nishi.org 西和彦のコラム

西和彦のエッセイ

#573 2022年の課題

2021-12-29

5つの分野に別れている。

1番目は、中学と高校。須磨学園は来年100周年なのでその関連事業が目白押しである。

2番目は、大学。大学の設置申請に向けて計画の立案と資金の調達が大きな課題である。

3番目は、次世代MSXのハードとソフトの開発と生産を実行しなければならない。

4番目は、この10年来開発を行っているオーディオ会社デジタルドメインの新製品の投入。

5番目は、建築関係の物流システムの設計、忍者ホテルのデザイン、大学のキャンパスのデザインなど。

やらなければならないことがはっきり予め決まっている年になりそうである。70まであと4年。あと4年充実した一日一日を過ごしていきたい。

#572 日本が月に行くなんて

2021-12-29

岸田総理大臣が日本は月に行くと宣言した。本人が発想したのであればこの人はケネディー並みの大政治家であろう。そうでなければJAXAに説得されて承諾したのか、ロケット屋か宇宙通信屋に唆されたのか、アメリカのNASAに100兆円くらいライセンス料を払う決心をしたのか。その本質が知りたい。結局は月へ行くという技術開発の日本の産業に対する波及効果を期待してのことなのだろうか。

#571 ARMとNVIDIAのこれから

2021-12-29

NVIDIAによるARMの買収が暗礁に乗り上げている。イギリス政府がやめておけと言っているみたいである。孫さんは困っているだろう。しかし、この話が潰れたら次に何が起こるのか考えてみた。

次はARMによるNVIDIAの買収が起こりそうな気がする。イギリスの会社であってもオーナーは孫さんである。だから孫さんがARMとNVIDIAが株式交換で同じことをする可能性があるのではないか。そのときイギリス政府は新会社がイギリスの会社なので何も文句は言えないだろう。アメリカは実質的な支配権がNVIDIAの大株主のCEOになるだろうから、文句はないだろう。孫さんはいくら儲かるかだけが重要だから、手取りが変わらなければオッケーだろう。親子逆転の経済ゲームが一丁上がり。

#570 初めてビルからクリスマスカードが来なかった年

2021-12-29

ビル・ゲイツは離婚した。最近の写真は同じものばかり着ている。シアトルのシャツと上品なカシミヤのセーターである。誰もビルの着るもののケアをしてくれないのであろう。もっとも家にはカシミアのセーターが100枚くらいあるからいいか。

ビルが結婚して以来僕は毎年クリスマスカードをもらう名誉な立場にいた。こちらの方はクリスマスカードを一回も送ったことがないのに。しかし今年はクリスマスカードが来なかった。それがなにか彼の置かれた状況を想像させ、悲しい気持ちだ。そういえば去年のクリスマスカードだけ家族の写真が4枚で子供たちが3人独立しつつあるということを示していたのであった。再婚して幸せになったらクリスマスカードはまた来るのだろうか。

#569 カーボンフリーの正体が見えてきた

2021-12-29

温暖化を止めようという世の中の動きがあるが、色々な事実を目にして、これはイギリスの日本と中国自動車産業叩き、フランスのミニ原子炉販売促進、アメリカのエネルギービジネスなどの本音のビジネスアジェンダであることが明らかになってきた。それよりも何よりも温暖化の事実と決めつけている学術的な成果を本気で検証する必要があるのではないか。

#568 新しい政府とマスコミ

2021-12-29

朝日新聞は安倍元総理と仲が悪かった。主義主張が違うという表向きの理由があったかもしれないが、本当の理由を想像してみる。朝日新聞の政治部の幹部はほとんどが東京大学法学部政治学科卒業である。一方安倍元総理はお金持ちの子息子女が通う私立大学出身である。これだけで朝日新聞が安倍元総理を馬鹿にする理由がある。しかしこれは朝日の立場だけではない。マスコミ全部と日本のインテリ全部がそう思っていたのではないか。アホな政治家がなにやってるという論調ばっかりではなかったか。しかし、そういうことをいう人たちは大きなことを見逃している。安倍総理は明治維新の主役の長州の出身であり、一族から総理大臣が岸信介と佐藤栄作と二人でて、父親の安倍晋太郎はもう少しで総理大臣になるところだった家の出身である。また議員に選ばれ、自由民主党総裁に選ばれてきた人だ。インターネットで業績が低迷しているマスコミの憂さ晴らしとして現政権を叩くエンターテインメントはいい加減にして欲しい。日本の政治家が日本のことを思い悩み苦しんでいる実態を正確に報道し国民と共有して欲しいと思うのは私だけではないだろう。

#567 米中の間を漂う日本と台湾

2021-12-29

この前テレビで米中の間で困ったことになっている台湾というタイトルの番組があった。日本国営放送が作ったもので、全く能天気な番組であった。なぜかというと台湾の困った状況が台湾の問題として捉えられており、日本は大丈夫的なスタンスだったからだ。米中の対立は不可避なものとして当然であるが、地理的に日本と台湾の置かれている位置は同じものであり、台湾の悩みと苦しみとリスクは日本にもまったく当てはまるものであるという認識が欠けている。中国が台湾は中国の一部であるという主張を続けているが、米国にとって日本は米国の自治領であるような扱いをこの戦後75年間されてきた。もっとも、米軍基地が存在する日本本土や沖縄は、基地が存在する限り中国の侵攻リスクが低いということもある。しかし6年以内に中国は台湾に侵攻すると米国は予測しているみたいだ。そのとき日本はどうなるのか。民間シンクタンクのシミュレーションが元防衛庁幹部や元外務省幹部と現職国会議員の参加を得て行われていた。なにも決まらない茶番劇であった。がっかりした。議員も何も決めないし、元外務省幹部はこの場に及んで平和と対話などと言っている。自衛隊幹部は諦めの様子。私は英国が香港を中国に返還したときのことを思い出す。香港と中国の国境から中国軍が九龍に目掛けて僅か数時間で侵攻してきたときのことを。平和裏であったが、国家主権の支配とはこのようなものかを思い知らされる記憶である。日本はこういう経験を過去にしている。663年に白村江の戦いで九州王朝は唐と新羅を相手に戦い負けている。その後、唐と新羅の占領軍が九州に侵攻し、九州を支配していたことを歴史から削除し、忘れ去ろうとしてきた。この侵攻によって九州の王族は奈良の飛鳥に引っ越しをしたわけだ。台湾有事で日本が中国と戦って負けると、おそらく沖縄と九州が中国にとられるだろう。その覚悟を持って台湾を守るという国民の意志があるのだろうか。75年間の平和は日本国民を平和ボケにし、韓国やイスラエルのような国防意識の高い国ではなくなってしまった現在、政治家も含めて中国にもアメリカにも馬鹿にされていることは間違いないだろう。歴史に学んで日本国民としてどうしなければいけないかが正に問われている。

#566 インターネットの学校より大切なこと

2021-12-08

インターネットを使った高校の企画をしている。それをしながら目の前にインターネットの問題点がたくさん出てきた。必要なことはインターネットの高校ではなく、インターネットも使った未来型の高等学校中学校がどうあるべきなのかを考えることが大切なのではないかと思うようになった。間違ってもどこかの学校のように生徒数が数万にもなる組織を作るのはいかがなものか。このまま行くと通信制の大学も作るのかなぁとお手並み拝見である。私は違った切り口の大学と違った切り口の中学と高校を考えてみたい。保守の枠組みの内での革新が大切だと思っている。

#565 アメリカと中国の狭間で日本はどうする

2021-12-08

アメリカが北京オリンピックを外交ボイコットするそうだ。オーストラリアもそうするみたい。ニュージーランドも、おそらくイギリスもそうするみたいではないだろうか。日本はどうするのであろうか。岸田首相は外務大臣でブイブイ言わせていた時があったから、自分で決めるという発言をされたみたいであるが、アメリカと中国の間で日本がどうするのかが興味深い。中国と北朝鮮と韓国とロシアとの日本の関係が問われているのだ。それぞれ個別にちゃんとした貸し借りの関係を築いて、中国と北朝鮮と韓国とロシアが連帯して日本いじめをしないような外交が大切なのではないか。

#564 ベンチャー成功者は宇宙へ行く

2021-12-08

前澤さんが宇宙へ旅立った。地球に帰ってきたら英雄である。なぜ宇宙へ行ったのかの本音が聞きたい。ベンチャーで成功した人はベゾスやマスクやブランソンやホリエモンなど皆んな宇宙志向である。彼たちの本音を分析してみたい。自分は宇宙へ行くよりも宇宙船を作りたい。目的と手段の違いか。

#563 水素ハイブリッドのシナリオ

2021-12-08

トヨタは何も言っていないが、エンジン、ガソリンハイブリッド、水素燃料電池、電気自動車の次に水素ハイブリッドをやっているのではないかと思う。マツダとの提携や、トヨタ社長の発言をみていると、水素ハイブリッドのシナリオは腑に落ちる。外部の者としてトヨタのシナリオを勝手に考えてみているところだ。

#562 CPUとGPUとマトリクスとFPGAの設計努力を無駄にしないでほしい

2021-12-08

世の中はIntel系とAMD系とNVIDIA系に別れてCPUとGPU、その他の覇権争いをしている。全部コンパチビリティのないシステムなので、ソフトウェア開発は別々に行わなくてはならない。この努力を共通化するための試みがはじまったところだ。興味を持って注目していきたい。

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