nishi.org 西和彦のコラム

西和彦のエッセイ

#561 来年の計画

2021-11-17

年の瀬が近くなってきて、来年取り組むプロジェクトの見直しをしている。私が来年本気で取り組むプロジェクトは次の通りである。

1、インターネット高校の展開
2、日本先端工科大学の設立準備
3、MSX次世代のハード開発とソフト開発
4、次世代(DRONE PORT付)物流センターの設計(顧客あり)
5、忍者屋敷、忍者ホテル設計(顧客あり)

このいずれもが、かなりの確度で実現するプロジェクトなのでとても楽しみである。

#560 ミサイルのキモは

2021-11-17

北朝鮮や韓国がミサイルを発射して、日本のマスコミは大騒ぎである。しかし、肝心なところの報道が抜けている。ロケットがどれくらい飛ぶということは大切なことであるが、そのロケットをターゲットに誘導するシステムはどうなっているのか、ということを私は再三指摘してきた(#538)。それにもっと大切なのは、ペイロードとなる爆弾である。小型核爆弾なのか、小型水素爆弾なのか、小型細菌爆弾なのか、小型化学爆弾なのか。そこのところがとても大切ではないか。日本の新聞やテレビ御用の軍事評論家はテレビでいい加減なことばかり言っているような気がする。最後に打ち上げシステムも大切だ。ほとんどは潜水艦と鉄道貨車から打ち上げるシステムになるだろう。固定サイロからの打ち上げは全面戦争になった場合に必ず狙われるからだ。戦略爆撃機の空中からミサイルを射出することも便利だ。高高度で敵地に侵入して爆撃機から射出することが高速ミサイルに対抗する手段としてこれから注目されるだろう。

#559 COP26の意図は何かを考える

2021-11-17

CO2温暖化反対に異議を唱えると、国際犯罪者扱いされてしまうのが昨今のことである。しかし、主導しているイギリスやフランスやアメリカの意図はCO2温暖化阻止ではなく、日本のガソリン自動車企業潰しとフランスの原子力産業振興やアメリカのマイクロ原子炉振興であることは明白である。私はとりあえずこの何十年間の国連気候変動枠組条約締約国会議のロジックの展開を検証することから始めてみようと思う。

#558 糖尿病の薬を変えたらインシュリン注射がなしになった

2021-11-17

もう20年以来インシュリンの注射をやってきた。今年はインシュリン発見100周年である。ところが糖尿病の薬を新しい薬に変えることによって、インシュリンの量を1日100単位からゼロにすることができた。ドクターはこの結果に驚き、「西さんの寿命は10年延びましたね」と言われた。インシュリン打ち続けていたらいくつぐらいでコロリでしたかと聞くと「75歳くらいか」と。あと20年85歳まで生きれるのであればこんなにありがたいことはない。ボーナスの75から85に何をするのかを真剣に考えてみたい。

#557 トヨタに水素EVハイブリッド車を出して欲しい

2021-11-17

NHKがテレビで次の時代の勝ち馬はEVかハイブリッドか水素エンジンか水素電池だと言っていた。トヨタの言っていることをそのまま聞いて番組にしたような感じである。なぜ水素EVハイブリッド車のことがないのだろうか。

ガソリンとEVハイブリッド車は大ヒットしている。トヨタの大発明である。ガソリンエンジンとEVモーターのいいところを組み合わせて売れているが、イギリスはハイブリッドもCOP26で殺そうとしている。ガソリンエンジンの出すCO2がよくないからだ。ならばCO2を出さない水素エンジンとEVのハイブリッドがいいのではないか。関係者にこの可能性について考えてみて欲しいとお願いをしたところだ。

トヨタが水素EVハイブリッド車を出せばテスラを抜くかもしれない。というのは私の希望である。

#556 デジタル百貨店にやってほしいこと

2021-11-17

TBSの夜のニュースで百貨店が命運をかけてVRなどのインターフェースでテレショッピングをやると言っている。僕はこんなことよりも、インターネットでなんでも言うことを聞いてくれる外商専門の営業部隊を拡充してくれることの方を望む。デジタル百貨店の最大の競争相手は、メルカリとヤフオクではないか。なんでも安い、なんでもある。これらに勝つためには親身なきめ細かいサービスではないだろうか。

#555 インターネットの高校がしたい

2021-11-10

コロナがこの2年間をまったく違う社会にしてしまった。高校でインターネットを使ったオンライン授業を1年半ぐらい進めてきた立場として、オンラインの高校ができたら良いのではないかと思っている。不登校やコロナなどに見事に対応でき未来を感じる学校にできるのではないかと思っている。

#554 国際政治のウソの建前とホントの本音

2021-11-10

昔国際政治を学ぼうとしていたときに、超有名な国際政治学者から、「西くん、国際政治なんてやめときなさい」と言われた。「なぜですか」と問うと、「国際政治は表と裏があって、アホな学者は表のことしか言わなくて、賢い学者は裏のことしか言わなくて、なおかつそんなことは証拠もないにもないので陰謀論と言われるようになって、虚しい」と言われた。私はその中で注目したのが地政学である。ウエストファリア条約以降の全世界的な地政学の本をほとんど乱読したが、いくら陰謀論といわれても、政治は各国の本音がぶつかり合う世界だと思っている。今はコンピュータの世界にいるが、時代についていけなくなったら、第2の専門としての地政学で本を書きたいと準備している。

#553 アメリカと中国の対立の行き着く先

2021-11-10

核兵器保有国同士は絶対に核戦争をしないというのは政治学の教科書に書いてある。MADというのだ。だからアメリカと中国は戦争をしないだろう。中国が戦争する相手は核兵器を保有しない国であろう。ところで戦争の理由はこれも政治学の教科書に書いてあるが2つしかない。1つ目は領土の取り合い。2つ目は相手国民の殺戮である。

中国の周りで核兵器を持たない国でアメリカのバックアップのない国の筆頭はフィリピンとベトナムではないか。フィリピンからアメリカ軍は出て行ったし、ベトナムはベトナム戦争を今でも引っ張っている。私は中国に対して国土で戦争が発生するとしたら南沙諸島、西沙諸島を抱えるフィリピンではないかと思っている。そして誰もフィリピンに味方せず、フィリピンは中国に負け、占領されて一巻の終わりになる危険性があると思っている。中国に向かって戦争をするというガッツのある国は他にはないだろう。台湾は攻め込まれたら間違いなくアメリカも関与して核戦争になって台湾は全滅させられることは明らかなので、台湾で戦争は起こらないと予測する。

中国とロシアと北朝鮮と韓国の結束に日本と台湾が如何に分断を仕掛けることができるかが問われる。10兆円ぐらいパパッと使って勇気のある政治家がやってくれないものか。でもやっているとアメリカからお金を使うなと横槍が入りそうな気がする。

#552 次は3党連立になるのでは

2021-11-10

自民党は単独過半数になったが、私はそうは思えなかった。自民党と公明党が合わさっても過半数が取れず、維新にお願いをして3党で連立をして、結果として維新の大臣も出現して、橋下さんが大臣になったりして、大暴れして、次はどういう仕組みかはわからないけれど、さらに上に行くようなことになるのではないかとドキドキしていた。民心は自民党を離れつつあるのではないか。ということに自民党は気がついていない。けれど自民党支持者は公明党に行かずに維新に行くのだ。文句ばっかり言っている立憲は時間の問題でダメだろう。自民党の極右と左の候補者は何か怖い。だから大阪はこの度の改革が成立したら、オール維新になってしまうのではないか。それが必ず全国に普及するだろう。あと2、3回の選挙ではっきりするだろう。

#551 情報エレクトロニクスの市場セグメントを考える

2021-11-10

パソコンはWindowsとMacがある。スマホはAndroidとiOS。ゲーム機はXboxとPlayStation。この3大分野はそれぞれ2強で分割支配されている。1強なのはポータブルゲーム機。NintendoのSwitchである。またIoT・組み込み分野はRaspberryPiが圧倒的多数を占めている。この7つの分野が大セグメントであると#444で指摘したが、第2のポータブルゲーム機、第2の組込CPUはなにになるのかが、興味深い。たかがポケットゲーム、たかが安物の組込CPUと皆が思っているうちに、この2つの分野がこれから大きく伸びるような気がする。

#550 AppleのM1は標準になれるのか

2021-11-10

M1に上位のCPUが加わった。M1 ProとM1 Maxである。評判はとても良くて、それぞれのアーキテクチャをサポートしてソフトウェアを作ろうという気概を持ったソフト会社が多いみたい。でもちょっと待て。M1のチップをそのままハードを叩いてサポートするようなことになったら、M1の将来は新チップが出るたびにそのサポートが追加されなければならない。今から数年後には少なくとも10種類くらいのM1 xxxをサポートしなければならくなるようになる。そんなのはおかしいと思う。M1がどう発展しようとソフトは一本書けばいいというふうな、OSの拡張が必要ではないか。Appleがそれに対応しないとARMやAMDがそれをするであろう。

#549 Intel vs AMDはどうなるのかを考える

2021-11-10

Intelが不調である。社長がクビになって、新しい社長が来た。しかし、新しい社長もやがて難しい立場に追い込まれそうな雰囲気になってきた。Intelが認識していないのは、今までIntelがやってきたAMDに勝つための乱暴狼藉が山ほどある。たとえば、AMDのチップを買ったパソコンメーカーにはIntelのチップを売らないとという脅迫などなどを告白して詫びることをしなければIntelのチップなど二度と売れないということをわかっていないことである。業界ではみんな知っていることなのに、なぜそれを誰も言わないのであろうか。武士の情けか、虐げられた顧客の絶望なのか。このケジメがないかぎり、AMDのチップしか売れない状況になっていくのではないか。自分のパソコンはWindowsは動いているが、Intelのチップは使ったことがない。絶対にイヤなのだ。

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