUと超パラレルのNPUのアーキテクチャの競争がこれから加速するという認識。

#263 35ドルのコンピュータのこれから

2019-06-11

大ヒットとなった英国のワンボードコンピューター、ラズベリーPiの後を追って類似の商品がたくさん出てきた。ARMのCPUの数が現行は4つであるが、これが増えたものが1つの方向。もう一つはCPUがARMではなくx86でフルWindowsが動くものもある。私はこれが大好きだ。では、東大のラボで何を作るのか。私が今作っているのは巨大なFPGAを搭載し、高速のBUS構造を持ったアーキテクチャをソフトウェアでプログラミングできるワンボードコンピューターを設計している。年内に発表し、試作品を世界中に届けたい。東大の生協と楽天と、amazonで。

#257 中国が報復でいじめるならどの会社

2019-06-04

アメリカがファーウェイをいじめている。ちゃんと理由があるという。それに対して次はどーなるのか。私は中国がアメリカの会社をいじめることになると予測する。その可能性は、アップルもしくはマイクロソフトのどちらかであろう。一番考えられるのはアップルである。部品のアップルへの供給を止める。中国でのiPhoneの使用をやめさせる。そしてその代わりにファーウェイを使うという指示を政府がするだけである。1、2ヶ月のうちにそうなるような気がする。

私はそういうことが起こっても何の影響も受けないようにする。シナリオを考え中である。

#252 中国のCPUとOSはどうなるのか

2019-05-28

ARMが中国締め出しを決めた。ついに来るべき時がきたとも言える。おそらく自社開発に切り替えるのであろう。これで約5年は遅れることになる。中国のスーパーコンピュータは中国製のCPUと言っているが、よく見てみるとあれはDECのalphaである。だから中国のスパコンはアメリカや日本にやがて再び抜き返されるいことになるのであろう。

Googleのアンドロイドも、ライセンスを停止するようだ。アプリが動かなくなる日が来る。中国の唯一の選択はLinuxになるだろう。そしてその中国スマホLinuxが逆に世界中に広まるかもしれない。

#248 ファーウェイの締め出し

2019-05-21

ファーウェイにアメリカ産の半導体やその他の部品やOSソフトを売ってはいけないということになった。ファーウェイの売り上げの半分がネットワーク、あとの半分がスマホであるそうだ。これは西側世界から中国産のスマホの退場を意味する。ネットワークはすでに排除されることが決まっている。ファーウェイの危機には中国が管理できるバックドアが付いていたのだろう。ニコニコしているのはアップルか、それともシャープか。シャープのオーナーは今度台湾総統選挙に出るそうだ。そして総統になったら台湾は中国の支配の下にはいるだろう。そうするとファーウェイの次に排除されるのはシャープかもしれない。複雑な気持ちだ。

次はIoTの規制だろう。IoT機器とIoTネットワークとIoTクラウドはすべてその国になければならないという規制や小さいIoT機器なのにヘビーすぎる暗号化やセキュリティをかけるという指示が出るのであろうか。

総理大臣が5月16日におこなわれた衆院本会議で「サイバー攻撃だけでも武力行使が許される」という認識を示したということはたいへんに大きなことで、せめてサイバー攻撃を受けたら、サイバー攻撃で反撃するぐらいでいいのではないかと思う。実際に米国と中国の間ではそういうことが日常的に起こっているいう。この分野についてはもっと広く現状を報道し国民の注意を喚起するべきであろう。

#192 ×××なしでやってみる実験

2019-02-13

Googleに支配されている感じがする。メッセージとか広告とか、オンラインディスクとか全部見られていると僕は裸だ。アカウントにハッキングされたらもう終わりだ。パスワードは20文字にした。覚えるのに苦労した。使わないと忘れてしまう。それでもGoogleにすべてを委ねることが嫌になりそうなので、Googleなしで生きていく実験をはじめた。G Mail、Google Calendar、Google Map、Google Search、Google Driveなど、ふだん使っているGoogleの機能を代替する他のアプリを探してテストしている。そういうことをしながら究極は自分でサーバを立てて自分でやるしかないというところまで追い込まれてしまった。近いうちにこのプロセスで思ったことを発表したい。

次にしたいことは、スマホなしの人生の実験。安倍総理大臣はやっているみたい。24時間一緒の連絡係がいるのかも。防衛省から派遣された安全な通信装置を背負った通信兵なのだろうか。

その次にしたいことは、パソコンなしの人生の実験。これはもう10年以上もやっていて、バインダーの穴が空いた方眼紙を持ち歩いている。無印良品製。そこにぺんてるの筆タッチサインペンでメモやスケッチをする。このスピードの速さを経験するとパソコンは使えない。

無人島にいくなら何を持っていきますか、という問いには「バインダーと穴の空いた方眼紙とサインペン」と答えたい。少し前は「衛星インターネットとパソコンとカラープリンター」だったけど。

#189 あと30年でパソコン、タブレットがなくなるという予言

2019-02-06

週刊ポスト2月8日号によると、あと30年でパソコン、タブレット、Suicaがなくなるという記事があった。なるほどそういうことをいう人もあるのか、と思ったが、私はなくならないと思う。

パソコンとタブレットがなくなって、全部スマホになるという。タッチタイピングよりも早いスピードで文章を入力できる若い世代が増えているからだという。文章を書いたり図を描いたりすることをスマホからするよりパソコンでする方が効率がいい、少なくても我々は。Windowsタブレットに折りたたみのキーボードをつけたノートパソコンよりも軽いタブレットのパソコン使いをしている。だからタブレットはこの先も続くだろう。このタブレットに4Kのディスプレイを繋いでデスクトップで使っている。便利である。書類をたくさん広げて編集するにはとても便利である。スマホではできない。

Suicaがなくなるのであろうか。私はそうは思わない。全ての人がクレジットカードや、デビットカードや、プリペイドカードを使わないでスマホだけになるだろうか。 駅で1000円だせば誰でもすぐに手にすることができるプリペイドカードは鉄道系であるが、コンビニ系のカードも手頃である。スマホを買ったらすべてのプリペイドカードがタダでついて来る時代になるのであろうか。最近パソコンのスクリーンにタッチして、表示が動かないということに違和感を感じていたが、タブレットのパソコン使いをしているとそういうこともなくなった。

今から30年経つと90歳を過ぎたところになるので、ぜひ長生きして、やっぱりならなかったではないか、という記事を書きたいものだ。

#183 スパコンの次のターゲット

2019-01-15

富士通はARMを使った次世代スーパーコンピューターのCPUを開発した。これを使ったスパコンをこれから作るみたいだ。PEZYが作っていたCPUがもうすぐ出てくるみたいだが、富士通のARM64を使った次世代「京」がそのうち世界一に返り咲くのであろう。そしてこのスパコンの一部がデータベースマシンとなってオラクルにOEMされるのであろう。

データベースというとIBMのDB2というシステムも強力
である。IBMはPOWER XというCPUでやってくるだろう。これも現在のデータベースの市場シェアから考えるとバカにはできない。

そうすると残るはマイクロソフトのSQLサーバーである。このソフトを最高速で走らせるためにはとりあえずAMDのZEN CPUが期待できそうである。現在のところワンチップに64CPUであるが時間の問題で256CPUになるだろう。

ARMとPOWERとZENの三つ巴の競争の勝ち負けはCPUだけではなく、そのCPUと繋がる広帯域メモリで決まるような気がする。広帯域メモリにデータベースの機能の一部をいれたインテリジェントメモリがデータベース用スーパーコンピューターの勝ち負けを決めるのではないか。

#157 スパコンの次の可能性を考える

2018-10-24

昔パソコンを512CPU繋いで1テラflops実現して日本一になったことがある。1位はほんの一瞬で、NECや富士通に抜かれてしまった。ベンチャー企業も出現し、ここがNECや富士通を抜いてしまった。もはや競争は国家レベルの資金と先進の技術がないと勝てないようになってしまった。我々はスパコンの世界から撤退しなければならないのか、考えてみた。まだ可能性は残っていると思う。大きなコンピュータールームに鎮座する大型スパコンではなく、小さくまとまったポータブルなスパコンで飛行機や潜水艦やトラックに乗せてどこにでも移動できるものを考えてみたいと思う。飛行機だけでなく人工衛星にも乗るようにしたい。そのための対放射線抵抗力がある半導体の研究も必要であろう。

マルチコアのCPUが流行っている。6コアとか8コアが当たり前になって、多いものではAMDの32コアもある。これらのコアのうちいったい何コアが使われているのか。なにかのペーパーで2コアだと書いたものがあった。がっかりである。マルチコアのプログラミング環境を整備してアプリケーションを増やすということもしなければならない。合わせてこの問題に取り組んでみたい。

#144 次世代MSXとIoT MSX その2

2018-08-28

次世代MSXについて書いたらかなりの反響だったので、もう少し詳しく書くことにしたい。Raspberry Piの大きさで、電源はAC48V。基板の上にAC-DCコンバーター搭載して、USB3.0の電源供給もカバー。ザイリンクスのPGAを搭載。EthernetとWiFiとBluetoothとUSB3.0。100ピン多目的Busコネクター。基板を64枚スタックするとマルチプロセッサーになる。OSはWindows10、Linux、MSX OS(MSX DOSの進化形)。FPGAのソースコードはオープンにする。Linux、MSX OSもソースコードはオープンにする。オンラインのグループウェアを提供。情報交換と情報公開のプラットフォームにする。D4E社に協賛してもらってゲームソフトウェアを安価に提供の予定。Cコンパイラを調整中。MSX BASICライセンス予定。CPUはARMとR800。

#143 次世代MSXとIoT MSX

2018-08-07

次世代のMSXを開発している。CPUはARMとR800。FPGAの上で何にでもプログラムできるハードウェアでRaspberry Piと同じ大きさの基盤にした。年内に発表したいと思っている。名前は未定。

IoTの分野とMSXとの接点は、ワンチップでMSXと無線通信機能を一体化した5ミリ角のシリコンチップのダイを開発中である。来年の秋ぐらいまでに発表したい。組込用のコントローラーとして。

#127 IoT近況

2018-01-23

早いものでIoTメディアラボラトリーを引き受けてから9ヶ月がたった。看板にIoTということをうたって研究組織を運営していて、新しく気が付いたことがたくさんある。それらについて考えてみたい。

IoTをやるならAIは必須である。AIをやるならスーパーコンピューターも必要。

AIと世間でいわれているものは複雑なプログラミングが多く、本質的なAIではない。クラウドで動くAIは知識と知恵のエンジニアリングであると考えられる。

IoTのキラーアプリは人に関係する部分であろうと思われる。コンピューターもパーソナルになって「パソコン」。電話もパーソナルになって「スマホ」。IoTはパーソナルな情報をハンドリングする道具になるだろう。直接的には「バイオメトリクス」という生体情報の収集が大きなアプリケーションになるようだ。あと人に関係するものでは、住宅が賢くなる、いわゆる「スマートマンション」が大きなテーマになるだろう。 これよりも大規模な応用はすぐには考えることが難しい。多くの人たちを巻き込んだIoTハッカソンをやりながら探していこうと考えている。

ラズベリーPiというワンボードコンピューターを講義や演習で使っている。爆発的に普及してきたが、類似品でもっと進んだものも出てきた。今から20年前、米国の大学で100ドルコンピューターに取り組んでいたが、2018年は10ドルコンピューターの時代になると思う。私のオリジナリティを入れた10ドルで動くIoTコンピューターを作ることにした。あと同時にせっかくだから1ドルコンピューターにもチャレンジしてみたい。今年の4月からの研究テーマを現在準備中である。

#109 我々は何故パソコンとスマホで負けたのか

2017-06-19

一番大きなミスは、OEMで台湾にパソコンの生産を委ねてしまったことであろう。台湾の生産拠点は今や中国に変わりつつある。IBMはさっさと中国のメーカーにパソコン事業を売ってしまった。自分の技術でパソコンを造ると言うことを日本は早々とあきらめてしまったのだ。それをしなかったのが東芝とパナソニックである。富士通もニッチの小型パソコンで頑張ったが、もはやボロボロである。商品の差はシステムLSIをどうするかと言うところになる。このシステムLSIを外部から買う限り競争のための特徴を持ったパソコンは作れない。
あとはメモリーをどう安く買うかである。完全受注モデルを作ったDELLやHPはビジネスはうまくいっている。在庫ロスがないということと、必ず利益が確保されているというとが成功の理由である。こういうビジネスモデルを造らないで台湾から買うという決断が日本のパソコンの敗因である。

スマホの敗北
一時は電機メーカー全部が携帯電話を作っていた。今はauと関係のある京セラだけが日本で作っている。スマホはアップルと台湾、中国メーカーがほとんどである。インドのメーカーだけがインド国内を狙って自前で作っている。あのマイクロソフトでも莫大なお金を使って挑戦しているが5%のシェアも確保できていない。スマホはOSとハードを考えるとOSによって商品が決まるといってよい。つまりスマホはIOSのアップルかアンドロイドのグーグルかWindowsのマイクロソフトの競争になる。スマホの方が日常生活のメインになりつつある今日、パソコンOSの王者マイクロソフトの優位は崩れつつある。これからもっともっとパソコンとスマホがクラウドにつながり、机の上とモバイルが連動することが当たり前になったときにどのOSのペアが主流になるのかが問われる。
日本はスマホを造ることができずに携帯ばっかり造っていた。そして携帯の開発は大手が全て下請けに造らせていた。携帯でも技術は社内に残っていなかったのである。
結局行き着くところはソフトとハードの技術のできるだけの内製化と自社生産ではないだろうか。ソフトはOS。これは買ってくるしかない。アップルはOSを売らないから、アンドロイドをライセンスして貰ってハードを造る。液晶とシステムLSIと充電池をできるだけ安く調達することが価格に直接の影響がある。
これらの失敗は誰の責任なのであろうか。それはモノを造るということの本質が解っていなかったメーカーの経営者にあると言わざるを得ない。目先の利益確保のためにOEMに頼ってしまった決断が間違っていたのである。
日本は今からでも自前の「ものつくり」の路線をあきらめないで、そういうことができる技術者の養成を進めなければならない。パソコンもスマホももう一度日本で造るのだという決心をしなければならない時が来ているのではないだろうか。

#103 ガラケーとスマホの共存

2017-04-25

マイクロソフトがWindows mobileでちゃんとしたスマホを出すまでと、スマホについては全機種持っているが
使ってこなかった。でも、そんなことを言っていられないので、日常持ち歩いてスマホを使うことにした。アップル、Android、Windows mobileと順番に使っているが、パソコンと連動ということを考えるとAndroidが便利だと思っている。スマホで写真を撮ってその写真が直ちにクラウド上にあがってデスクトップのパソコンからイメージを編集することができる機能がたいへん便利である。ガラケーの方は身近な人からのメールだけにしておいて、パソコンのメールはスマホでみている。どうしてもすぐに返事しなくてはならないメールにだけスマホのキーボードから返事をしている。と、いえば私の使っているスマホはBlackberryであるということはお分かりだろう。私のスマホとガラケーの使いようは何年か前のオバマ大統領と同じようになっている。実はBlackberryの一世代前の機種も持っていたが、クラウド連動がもう一つだったのであまり使わなかった。アップルのスマホiPhoneは確かに便利で洗練されているが、メインのパソコンがmacの人に向いているのであろう。もちろんMac OSの上にChromeブラウザを動かしてAndroidとの連携もできるが、やはりMac OSとiOSの連動は日毎に進化していくであろうから、MacはiPhoneと続くのであろう。僕のようにメインのパソコンがWindowsであるとGoogleの環境を使ってスマホと連動するのがいいのだろう。Blackberry現行モデルでいいから Windows mobileを搭載してくれればいいのだが。

#87 コンピュータ博物館事情

2016-10-14

シリコンバレーにあるコンピューター歴史博物館にいった。この博物館は今から30年前にボストンではじまり、その後場所を転々としながらやっとシリコンバレーのマウンテンビュー市に落ち着いたということであった。館長にお目にかかれる機会があり、コンピューター博物館の運営についていろいろと意見交換をした。まず、かなりの大きさの博物館を設立するために100億円くらいのお金がかかったそうだ。この100億円のお金はコンピュータービジネスを成功した一般人からの寄付で賄われているという。もちろんビルゲイツも約20億円ぐらい寄付したそうだ。コンピューターミュージアムというより、シリコンバレー博物館というような様子であった。年間約10億円の収入があり、その金額で運営されているという。3分の1は入場料収入、3分の1は設備賃貸し収入、3分の1は寄付だそうだ。アメリカにはワシントンDCにスミソニアン協会という世界一の博物館協会がある。これは別格中の別格。その他にコンピューター博物館はそのマウンテンビューのものがあり、また、規模は小さくなるが、シアトルにもMicrosoftの創業者の一人であるポールアレンの作った生きているコンピューターの博物館というのがある。これは歴史的なコンピューターを修理して動くようにして、歴史展示してある。

日本にもコンピューターの博物館が欲しいと思った。インターネットのウェブ上で情報処理学会が作っている仮想ミュージアムというのがあるが実際のコンピューターを集めたミュージアムはまだないと思う。日本はこのような博物館を作るとしたら、まず国にお願いをしなければならないのかもしれないが、もしそのようなものを作るなら、大型コンピューターやパソコンだけでなく、ゲームマシンや家電、オーディオなども含めた総合的な博物館になればいいなと思った。先日電子情報通信学会の大会で札幌を訪れたときに、札幌でパソコン博物館を作ろうという動きがあると聞いた。その企画に私はただちに賛同して協力することを約束した。私のパソコンのコレクションも寄託してもいいと思う。いつか日本にコンピューター博物館がオープンする日がくることを願っている。

#76 Windows Mobileの追い上げ

2016-07-05

デルコンピュータがAndroidをやめるという発表があった。そしてそのかわりにWindows Mobileのスマホを発売するそうだ。デルに続いてHPも時間の問題でそうなるであろう。次の大きなステップはサムソンがWindows Mobileを搭載したスマホを発売するときである。もちろんAndroidに切り替えたブラックベリーもWindows Mobileに切り替えるのではないかとひそかに期待している。私は未だにガラケーを使っている。しかし、今にも壊れておかしくないくらいボロボロになってきたので、次のスマホはどうしようかと考えてブラックベリーにした。パスポートというブラックベリー最後のOS版とプリベというAndroid版のブラックベリーをサブとして使っている。私の評価は重いブラックベリーより軽いスマホの方がいい、ということである。これでWindows Mobile搭載機種が増えてくるとその中で一番軽いものを選んでメインの電話にしようと思う。あらゆるところからOneDriveとメールとカレンダーにアクセスできるのが大変便利である。でもひょっとしたらWindoews10搭載のスマホが自分にとって一番あっているのかもしれない。iPad miniを使わなくなったのも、Surfaceを持ち歩かなくなったのも理由は重いからであって、重さを克服して便利だという動機はなかった。最近第1世代のSurfaceを使うことがあって、これにはWindows10へのアップグレードのおすすめがでないので、中古価格が今ならあがっているような気がした。形が大きくなったWindows Mobileはこんな形になるのではないだろうか。

#69 中国のスパコンが世界一位になったと聞いて

2016-06-24

トップ500というスーパーコンピュータのランキングが発表された。日本はどんどん順位を下げている。日本の「京」の10倍の速さのコンピュータが、なんと、「京」の1/4の値段でできてしまった。1000億円以上かかった「京」に対してなんと中国は250億円で作ったという。富士通は「京」を作って大儲けしたのだと思った。中国のスパコンは中国のCPUである、ネットワークも中国、シャーシも中国、全て中国製である。立派なものだ。世界のトップ500のなかで中国のスパコンは167台、アメリカのスパコンは165台。1/3が中国製で、1/3がアメリカ製。日本は12台ぐらいのもの。中国が躍進したのはこの5年ぐらいだ。日本のスパコンがこんなにダメなのは、蓮舫の発言も原因のひとつだと私は信じて疑わない。「2位ではいけないんですか」というあの発言によって多くの科学者は団結して巻き返しをしたが、日本のスパコン1台を作ることはできたが、日本のスパコン熱をあの言葉が冷ましてしまったのではないか。この5年ぐらいに日本の国が、国策として行ってきたスパコンの事業にお金が出なくなってしまったことを、蓮舫一人の罪にするのはやりすぎかもしれないが、あの時蓮舫が政治家として言わなければならなかったことは「今の予算の半分で世界一になってくれ」という励ましの言葉ではなかったのか。

富士通は「京」コンピューターの部品を使ってオラクルのデータベースマシンをつくって世界中に輸出しているみたいだ。どこかのアナリストが富士通がいくら儲けたかを計算して、少なくとも儲けたお金の半分くらいを使って、中国のスーパーコンピューターを超えるくらいのものを作ってほしいい。

ずっとスパコン関係の研究開発をおやすみにしていたが俄然やってやるという気持ちになってきた。考えてみよう。

#66 ソニー、富士通、東芝のパソコン会社統合破談を聞いて

2016-05-17

そのうち日本製のパソコンがなくなる時代がやってきそうだ。日本製のパソコンにこだわる理由は全くなくなってしまった。ソニーのパソコンはいつも壊れた。東芝のパソコンはとても重い。富士通のパソコンはモバイルの方向性があって気に入っていたが商品としてのまとめ方に難があった。個性の塊みたいな集団が一つの企業としてやっていくということはできなかったということだ。

ではどうすればいいのか。選択肢は3つある。ひとつはSurface。もう一つはSurface Book。ビジネスでパソコンを使う人はこの選択でよいだろう。アーティストの世界は少し違うような気がする。美術系のアーティストも、音楽系のアーティストもMacである。つまりデュアルブートのMacBookがソリューションになるだろう。GoogleのChrome OSのパソコンも買ってみたが全然ダメだった。やはりウェブとかメールとかといった情報ユーティリティデバイスとしてのパソコンだけでは不十分で、アプリケーションが動いてなんぼというのがパソコンの本質なのであろう。

ではどうなるのか。私の無責任な予想であるが、デザイン中心のソニーには撤退という選択しかないのではないか。コンピューター命ということでスーパーコンピューターを開発してきた富士通はパソコンからは撤退しないであろう。東芝は今回のリストラのトップディシジョンでパソコンを残すか残さないかが決まるであろう。おそらく事業丸ごとどこかに売られるか、ソニーと東芝が一緒になるのか、といったところか。

#65 警察がリモートでGPS情報をゲットするようになると...

2016-05-17

報道によると警察の犯罪捜査目的で個人の所有するGPSデータをリモートで抜くことができるそうだ。
これに関して反対運動が時間の問題ででてくるであろう。でも抜かれるのはGPSデータだけではないと思う。カメラの映像やマイクの映像も含めて個人が所有するスマホはもはや電話会社やその背後にいる権力に乗っ取られているのではないか。だから私はこういうことに対して何か手を打たなければならないと思っている。このことにはじめて気が付いたのはケータイから110番をしたときのことである。ケータイから110番すると、自分でケータイを切ることはできない。電話は強制的につながりっぱなしになる。通報者を守るための機能であるかもしれないが、気分が悪い。そういうことが一切できないようなケータイやスマホを作れば売れるかもしれない。ベッドルームに置いたスマホがリモートで録音や録画を始める時代になったら気分が悪くはないか。音響的、工学的、電磁的に完全にシールドする箱にケータイをいれてから寝るということをしなければならないかもしれない。

#45 事業統合という撤退 東芝の悲劇、富士通の落胆、ソニーの諦め

2015-12-08

最近のニュースをみて久しぶりに椅子から転げ落ちようと思って、落ちてみた。

東芝が不採算分を切り始めた。日本のパソコン会社の中では一番ガッツのあった東芝がパソコンを外にだすという。前の前の社長の西田厚聰氏が昔担当していた事業だからなのだろうか。白物家電やテレビも売るそうだ。東芝の冷蔵庫、東芝の洗濯乾燥機は日本一の品質であると思う。東芝はどこよりも早く全録ハードディスクレコーダーを開発して業界を引っ張ってきた。そんな事業を売るなんて、そこまで東芝は追い込まれているのか。

富士通もパソコンで骨のある商品をどんどん出してきた会社だ。富士通ならではの特別なパソコンを数多く排出してきた。それらの背後には一家言をもつエンジニアが必ずいた。その富士通がパソコン事業を捨てるなんて…。スーパーコンピューターの京を作って、はたまた次世代の京を作ろうとしている日本の希望がパソコンやめるなんて。

とっくの昔にソニーに愛想をつかされたVAIOには同情しない。この10何年間に何台VAIOパソコンを買ったであろうか。ものすごい小さいの、小さく長細いの、薄いノート、大きなノート、タワー、オーディオ用の平置きパソコン、世界最初のオーディオパソコン。最初の一台を除いてみんな故障した。オーディオパソコンは今でも健在である。私はソニーのパソコンの凋落の理由はそのハードウェアの信頼性によるものであると考えている。

しかし、東芝のパソコンは未だに壊れていない。富士通のパソコンも壊れていない。それなのに事業撤退ということは何年も赤字が続いていたのかもしれない。それを東芝も富士通も公表してこなかったのだろうか。

VAIOパソコン会社と東芝のパソコン事業と富士通のパソコン事業が統合すると報道されている。社名はジャパンディスプレイにちなんで、ジャパンパーソナルコンピュータがよいのではないかと思う。IBMがレノボにパソコン事業を売却したときにがっかりしたことを覚えている。その後レノボを使ってきたが、レノボがスパイウェアを入れていることがわかり、レノボをやめた。今は古いIBMパソコンにWindows10をインストールして使っている。でもメインは自作のパソコンである。自分の欲しいデスクトップパソコンがない。DELLの標準品を欲しいかといったら、そんなものはいやだ。自分が欲しいパソコンは自分で作るしかないのだ。だからこれからできるジャパンパーソナルコンピューター会社にはぜひトップレベルのタワーパソコンを作って欲しい。必ず買う。もちろんSurfaceも使っている。LTEモデムのはいったSurface3は持ち歩きやすく重宝している。この前シアトルに行ったときにSurface Bookを使う機会があった。OSメーカーのマイクロソフトがパソコンに参入するときは、他のメーカーがパソコンから撤退するときなのであろうか。時代の移り変わりを強く感じる。しかし、1985年にマイクロソフトを辞めるときに私が言ったことはマイクロソフトのパソコンを作りたいということであったし、そのときはIBMやNECを怒らせてまでパソコンを作ることはできなかったが、それが30年後に実現しようとは、感慨無量である。

#35 Windows10の次は、Windows10 TVか?

2015-08-25

持っているパソコンにWindows10をインストールしまくって、その動作を観察している。昔のCPUでは ダメなようだ。Dual coreのプロセッサーが最小最低条件のような気がする。これからバグが続々と直されて完成されたものになっていくのであろう。Windows10の最大のポイントはMicrosoftがOSビジネスを変えようとしているということだ。OSを1枚売っていくらから、OSの使用料がいくら、という風にビジネスモデルの転換をはじめたということであろう。とりあえず、MicrosoftのWindowsがタダになったが、タダほど高いものはない。無料期間が過ぎれば、有料にする理由はクラウドにファイルスペースが確保されているからである。Google driveもOne driveも基本的には無料であるが、One driveはWindowsにお金をはらった人に対して無料であって、One driveが無料ということではない。Windows10の次の名前は、毎月使用料の取られるパソコン、つまりWindows365ではないか。そしていったんOne driveとMicrosoft IDで決済口座が設定されてしまえば、Windows mobileやWindows TVなど、いろいろなコンテンツがお試し無料で提供されて、Windowsなしでは生きていけないような生活になるのではないか。

Office365などもある。アプリケーションソフトをレンタルしてOne driveと組み合わせ、作ったファイルを預かるサービスである。ビジネスベースでWindowsは圧倒的な優位を持つ。WindowsとOne driveの力を使って、この発想をいろいろな分野に展開していくのであろう。まず最初はWindows10 mobile。ノキアの製造部門をリストラして、1兆円近くの損を出した。このことによってノキア以外のメーカーがWindows mobileを使ったスマホを本気で作るようになるだろう。同時に、Microsoftは税金を納めずに済む。税金を納めないですんだ分で1兆円はとりかえすことができる。Microsoftが本当に欲しかったものは、AppleとGoogleに対抗できる特許群なのであろう。Windows mobileのスマホをハブとして、USBやBluetoothやWiFiでぶら下げたいろいろな機器がこれからのビジネスを作る。コンビニのプリンターに行ってプリント、コンビニのカメラでスキャン、をはじめとしてありとあやゆるものがインターネットに繋がって、そのデータはOne driveに集約されるのであろう。MicrosoftのIOT戦略の要はRaspberry Pi用のWindows10である。Raspberry PiのWindows10を通してアクセスする先は、One driveである。One driveにアップロードした音楽をIOTメディアプレーヤーやブラウザでクリックしたら音楽が聞けてしまう。そういうIOTベースの新しい商品群が続々と生まれてくるのであろう。Appleのどこを見てもAndroidのどこを見てもこういった戦略はない。Apple WatchはiPhoneのリモコンとディスプレイであってそれ以上でもそれ以下でもない。Apple WatchがiCloudに直接繋がったときに次のブレイクスルーがやってくる気がする。

パソコンもスマホも、もはや独立した個体ではなく、クラウドと通信で繋がった端末になってしまった。テレビとパソコンとスマホがクラウドに繋がって、インターオペラビリティ(相互操作性)が完成したときにAppleとGoogleとMicrosoftのシェアが大きく変わるのではないか。そのときの勝者はAppleでもMicrosoftでもGoogleのような単一会社がすべての分野でチャンピオンになるのではなく、どこかのクラウドと、どこかのパソコンと、どこかのテレビとどこかのスマホと、どこかのWatchなのであろう。私が考える勝者の候補は、クラウドはGoogleとMicrosoft、パソコンはMicrosoftとApple、テレビはAppleとYoutube。スマホはAppleとMicrosoft。WatchはAppleともう一社新規ベンチャー、なのではないかと思っている。

そのポジションをアメリカと日本と韓国と中国が争っているのではないだろうか。ヨーロッパは買った会社からWatchモジュールの OEM提供を受けて、エルメスとかルイ・ヴィトンとか、グッチのようなブランドをつけて高い値段で売るのだろうか。

#34 アメリカの日本に対する盗聴を知って

2015-08-06

「日の丸安全携帯電話」でなんとなく考えていたことは真実であった。しかもdocomoの携帯電話の通信の秘密はアメリカに破られていた。 それを「アメリカと日本は同盟国なのに同盟国同士でも盗聴をされて文句はいえない」などと言いだす人も出てきた。世の中は私が思っているよりもはるかにタフなようだ。そこで私は提案したい。政府の要人と思われる人にそれぞれ通信担当の補佐官をつけてその補佐官には陸上自衛隊の通信部隊から専門家を派遣してもらうことにしてはどうか。総理大臣が防衛大臣に頼む、というだけで自衛隊はそれぐらいのことをすぐにやってくれるのではないか。でもそういう積極的な政策をとらないで、「日本政府は携帯はアメリカ政府に盗聴されているからなるべく使わないように」というおふれしか出していなかったりして・・・

戦場で使われている通信システムは暗号化されている。特に米軍とNATO軍の暗号システムは共通で暗号鍵を変えることによってそれぞれのグループ内でしか通信できないシステムを構築できる。軍用トランシーバーには周波数ホッピングがつけられ、1秒間に数千回から数万回の速度で通信に使用する周波数を変更することができるようになっている。このホッピングの仕方を作戦毎に毎日変更している、と聞く。暗号を解くよりもこの周波数ホッピングを解くことの方が困難なのだろう。日本の軍用通信はどうなっているのであろうか。まさかアメリカのシステムを導入していないことを望むが、一応同盟国ということで、通信設備は同じ物をつかっているのではないか。表向きにはホッピングのキーを使えば、盗聴はできないとなっているのであろうが、マスターキーを使えば全部ダダ漏れになっているのではないか。日の丸通信企業が作った日本独自の暗号化システムを持った通信システムが必要ではないか。警察無線もそういう暗号化がされている必要があるのではないか。

現在こんなに広く浸透している携帯電話のインフラを使わずに政府が通信システムを構築することは困難なのであろう。よって通信担当の補佐官の背中に軍用通信機を背負わせ、首相や官房長官や大臣の横について回らせることは無理だ。結局残された方法は、携帯電話と携帯電話同士が毎回電話がかかったあとに暗号化セッションを貼り暗号化通話をするしかない。その暗号化のアルゴリズムは米国の決めた暗号システムではなく、日本独自の暗号化システムであることが必要がある。できれば暗号の解読に何十年もかかるような強い暗号であればよい。しかし、いったんこの暗号が悪人の手に渡り悪人同士が犯罪の話をするために使い始めたら困ったことになる。だから暗号システムというのは普通の人が暗号を解こうとするれば時間がかかり、マスターキーを使えば、瞬時に暗号が解けるシステムである必要があるのだ。docomoはそういうシステムを開発しなければならない。こんなに便利な通信システムが使われている現在、分、秒を争う国の政策決定が有線電話や手紙に逆戻りするようなことがあってはならない。

#33 One drive, one mobile, many PCs

2015-07-18

パソコンをWindows 8.2に切り替えてから数ヶ月が経った。ケータイもWindows mobileにした。便利である。この便利さはAppleでは得ることができない。この便利さはGoogle以上のものがある。 よって自分がこれまで考えてきたWindowsとクラウドによるパソコンとモバイルの統合はうまくいくと思う。またMicrosoftがそれを一番大切なシナリオとして位置付けているのがよくわかる。Windows mobileで写真を撮りまくってパソコンに戻ったときにパソコンのOne driveにすでにアップロードされている。これまでこんな便利なことはなかった。ケータイの写真を探して、ケータイの写真が本体にあるのかSDカードにあるのか探して、メールで転送していた。それがノータッチで自分の机からアクセスできるようになっている。あとはPCスティックを買ってテレビに装着してテレビのスクリーンもパソコンとモバイルとテレビのスクリーンとが連動することが次の課題である。すっかりパソコンを持ち歩かないようになってしまった。

ニュースでMicrosoftが100%子会社のNokiaの社員を8万人くらいクビにすると書かれていた。そのニュースの記者はMicrosoftがケータイ電話ビジネスから撤退するのだと伝えていた。僕はそうは思わない。MicrosoftはNokiaのよくできるエンジニアだけをMicrosoftに移籍させ、開発部門を移籍させ、Appleのように生産は社外にすべて委託することを考えているのではないか。Nokiaブランドをやめて、Microsoftブランドのモバイルを売るのであろう、今もやっているように。消滅するのはNokiaの名前であって、同時にパソコンのようにWindows mobileをライセンスして、スマホを作りたい会社にはライセンスするのだろう。1兆円ちかいお金を使ってNokiaを買収した理由はケータイで出遅れたことを挽回するためのウルトラCであったのだろうが、一番の財産はNokiaの特許群なのではないか。この特許群を持つことによってAppleの特許とGoogleが持つモトローラの特許と互角に相互ライセンスすることによって、特許問題はなんとか解決する。あとは、最先端のケータイ電話の技術を持ったエンジニアが欲しかった。北欧に研究開発部門の拠点を持つことができたことはすばらしいことではないか。Nokia買収の価格を償却するというが、税金を払わなくていい分、キャッシュフローは助かる。賢い節税の方法ではないか。だから私はこれからMicrosoftが本気で中国や韓国のOEMメーカーで作った本気のWindows mobileが出てくると信じる。そのときに一般のユーザー、特にビジネスユーザーはWindowsスマホとWindowsパソコンの連動の価値に気がつき大きくスマホのシェアは変動するだろう。Appleのシェアが落ちるか、Googleのシェアが落ちるかは、Microsoftの攻勢にどう戦うのかということであるが、僕はGoogleのAndoroidがかなりのシェアを落とすのではないかと思う。 GoogleはおそらくまずGoogle driveのダンピングに踏み切るだろう。MicrosoftはGoogleのダンピングに対してどこまでも追従するであろう。Appleはビジネスユーザーよりもクリエーターのユーザーが多いのでしばらくは高みの見物になるであろう。

#32 日の丸安全ケータイ電話

2015-06-26

フランス大統領3人が盗聴されていたという。ということは、 ドイツの首相も盗聴されていたのであろう。ということは、イギリスの首相もやられているのであろう。...ということは、日本の首相も電話は大丈夫か? と思ってしまう。もともとアメリカの標準の暗号システムに準拠して使われている情報機器はアメリカ政府がもっている暗号鍵を使えばすべて解読される性質のものである。HTTPSという表示が出るたびに私は誰かにこの通信が解読されているのであろうな、と思うことにしている。昔NTTが開発したといわれる、日本製の絶対解けない暗号アルゴリズムを実装した安全なケータイ電話をdocomoが作ってくれないだろうか。日本政府御用達になるための条件とはなになのだろうか。KDDIの前身はKDDであり、その前は国際電信電話と呼ばれた。政府の外務省と世界中の日本大使館との通話はKDDIが担当していたという。その歴史を考えるとKDDIも有資格会社なのかもしれない。ソフトバンクが名乗りをあげてもいろいろいう人はあるだろう。結局日本の安全保障を考えた通信はdocomoに頼むしかないのではないか。そういうVIP、防衛省、警察、首相官邸用の安全なケータイ電話はどういう機能を持つべきなのか、ということを考えてみたい。一番必要なことはすべての通話が録音記録されていることではないだろうか。万一なにかあったときにパンドラの箱を開けることができるようなシステムにしておくことがヤバいことをケータイ電話で話さないようにする唯一の方法ではないか。昔アメリカ政府の高官と話をしたときに聞いた話だが、ホテルの部屋に畳4畳の強化プラスチックで作った電話ブースを持ってきていると言っていた。もちろん天井も床も付いている。部屋で組み立ててアメリカ本国との電話はその部屋の中から暗号電話で行なければならないということなのだそうだ。彼は大統領の補佐官であったが当時はそれを見てやりすぎだと思っていた。が、アメリカは当時から世界中を盗聴していたのだなぁと今更ながら思う。

#27 私のパソコン遍歴

2015-05-27

最初のバソコンはPET2001だった。次のパソコンはTANDYのTRS80だった。両方ともROMでBASICが入っていた。次にIMSAIのS100BUSのコンピュータだった。これらはみな8ビットのマイクロプロセッサで動くものであった。これらの経験がベースとなってPC8000を作ることになる。PC8000でPET2001とTRS80のレベルに追いついた感じがした。沖電気のIF800はディスプレイとプリンタとフロッピーディスクを一体化したパソコンであったが、それはそれまでのパソコンの総括みたいなデザインであったような気がする。このあとIBMパソコンを手がけることになって、基本的には沖電気のIF800を16ビットにしたマシンを作っただけであった。BASICしか動かない機械の限界をNECで感じていたので沖電気のIF800では8ビットのOSを搭載した。それらの考え方がIBMのパソコンで16ビットのOSとその上で動くBASIC、ワープロ、表計算という形で落ち着いてそれがIBMパソコンの爆発的な成功の元になったような気がする。それでもパソコンを本格的には使っていなかった。コンピューターにコマンドを入力することが嫌いだったからである。

ビジカルクという表計算ソフトウェアを作っていたパーソナルソフトウェアという会社がVISIONという名前のウィンドウソフトを発表したときに当時マイクロソフトの副社長だった私はびっくりしてこれ以上のモノを作らなければならいと覚悟を決めた。ゼロックスのパロアルト研究所に当時言われていた究極のパソコンALTOを見学に行った。チャールズ・シモニーというエンジニアが対応してくれて、聞けばワープロも作ったという。ただちにその場でマイクロソフトに来てくれ、と頼んだ。その関係でゼロックスがALTOをSTARという名前で商用化したときにフルシステムを導入した。このSTARのシステムが私のパソコンの原体験である。STARはスクリーン上にファイルフォルダとドキュメントを配置することができるようになっており、アプリケーションはワープロだけであった。STARにBASICや表計算を売り込もうとしたがゼロックスは聞く耳を持たなかった。ワークステーションとプリンタで一式1000万円くらいしたことを覚えている。私のWindowsのデスクトップはファイルが二次元的に机の上のように配置されたままである。

IBMのパソコンの仕事をしてからデスクトップではなくポータブルなパソコンを作りたいと考えた。グラフィックスの半導体を作ってソフトウェア互換性を持った液晶表示器を作った。今では当たり前になっているけれど。IBMがThinkPadという名前でノートパソコンを出してきた。黒いボディでキーボードの中央に赤いゴムキャップをトラックポイントというマウスポインタが印象的であった。以来ノートパソコンはずーっとThinkPadを使っている。IBMのパソコン事業がレノボに売却されたあともThinkPadを使ってきた。ThinkPadの特徴は、トラックポイントとハードディスクが脱着できるということであった。同じタイプのパソコンを複数台買ってハードディスクさえ変えればハードウェアが故障してもパソコンが使えるのがいいと思ったからである。ThinkPadのPCMCIAスロットに差し込むauのワイヤレスモデムもずーっと使ってきた。バッテリーをスタミナバッテリーにして複数本持ち歩けばどこに持っていってもインターネットの仕事環境が実現できるからである。ThinkPadが大きく重かったので、小さなパソコンにも興味を持った。ソニーが作っていた小さなVAIOシリーズはほぼ全部買ったが、スクリーンが小さすぎて使えなかった。GPSのモジュールをつけて地図のソフトを走らせてヘリコプターでGPS地図表示器としたこともあったが、ソニーのパソコンはほとんどが故障した。ソニーのパソコンが故障するたびにThinkPadを使っていて良かったと思った。

Windows XPの次にWindows VISTA、その次にWindows 7とどんどんWindowsが変わっていった。私は最近までCPUが速くなっても、Windows XPを使ってきた。なぜなら速いCPUで軽いOSを使うとサクサクして大変気持ちがいいからだ。しかしそういう世界もレノボのパソコンはアメリカ政府では使用禁止になったそうだ。BIOSにバックドアがついていて外からリモートログインをされてファイルを取られるということである。これが理由で私はThinkPadとの縁を切ることを決めた。

次のパソコンはSurfaceしかないだろう。この前後にiPad、NexusのPadを買ってみた。ホームページのブラウザとしてはいいけど、Windowsのデスクトップが欲しいと思った。だからSurfaceに決めたのである。Surface1を買った。Surface RTは友達が旅行のお土産にくれた。Surface1のキーボードをバッテリー内蔵型に変えてみた。重すぎた。ということで、4Kのスクリーンを使うことができるSurface3とドッキングステーションがでたときに、ThinkPadからSurfaceへの移行を決断した。今のところ使い勝手は大変よく複数のパソコン間で仕事ができる環境構築をしている。LTE内蔵のSurface3を買おうと思う。これをお持ち歩きのパソコンにして全部がWindows10になったときに次の方針を決めようと思う。やはり自分の使っているすべてのパソコンのデスクトップの同期と自前のセキュリティを強化したネットドライブの構築が次の大きなテーマになると考えている。

#24 WindowsとWindows Mobileの連携について

2015-05-08

今年になってからWindows Mobileを使うようになった。Windowsも8.1にした。しばらく使ってみての感想と改良への期待をまとめてみた。

ハードはモバイル1台とパソコン4台で計5つ。Windows Desktopがそれぞれ4つ、5つのModern UIを足して合計で9つのデスクトップ画面を記憶しなければならないのは苦痛である。持ち歩くパソコンと会社と大学と家のパソコン合計4台のパソコンのデスクトップがそれぞれ違う。ファイルはどこに置いたのかなぁとウロウロ探している。クラウドドライブにアップすればよいのだが、毎回そんなことはできない。アップするたびに誰かがチェックしているのかと思うと、気分が悪い。インターネットに繋がらない環境もある。ここのところをなんとか解決しないとパソコン環境は混乱を極める。iPhoneとiPadでは当たり前のどちらかにアプリをインストールしたら片方にも自動的にインストールされているという機器間のファイルとアプリの同期がこれから必要になるだろう。Modern UIはアプリをあつめて成立している。パソコンのデスクトップは私の場合、ファイルを並べてある。Windows Xpのデスクトップにファイルをたくさん並べていたからスピードはものすごく遅かった。でも、机の上にファイルやフォルダが並んでいて、ファイルをクリックするとアプリも自動で起動される。長年のこのジェスチャーになれていてた。私はアプリ中心のModern UIに違和感を感じる。

ではどうしたらよいか。すべてのデスクトップとすべてのModern UIをクラウドでシンクロさせることしかないであろう。どこの机の上にあってもどこのパソコンでもみれる。ということを、ファイルのプライバシーのセキュリティーとともに保証するしか、使い勝手はよくならないのではないであろうか。マイクロソフトのクラウドに接続すればそういうことができる、と言うであろう。グーグルも同じことを言うだろう。でも、アメリカ政府や警察庁が読むことができるクラウドドライブに自分のファイルを置くのは絶対にイヤだ。私は危険思想の持ち主の革命活動家ではないが、公安警察が自分のパソコンをチェックするのだけは絶対にイヤだ。それに日本政府が役所で使うパソコンがそうなってはいけないと思う。だから、自衛のクラウドストレージとそれぞれのパソコンとをVPNで結んでデスクトップとModern UIを同期させるアプリを作るしかないと思う。でもWindows 11か12かで、そういう機能がインストールされたらいいのと、願っている。

まとめると、自分でサーバと立ててグローバルIPアドレスをつけて自分の使う複数台のパソコンからそのハードディスクを共有するのと同じではないか思われるが、それは違うのである。共有するのはハードディスクではなくて、デスクトップである。デスクトップ上のファイルやフォルダの位置まで同期させたいのである。実はこれはハードディスクのデスクトップフォルダを共有してWindowsのデスクトップ表示ブラウザと結合すれば直ちに解決する問題であると睨んでいる。やってみようと思う。

そういうモノを欲しい人は僕だけではないだろう。スマホとWindows Desktopを連携するアドオンソフトを作って売るようなベンチャーをやってみてもいいかもしれない。

#22 ただのネットドライブなんて使わない

2015-04-28

Dropbox、Google Drive, One Drive, iCloudなどの無料のドライブのサービスがある。私は使わないことにしようと思う。自分でハードディスクをぶら下げたネットドライブでVPNで暗号化して自分で管理でき、他の誰にも見られないような仕事環境を構築しようと思う。そして、そのドライブをRAID7にして金庫の中に入れ、金庫からケーブルを引っ張り出してネットにつなぐようにしようと思う。なぜなら時間の問題で人工知能がネットドライブの内容をスキャンしてユーザーを分類して国民データベースに登録されるということは目に見えているからである。まずアメリカがやるだろう。その次にアメリカから指示をされた日本がやるだろう。国民背番号なんて社会ではなく、国民一人一人の思想管理まで政府はやるだろう、我々の承諾なしに。自分で自分を防衛するしかない。

盗聴された経験がある。昔NTT民営化の時に、NTTの分割についての論陣をはっていた。そのとき家の電話も携帯電話も盗聴されていたと思う。家にくる郵便も開封されていたと思う。警視庁にいって相談をしたら「あなたは心配しすぎですよ」と言われてるかと思っていたら、反対に「JRかNTTか郵政関係のお仕事をされていませんか」と言われた。「NTTの電話をやめて大切な話は電力電話を家に引いて、電力電話でされたらどうか」と言われた。警察はこの日本でどういう盗聴、無断検閲が行われているのかを知っているようだ。そういう組織暴を告発しても誰もなにもしてくれない。自ら知恵を働かせて自分を守るしかないのだ。昔アスキーで暗号アルゴリズムの開発をしていた。スーパーコンピューターでも解き難い暗号システムを完成させたが、アメリカのコンサルタントに「やめたほうがよい」と言われた。なぜなら、「本当の暗号とはマスターキーを使えば一瞬にして解読ができ、マスターキー以外ではたとえスーパーコンピューターでも解読できないのがよい暗号システムだといわれている。当事者だけしか解読できない暗号はダメ」と言われた。郵政省の参与に任命されて標準化国際会議に参加するためにワシントンD.C.に行ったことがある。そのときに受けた注意は「たとえ公衆電話であってもホテルの電話であっても、どんな電話でも録音されているからそのつもりで」と言われた。このように世の中はずいぶん前からハッキングされていたのだ。それもハッキングが好きなハッカーによってではなく、仕事としてそういうことをやる人たちに。

データを守るには、
1、物理的に守る。つまり、パソコンを取られないようにしなければならない。パソコンを金庫に入れておく必要がある。その金庫は持ち出せないようにしなければならない。
2番目、電子的に守る。強力なパスワードをかけておく。
3番目、データの窃盗は、刑法で窃盗にあたることを認識してもらう。
4番目に、他人のデータを盗むことは道徳に反することをアピールすることではないか。

盗聴、盗撮、盗アクセスが情報戦において最高の戦闘であることは疑いない。そういう権力者の暴挙は止めることはできない。しかし、見ざる、言わざる、聞かざるを実践することが我々一般市民のそれに対する無言の抵抗になるのではないだろうか。日本は他の国に比べて比較的平和で安全な国ではある。

#20 アップルのiPhoneユーザー囲い込みのギミックだったApple Watch

2015-04-24

Apple Watchを買ってしまった。しまった!

Apple WatchはiPhoneがなければ使えない。普段使っていないiPhone 6を出してきて充電してApple Watchのイニシャライズの画面の写真を撮らないとペアリングができないようになっている。なんかおかしい。ガラケーとiPad miniとWindows Mobileとを普段は使っているのでiPad miniを持ち歩きながらApple Watchで電話ができたらいいのにと思っていたが、それは夢のまた夢であるみたいである。アップルはiPhoneにしか今のところApple Watchを繋がせないようだ。そこにアップルの意図を感じると言ったら言い過ぎだろうか。

つまりこうだ。iPhoneのユーザーにApple Watchを買わせてiPhoneのワイヤレスリモコンのように使わせる。iPhoneの新しい機種が出たときに買えばApple Watchは継続して使えるのであろう。しかし、iPhoneを裏切ってANdroidやWIndowsMobileに乗り換えたら、Apple Watchは重いブレスレッドになってしまう。新しいApple Watchが出てもApple Watchは、永遠にAndroidのタブレットや、Windows Mobileには繋がらないだろう。アップルに勤めていた人がやめて、繋げられるソフトを作ったら訴えられるだろう。とにかくiPhoneを持っていて新しい物好きでApple Watchを買う人たちを永遠に逃がさないための小道具なのであろう。でも私はこの戦略は間違っていると思う。Apple Watchは、iPhoneだけでなくAndroidや、iPad、Windows Mobileなど、すべての機器につながり、デジタルリモコンとして使えるようなものになるべきではなかっただろうか。そういう機能を持った競合製品が半年以内で出てくるであろう。 アップルはiPhoneだけにしか繋がらないということで将来の競争相手を作ってしまったことになるのではないか。

とりあえずiPad miniと繋がって電話ができるようになったソフトウェアのアップデートを希望する。アップルのMacが少数派だから好きだったのに、すべての人にApple Watchを買わせようとするアップルは好きになれない。ということは自分はマイノリティーということか。時計なんてバラエティがあって当たり前なのに色や材質だけ差別化した同じ時計はしたくない。明日ハンズに行ってサイズの合う時計工具を買ってきてApple Watchをバラしてみることにした。そのうち中身を入れかえてAndroidに繋がる基板がキックスターターで提案されたりして、即買いたいと思う。

#19 とうとう4KとSurface3に引っ越し

2015-04-14

今日は記念すべき日だ。IBMのThinkPadと2Kのディスプレイを捨てて、Surface3とドッキングステーションと4Kディスプレイに引っ越した。4Kディスプレイはたったの8万円だった。40インチである。それを使ってこの原稿を書いている。ディスプレイのブランドは「Philips」である。どこ製かと調べてみたが、予想通り中国製であった。中国のメーカーにPhilipsが指定した仕様で作られた4Kのモニタである。韓国製の湾曲したモニタも1台買ってみようと思う。スクリーンの左右に目を動かすときに疲れなくてよいかもしれない。日本のシャープやソニーのモニタは値段が高すぎてとても買えなかった。ここら辺に日本のメーカーがコンシューマー市場で売れない理由があると思う。

1985年にMSXの次世代を議論していたときにHDTVにパソコンのビデオ出力をつなぎたいとソニーのひとに言ったら「そんなことはありえない」と言われた。あれから30年たつのだ。

1992年にMITでアナログのHDTVではなく、HDTVはデジタルでやるべきだと提言した。そのときにインタレスではなく、2000×1000でプログレッシブでDCTベースのコーディングがこれから世界標準になると発言した。図らずも私の予測は実現した。

2000年にIBMのノートPCを買って、ドッキングステーションを繋いでPCIのMATROXを基板を繋いでHD1920×1080のディスプレイを繋いで使ってきた。以来ThinkPadは3回くらい代替わりをしたが、Windows XPを使い続けてきた。CPUが速くなって軽いOSだからスピードが抜群に速い。途中横長のディスプレイを縦長にした。そうしたらA4フルページのディスプレイがきれいに表示されたので、とても気持ちが良かった。ウィルス駆除ソフトの期限が切れて、ウィルス駆除ソフトが悪さをして、WindowsXPのスピードが下がってしまった。もはやこれまでと思い、サブで使っていたSurface3をメインのシステムにすることにした。

2015年のこれからSurface3とドッキングステーションと4Kのディスプレイの組み合わせにクラウドを連動させ大学と高校と会社と家と新幹線とクルマの中、どんなところにいてもシームレスにすべての情報にアクセスできるような環境を構築していきたいと思う。新幹線の中ではさすがに4Kのディスプレイではなく、Surfaceであるが、4KのSurfaceがはやく出てくれたらいいのになぁ、と思う。名前は「Surface4K」と勝手に期待している。このシステムにノキアの一番安いWindows Mobileを連動させてみようと思う。

パソコンとスマホの割合が2012年の12月の末に逆転してから1年少しになるが、パソコンはスマホに負けたのかという話があるが、パソコンとスマホを比べることがおかしいと思う。パソコンは情報を生産加工するデバイスでスマホは情報を消費するデバイスではないだろうか。すべての消費者が生産者でもある、というのが本来の姿ではないかなと思うが、消費だけする人と、生産と消費をする人の割合がどのくらいで落ち着くかということが注目される。サイレントマジョリティとは何パーセントのことであろうか。メールを書くということとTwitterで発信するということは違う。LINEが流行っているというが、スレッドを自動的に分けてくれるメールソフトはLINEと同じようなインターフェースになりつつある。今のところLINEもTwitterも大嫌いだ。

#15 私の予測するWindows 10とWindows Mobileのシナリオ

2015-03-18

Windows 7とWindows 8のユーザーに対して、Windows 10のアップデートを配るという発表があった。スティーブ・バルマーが社長をしていたことのマイクロソフトなら決してありえないはんだんであり、新しい社長になってこそ可能となった戦略なのだろうと思う。すべてのユーザーベースをWindows 10に誘導し、クラウドビジネスをさらに推進しようと考えているのだろう。どうもアメリカには「10」という数字に対して特別な思いがあるようだ。 「10」というのは、超セクシーで美しい女性、満点美女という意味のスラングである。だからWindowsも完成に近づいたOSとして、9を飛ばして10になった。Whindows 10は完璧なWindowsであるという気持ちが秘められている。

さて、WIndowsPCとAppleのシェアについては、インターネットのウェブアクセスのトラフィックから分析すると、Appleが10%くらいである。あとは、Windowsである。しかし、この90%くらいのWindowsは、Xpや、7、8など、さまざまなバージョンのWindowsであり、マイクロソフトのクラウド戦略の障害のひとうになっていた。これがWindows 10といういひとつの統一されたプラットフォームになれば、クラウドサービスとクライアントOSの最多のシステムとなる。

全世界のパソコンの8割や9割がいきなりwindows10ベースになったとき、多くのアプリケーションやサービスが間違いなくその上で展開されることになる。そのWindows10のユーザーインターフェースの「Moder UI」になれたユーザーが自然に移行していくのが、Windows Mobileになるのである。だから日本でのWindows Mobileの投入はWindows 10のリリースのあとであろう。AppleのiPhoneとiPadとMacの世界に生きている人もいる。AndroidスマホとChromeBookに生きている人もいる。マイクロソフトはパソコンのユーザーベースをテコにWindows Mobileのユーザーをじっくり増やしていきたいのであろう。そのときに鍵になるのは、パソコンのModern UIとモバイルのMdern UI、両方で動くアプリケーションである。これが、x86とAtomで両方動くバイナリを効果的に作る方法が確立されば可能になる。もちろんとっくにこのようなことは計算済みなのであろう。

スマホとパソコンがクラウドを経由して繋がったユーザーアプリケーションとは一体どのようなものなのであろうか。それは一つは、メールソフトがすべて統合されてfacebookのメールも、Gmailも、Hotmailもどんなメールも読むことができるメールソフトがでてくるであろう。されにWordやExcelなどのデータがクラウドにファイルされて、どこからでもファイルが見れることではないか。カレンダーにいろんなデバイスからアクセスできる。また、カレンダーをいろんな人と共有できる、などなど。ほとんどすべての生活環境の情報がModer UIやiOSやAndroidの上で動くようになるのであろう。そうすれば、そういうことを考えるAppleの次期OSは、iPhoneとMacのOSが統合されるのではないか。AndroidとChrome OSが合体したOSが出たとしてもGoogleの優位はあまりない。いずれにしてもマイクロソフトのWindowsとWindows Mobile、AppleとMac OSとiOS、GoogleのChrome OSとAndroidのこの3大OSメーカーの競争の中で必死に生き残ろうとしているBlackBerryの戦略も面白かったりする。

#7 パソコンスティックを買った

2014-12-17

40年近くホームコンピュータとはなにかを捜し求めてきた。1983年にMSXというパソコンを作った。数百万台売れたが若い人にしか売れなかった。パソコンが安くなれば一家に一台になるかと思ったが1万円になっても一家に一台にはならなかった。コンピュータを設計する人間として大きな挫折を味わった。電話やテレビのように一家に一台になるコンピュータとはどのようなものか、模索が始まった。答えばネットワークであった。当時はまだインターネットがなかった時代なので、電話回線に電子メールやBBSなどをつなぐぐらいであったが、80年代の後半に安いコンピュータとネットワークが繋がったものが一家に一台になる、一人に一台にになるコンピュータになると確信した。インターネットブラウザをはじめて見た90年代の始め、インターネットとパソコンの組み合わせがパソコンを一人に一台にする可能性があると信じてきた。

最近パソコンの上で動いているブラウザよりもケータイ電話の上で動いているブラウザの方が、インターネットのアクセス数が増えている。この現象をどう考えたらよいか。パソコンがケータイに負けたのか、WindowsがiOSとAndroidに負けたのか、見極めるにはまだ時間が必要であるが、パソコンもスマホとインターネットに繋がっている。次にインターネットにつながる端末としてテレビがある。2kのテレビや4kのテレビがたくさん売られるようになった。インターネットに繋がって映像を観る機能は付くようになった。インターネットのブラウザが搭載されている。しかしそれはどこまでいったとしてもテレビにブラウザが付いただけで、コンピュータの機能が全部そこにあるわけではないのだ。テレビと一体化したコンピュータとはどのようなものであるか、考えてみたい。可能性は幾つかある。Windowsの動くテレビ、Chromeブラウザの動くテレビ。3つ目はiOSの動くテレビ。この3つの商品の可能性がテレビの未来と言っていいのではないかと思わざるを得ない。

最近Chromecastというテレビアダプタを買った。5000円もしない抜群の商品で、テレビをYoutubeをみるのに最適な商品であるが、ほとんどのテレビはYoutubeを観る機能が付いている。だからChromecastの機能はChrome OSが動けばよいのではないか。また最近Windowsスティックも買った。中にWindowsパソコンがそっくりそのままはいっているパソコンである。Windows PCもこんな時代になったのかと考え深いものになったものだ。Windowsスティックを使いながら、 このWindowsの上にいくつかのキラーアプリが動き始めたときがネットTVがホームコンピュータに移行するときなのだと予測した。AppleはMacは送り手のプラットフォーム、iOSは受け手のプラットフォームという区別をしているが、Apple TVは、どこまでいってもTVであって、安いのだが売れないのでないか。iOSが動くApple TVのような商品があってもよいのではないかと思う。

#6 私の使っているパソコンとケータイ

2014-12-10

世界で200台しかないといわれているApple Iがオークションにかけられて予想落札価格が1億円という。1977年にサンフランシスコのシビックオーディトリアムのウエストコーストコンピュータフェアの会場で、スティーブ・ジョブズに、現金なら500ドルにしておくといわれたが、いらないと言ったことが昨日のことのように思い出される。

マイクロソフトで仕事をしていた経緯もあって自分が使っているパソコンはWindowsである。XPと7と8を並行して使っている。アタックされたくないのでXPはオフラインである。スマホはiPhoneとAndroid、タブレットはiPadとAndroid、Surfaceを使っている。なんでも使える環境にあって、自分は今までガラケーとiPad miniを使ってきた。なぜなら、一番電池の保ちがよく、重さが軽いからだ。 このふだん使いのガラケーとiPad miniを変えようと思い始めた。それは自分のワークスタイルをクラウドに移行させていこうという決心をしたからである。まず手始めにガラケーをスマホに変えたい。Amazonで海外からWindows mobileを注文して日本では絶対に盗聴されないdocomoのSIMを入れることにした。Surfaceは一番軽くて薄いSurface 3にする。ケータイとWindowsパソコンとの連携を追求するアプリを作ってみようと思う。

最近テレビに差し込むWindows PCスティックが発売された。初期ロットは即日完売ということだ。そのうち4Kのスクリーンをサポートする機種も出てくるであろう。そうしたらこれをクラウドにつないで、スマホとタブレットとTVがクラウドにぶら下がる。そこに順次仕事のベースを移行するようにやってみようと考えている。自分は国家安全保障や過激派とは何の関係もないし興味もないので、クラウドに置いてある自分のファイルを誰に見られても一向に構わないが、気分が悪いのでOneDriveやGoogle driveに頼らないで自分ドライブを作って少なくても日本国内でのパソコン使用については自前で完結するシステムを構築するのだ。

昔ビル・ゲイツにGoogle driveが出たときにWindowsの客がGoogle drive経由でMacintoshに逃げていくのが怖いと言ったことがあったが、Windowsの客はGoogle drive経由で、AndroidやChromeに逃げていくのであろう。Chrome OSでWindowsと同じ仕事ができるのか、実験してみようと考えている。

#4 パソコンはスマホに負けたか!?

2014-11-26

去年の年末にWebのアクセス分析を見ていて、アクセスの50%以上がスマートフォンになった瞬間を目撃した。それからこの1年パソコンとスマホの綱引きがいたるところで スマホの勝ちになり、この年末にパソコンはスマホに負けたことになる。しかしそれはあくまでも数においてであって、パソコンにはパソコンの役目が、スマホにはスマホの役目がある。パソコンは情報を作る道具である。スマホは情報をアクセスし消費する道具である。このスマホの情報消費装置が情報生産装置になったときがパソコンの終わるときであるだろう。スマホを使って小説を書いている世代がはじまっている。大学の卒論をスマホで書くのは時間の問題であろう。スマホに必ずついているカメラで写真を撮ってアップすることが当たり前になって、検索結果は文字よりも写真で探す方が便利である。

Chrome CastやApple TV、Amazon TV、などのようなテレビのHDMIに差し込むビデオスティックも各社お客の囲い込みのために安く発売している。パソコンのスクリーンを無線HDMIケーブル的にテレビに表示するものもあるが、インターネットに繋がった完全なスタンドアロンコンピュータ的な性格を持ったものも増えてきた。これにクラウドベースのアプリケーションが載れば、100ドル以下のホームコンピュータである。私がずっと欲しかったホームコンピュータはセットトップでもセットダウンでもなく、HDMIスティックだったのだ。

パソコンはスマホに負け、次にHDMIスティックの繋がったテレビに負けるであろう。しかしハードウェアとしてのスマホやデジタルテレビに負けたのではなく、パソコンの機能がクラウドに移行したというのがシステム全体を見たときの状況であろう。スマホやデジタルテレビが受信機としてだけでなく、送信機としてのアプリが盛んに使われるようになったとき世の中はクラウドとパソコンとスマホとタブレットとデジタルテレビがぶら下がった送受対称のメディアシステムが私の考える未来である。

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